「ドラゴンクエストタクト」の開発情報をめぐるインサイダー取引容疑で，新たに中 裕司容疑者を逮捕

　スクウェア・エニックスの元社員によるインサイダー取引事件（関連記事）で，東京地検特捜部は本日（2022年11月18日），ゲームクリエイターの中 裕司容疑者を新たに逮捕したと，各メディアが報じている。

　それによると，中容疑者はスクウェア・エニックスの社員だった2020年1月下旬頃，スクウェア・エニックスとオンラインゲーム制作会社「Aiming」が共同で開発を進めていた「ドラゴンクエストタクト」に関する重要情報を知ったという。中容疑者は，その情報が発表される前に，Aimingの株式およそ1万株をおよそ280万円で買い付けたとされる。

　逮捕容疑は，昨日逮捕されたスクウェア・エニックスの元社員である佐崎泰介容疑者と，知人の鈴木文章容疑者と同じく，金融商品取引法のインサイダー取引。3人とも，ドラゴンクエストタクトに関する情報が発表されれば，Aimingの株価が値上がりすると考え，株を購入したとみられている。