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Bethesda Softworksの成長を見てきた広報担当,ピート・ハインズ氏が勇退へ
— Pete Hines (@DCDeacon) October 16, 2023
元々はゲームジャーナリストとして活動していたハインズ氏が,Bethesda Softworksに入社したのは1999年のこと。広報なのに忙しいゲーム開発者たちに代わってインタビューを受けたり,ゲームイベントではエグゼクティブ・ゲームディレクターのトッド・ハワード(Todd Howard)氏とともにゲームの解説を行ったりするなど,同社の顔役として多くのゲーマーにはおなじみの人物だろう。
「The Elder Scrolls V: Skyrim」や「Starfield」のローンチの際には,「仕事や学校に行けなくなる」という声が相次いだことから,バレそうでバレなさそうなジョーク混じりの“公式休暇届け”を発行してみたり,2013年に「Fallout」シリーズ最新作に対するフェイクニュース(関連記事)が出回った際に,何も発言しなかったBethesda Softworksを多くのファンが責めたところ,その最前線で対応して「広報ってのは“肉の盾”だからね」と自虐的な名言を残したりして,さらに多くのゲーマーに慕われることになった。
そんなハインズ氏だが,「Starfield」のリリースをもって,自分のキャリアにひと段落が付いたと考えての離職とのこと。Xアカウントでのメッセージには今後の活動などについては触れられておらず,その文面からは完全退職する意向であると思われる。Xアカウントで公開されたハインズ氏のメッセージを翻訳しておこう。
これは決して別れではありません。Bethesdaとその人々に対する私の愛は決して揺るがず,私たちが成長させてきたこの素晴らしいコミュニティの一員であり続けることに変わりはありません。過去24年間に出会った何百,何千ものファンに感謝します。みなさんのエネルギーや創造性,そしてサポートは,私の旅において非常に大きな部分を占めています。皆さんと一緒に次の冒険を体験できることを楽しみにしています。
Bethesdaの素晴らしい人々,開発チーム,そしてスタジオで働けたことは,私の人生にとって最高の体験でした。我々が成し遂げてきたことすべてを誇りに感じており,これから彼らがどんなことを成し遂げていくのかを本当に楽しみにしています。
皆さんに愛を。ピート」
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