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「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」公開40周年記念イベントレポート。森川智之さんと金田明夫さんが,思い出と未来への希望を語る
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印刷2023/05/09 19:34

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「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」公開40周年記念イベントレポート。森川智之さんと金田明夫さんが,思い出と未来への希望を語る

 2023年5月4日,TOHOシネマズ日比谷にて,「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」公開40周年を記念した特別イベントが行われた。
 本イベントは,「スター・ウォーズ」の名セリフ,「May the Force be with you.」(フォースと共にあらんことを)にちなんで公式に制定された,スター・ウォーズの日である5月(May)4日(Force)に行われたもの。会場となったTOHOシネマズ日比谷では,日本では初となるデジタルリマスター版「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」が上映され,「スター・ウォーズ」グッズを身につけたファンや,作中のキャラクターに扮したコスプレイヤーなど,ディープなファンが集結。

 上映前には「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」からオビ=ワン・ケノービの日本語吹き替えを務めている森川智之さん,ボバ・フェット,ジャンゴ・フェット,そしてストーム・トルーパーたちの日本語吹き替えで多数の「スター・ウォーズ」作品に携わっている金田明夫さんによるトークセッションも開催された。

森川智之さん(写真右),金田明夫さん(写真左) 。ちなみに森川さんが持っているライトセイバーは,「さまざまな空港の税関を通過してきた」本人の私物とのこと
画像集 No.001のサムネイル画像 / 「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」公開40周年記念イベントレポート。森川智之さんと金田明夫さんが,思い出と未来への希望を語る

 トークセッションは,司会のDJ TARO氏からの「おふたりにとっての“スター・ウォーズ”シリーズとは?」という質問からスタート。これには二人とも「ライフワーク」と即答し,森川さんは「元々ファンから始まって,いつの間にかオビ=ワン・ケノービになっていた。暗黒面に堕ちずに(声優業を)がんばってきた甲斐があったと思います」と続け,金田さんも「スクリーンでスター・ウォーズを見た時に,すごい映画だなあ,こんな作品に携われたらなあと思っていたら,突然2002年ぐらいに(日本語版吹替の)お話をいただいて。それから20年もずっとやらせてもらっている。本当に幸せです」と,自身の「スター・ウォーズ」シリーズとの関りを感慨深げに語った。

 続いて盛り上がったのは,40年前に日本で上映された際“ジェダイの復讐”だったエピソード6のタイトル変更についての話題だ。まずはDJ TARO氏が「アメリカでは公開直前に“Revenge of the Jedi”から“Return of the Jedi”にタイトルが変更された」と,公開当時の流れを知らない来場者向けに説明。

 当時は高校生だったという森川さんは「我々の世代は“ジェダイの復讐”で刷り込まれてますよね。つい復讐と言っちゃう」と述べた。一方金田さんは「当時はサブタイトルを気にしたことはなかった」と話し,それよりも1作目が公開された際に「この映画は実は1から6まであって,いま見たのはエピソード4。全部終わるのは20世紀の終わりぐらい。なんだそれは!?」と,シリーズの壮大な構想に衝撃を受けたと語った。

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 会場がTOHOシネマズ日比谷ということもあり,1980年代に「スター・ウォーズ」の聖地と称されていた,日劇(TOHOシネマズ日劇。2018年に閉館)も話題にあがった。DJ TARO氏が来場者に「日劇でスター・ウォーズを見た人はいますか?」と尋ねると,多くの人が手を挙げていた。
 金田さんと森川さんは日劇での鑑賞経験はないとのことだが,スクリーンに映し出された日劇を見た森川さんが「看板がすごいですよね。当時はデジタルじゃなくて手描きなのにこの大きさ」と感嘆していた。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」公開40周年記念イベントレポート。森川智之さんと金田明夫さんが,思い出と未来への希望を語る

 エピソード4〜6の思い出話が落ち着くと,トークは未来の「スター・ウォーズ」についての話題へ。まずは2023年4月にロンドンで発表された,新作映画3本の概要が紹介され,登壇者のお二人がそれぞれ気になるタイトルをピックアップ。

 金田さんは「全部楽しみ」と前置きしつつ,「まずはデイブ・フィローニが監督するど真ん中を十分味わってから,過去やサイドストーリーを楽しみたい」と語った。一方の森川さんは,3本の中でもエピソード4〜6の約2万5000年前を描くジェームズ・マンゴールド監督作品がとくに気になっているようで,「戻りすぎでしょ!(笑)でもフォースの起源とかにスポットを当てるなら,エピソード1からジェダイを演じている僕なんかはすごく気になります」と期待を膨らませていた。

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 その後,2025年に開催予定の“スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025”にも触れられた。イベントについて森川さんは,「昨年,リモートでオビ=ワン・ケノービ役のユアン・マクレガーと話をする機会があって,その時にユアンからチャンスがあったらディナーをしようと言わた。彼が来日したらぜひ実現させたい」と語った。
 続いて,シリーズを通して多数のクローン・トルーパーを演じる金田さんは,「世界中からクローンファンを集めて,クローンサミットを開きたいですね。どのクローンが一番人気なのか人気投票もしたい」と,具体的な企画を提案していた。

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 スター・ウォーズ セレブレーションについての話題が終わると,「ジェダイの復讐」もとい「ジェダイの帰還」のデジタルリマスター版の上映のため,トークセッションは終了となった。最後に森川さんは「毎年“スター・ウォーズの日”が世界中で盛り上がっています。いまだ広がりを見せるスター・ウォーズの世界を,皆さんと一緒に楽しんでいければうれしいです。ありがとうございました」とコメントを残した。

 続いて金田さんは,「芸能生活で言いたかったセリフがふたつあって,ひとつは“I Love You.”と言ったレイアに,ハン・ソロが“I Know.”と返すくだり。こちらはまだ言えてないのですが,もうひとつの“フォースと共にあらんことを”をこういったイベントで言わせていただけるのは,ぼくにとっては誇りです。5月4日は自分にとっては大切な日ですし,この時間を一緒に過ごせたことを幸せに思います」と述べ,トークセッションを締めくくった。

「スター・ウォーズ」シリーズ公式サイト

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