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ゲームエイジ総研,7万人規模の“PCゲーム調査専用パネル”を構築。PCゲームユーザーは1052万人,潜在ユーザーは1126万人という調査結果に
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印刷2023/01/31 20:00

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ゲームエイジ総研,7万人規模の“PCゲーム調査専用パネル”を構築。PCゲームユーザーは1052万人,潜在ユーザーは1126万人という調査結果に

 ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファームを行うゲームエイジ総研は本日(2023年1月31日),7万人を超える“PCゲーム調査専用パネル”の構築と,PCゲームとエンゲージメントの度合いを測る指標「PC‐GUESS」(PC Game User Engagement Scale Segmentation)を作成したと発表した。

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 調査によると,PCゲームに触れたことがあるユーザーの数は1052万人,そのうち家庭用ゲーム機でもゲームを遊んだことがある人は479万人で,半分以上はPCゲームのみのプレイ経験者になっている。また,PCゲームの潜在ユーザーは1126万人にのぼり,現在のユーザー数と同程度の有望マーケットが存在するという。

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 PC‐GUESSは,調査対象の“PCゲームとの結びつきの強さ”を示す指標だ。これにより,「潜在ユーザーを含む調査対象の何割が,どの程度の関心を抱いているか」を導き出すことができる。調査では,全体の54%にあたる1172万人が,PCゲームへの関心があるもののエンゲージメント(関係性など)が低い“ボーダー”にあたる,という結果が公開されている。

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 それ以外にも,各サービスごとのユーザー分布などについても調査されている。詳細な調査結果については,以下に掲載したリリース文で確認しよう。

ゲームエイジ総研 公式サイト


【株式会社ゲームエイジ総研】
「PC ゲーム調査専用パネル」を構築
PC ゲームプレイ経験者は 1,052 万人
〜 潜在ユーザーは、プレイ経験者と同程度の規模の有望マーケット 〜

 株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)では、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行っています。

 弊社はネットリサーチに対応した調査用データベースを構築しており、今回新たに7万人を超える規模の「PCゲーム調査専用パネル」を構築しました。

 また、これにあわせ、PC ゲームとのエンゲージメントの度合いを測る指標である『PC‐GUESS(PC Game User Engagement Scale Segmentation)』を作成しました。この指標により、PC ゲーマーの市場の構造をウォッチできるほか、PC ゲーマーを対象とした調査を行う際の対象者の選定にも有効です。

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■PC ゲームプレイ経験者は 1,052 万人
 PC ゲームプレイ経験者は 1,052 万人となります。現在もプレイしている、プレイしたことがある程度というように濃淡はあるものの、規模としては 1000 万以上と、非常に大きいことがわかります。家庭用ゲーム機でゲームをプレイするゲーマーとの重なりを見ると 479 万人と、PC ゲームプレイ経験者の 45.5%は家庭用ゲーム機でもゲームプレイ経験があるものの、5 割以上が PC ゲームのみのプレイ経験者となっています。【図①】

 PC ゲームユーザーの性年代構成を見ると、男性 20 代と 40 代が多く 150 万人を超えています。男性が 69.5%、女性が30.5%と、約 7 割は男性となっています。【グラフ①】

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 また、直近 1 年以内で利用した PC ゲームのプラットフォーム/サービスでは、「Steam」の利用者数が最も多く、独自のタイトルラインナップを持つ「DMM GAMES」がそれに続きます。【グラフ②】

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■PC ゲーム潜在ユーザーは 1,126 万人
 この PC ゲーム調査専用パネルでは、PC ゲームプレイ経験者だけではなく、潜在ユーザーも確認ができます。今後 PC ゲームをプレイしてみたいというゲーマーは 1,126 万人となります。PC ゲームプレイ経験者と同程度の規模の有望マーケットが存在することがわかります。

 このように、PC ゲーム調査専用パネルでは、PC ゲームユーザーの市場実態把握のほか、新作タイトルのコンセプト受容性調査やニーズ/不満点把握のための調査、また、プロモーション施策を行う前の事前調査や施策後の効果検証など、様々な調査を PC ゲーマーと PC ゲーマー予備軍までをカバーし、効率的に行うことが可能となっています。

■PC ゲームとのエンゲージメント指標「PC-GUESS」
 コンシューマやモバイルゲーム市場と異なり、PC ゲーム市場は未成熟であると言えます。今回の PC ゲーム調査専用パネルの構築により、ゲームプレイ経験者や潜在ユーザーの規模がわかりましたが、実際にはゲームのタイトルやジャンル、調査のテーマによって、調査したい対象は様々です。

 そこで、PC ゲームとのエンゲージメントの強弱を測る弊社独自の指標を作成しました。この指標は PC ゲームプレイ経験者、潜在ユーザーをあわせた指標となっています。

 PC でゲームをしている PC ゲームプレイ経験者には「オンラインサービス/プラットフォームの認知/加入」「プレイ頻度」「課金状況」といった要素に加え、潜在ユーザーも含め「PC ゲームとの結びつきの強さ」といった心理的な要素を加味したセグメンテーションを作成しました。

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 最も PC ゲーム市場にコミットメントしている「イノベーター」は 253 万人(12%)であり、マーケットを牽引する存在となっています。それに次ぐ「アダプター」も 253 万人であり、500 万人で構成される「フォロワー」へつなぐ役割を担います。この3セグメントで 1,000 万人規模の市場となっており、今後のマーケット拡大のキーになる 1,172 万人という最大セグメントである「ボーダー」が控えています。

 上位セグメントからいかに下位セグメントにユーザーを拡大するかがセルスルー/ダウンロードの拡大には必要であり、ひいては PC 市場そのものを拡大できるかどうかを左右することになります。

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■利用がまだ少ないプラットフォーム/サービスほどイノベーターの利用率が高い傾向
 先ほどの直近 1 年以内で利用した PC ゲームのプラットフォーム/サービスを PC-GUESS 指標のセグメント別で見たのが【グラフ④】になります。

 いずれのゲームプラットフォーム/サービスでも、イノベーターの利用が多くなっています。最も利用されている「Steam」や次いで利用の多い「DMM GAMES」ではイノベーターの割合が利用者の約5割、アダプターが約3割、フォロワーが約2割の構成になっており、コアな PC ゲーマーからライトな PC ゲーマーまで広く利用されていることがわかります。

 一方で、3番目に高い「Yahoo!ゲーム」はイノベーター、アダプター、フォロワーの構成がいずれも約3割程度と、「Steam」や「DMM GAMES」と比較し、ライトな PC ゲーマーの利用が目立つことがわかります。「Steam」や「DMM GAMES」と「Yahoo!ゲーム」では、性質の違った PC ゲーマーであるということです。

 また、利用がまだ少ないプラットフォーム/サービスではイノベーターのシェアが目立ちます。「GOG.com」「Humble Store」「Green Man Gaming」「DIRECT GAMES」といった DRM フリーゲームの販売や KEY セールの利用者は少なく、このサービスのベネフィットを日本のユーザーが受け入れられるかどうかは今後注視していきたいと思います。

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 このように、PC ゲームユーザーを行動特性/今後のニーズ/エンゲージメントにてセグメントした結果、マーケットに及ぼす影響に違いがあることが分かりました。PC-GUESS は調査内容に合った調査対象を絞り込むのに有効な指標となっています。

 まだまだ発展途中の PC ゲームマーケットでユーザーを獲得していくには、これまでのようなコアユーザーや独特のニーズを持つファン以外にもライトな層や PC ゲーマー予備軍にもアプローチする必要がありそうです。

 ニーズを知るためにはリサーチを行うことが必要となる場合が多いのですが、未知のユーザー層の情報を得るにはユーザーサンプリングや企画設計が非常に大切であると言えます。ぜひ、「PC ゲーム調査専用パネル」また、「PC‐GUESS」指標を有効にご活用ください。

「PC ゲーム調査専用パネル」「PC‐GUESS」に関するご相談・お問い合わせはこちら
https://www.gameage.jp/contact/contact.html
03‐5464‐9208
担当:木戸/水本


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