書籍「ゲームコンソール2.0」が7月20日発売に。Magnavox OdysseyからPS5まで，コンシューマ機の歴史を美しい写真でたどる

　理工学専門書の出版で知られるオーム社は本日（2022年7月1日），書籍「ゲームコンソール2.0」を7月20日に発売すると発表した。B5判312ページで価格は3960円（税込）。

ゲームコンソール2.0

　著者のエヴァン・アモス（Evan Amos）氏は，これまでに登場したさまざまなコンシューマ機を，高品質の写真記録として残す活動を続ける北米のカメラマンだ。アモス氏は，2017年に撮りためた写真をまとめた「The Game Console: A History in Photographs」を出版。2021年には増補改訂版の「The Game Console 2.0: A Photographic History from Atari to Xbox」を出版しており，オーム社の「ゲームコンソール2.0」はその待望の日本語訳となる。

　1972年に登場した「世界初のゲーム機」と言われるMagnavox Odysseyから，2020年のPlayStation 5まで，多数のコンシューマ機が精緻で美しい写真と簡単なスペックと共に紹介されており，コレクターや専門家だけでなく，一般のファンでも楽しめる。ハードウェアの急速な進化や，日本メーカーのアメリカ市場参入，供給過多による市場崩壊や各メーカーの撤退などについても言及されているとのことだ。現在，SIEと任天堂，Microsoftにほぼ収斂した感のあるゲーム市場だが，今のような姿になる前にはどのようなハードが登場したのか，興味のある人は手にとってほしい。

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株式会社オーム社（代表取締役社長：村上和夫、本社：東京都千代田区）は、2022年7月20日（水）に、『ゲームコンソール2.0』を発売いたします。

本書は、ビデオゲーム勃興期の機種からPlayStation 5（以下「PS5」）までのゲーム機を撮り続けたカメラマンによるフォトグラフィックヒストリーです。
1972年という半世紀もの昔から、数多くのメーカーが知力を絞りゲーム機を開発・発売してきた歴史が、写真とともに生き生きと蘇ります。時代とともに、専用LSIや8ビット、16ビット、32ビットなどのCPUが続々と投入され、次第に高機能なゲーム機に進化していく過程や、日本メーカーのアメリカへの参入、その後の供給過多による市場崩壊および各社の撤退などの歴史についても言及しています。
カメラマンならではの精緻で美しい写真をメインに、コメントや簡単なスペックがまとめられており、各世代のゲーム機で遊んだかつての子供たちはもちろん、ゲーム開発者、ゲームファン、収集家、研究者などにお勧めする保存版です。

▲目次

▲Magnavox Odyssey（1972）により、ビデオゲーム機第1世代が始まる

▲ブラウン管も現役だった

▲1983年のビデオゲーム機市場の崩壊

▲美しく精巧な写真（内部も精細）


《目次》
第1世代 1972年 Magnavox Odyssey〜
第2世代 1976年 Fairchild Channel F〜
第3世代 1983年 Sega SG-1000〜
第4世代 1987年 NEC PC Engine〜
第5世代 1993年 FM Towns Marty〜
第6世代 1998年 Sega Dreamcast〜
第7世代 2004年 PlayStation Portable〜
第8世代 2007年 Apple iOS〜
第9世代 2017年 Nintendo Switch〜PS5
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著者について

《著者プロフィール》
Evan Amos（エヴァン・アモス）は独学の写真家で、ウィキペディアに出会いアーキビストとゲームの歴史家になる。ミズーリ州で生まれ育ち、現在はブルックリンのアパートでゲーム機やハードウェアに囲まれて生活している。

《書籍概要》
書名：ゲームコンソール2.0
著者：Evan Amos 著、フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ訳
定価：3,960円（本体3,600円＋税）
判型：B5判
頁数：312頁
ISBN：978-4-274-22894-0
発行元：オーム社
URL：https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274228940/
原書：Evan Amos著　THE GAME CONSOLE 2.0 : A Photographic History from Atari to Xbox（No Starch Press Inc.,2021）