Tencent，2022年第1四半期の業績報告を公開。売上高は前年同期比で横ばい，営業利益では減収に

　中国のIT大手で，巨大ゲームメーカーでもあるTencent（テンセント）が，2022年第1四半期（1月〜3月）の業績報告を公開した。

Tencent Announces 2022 First Quarter Results

　発表によれば，第1四半期の売上高は1354億7100万元（約2兆5953億円）で，前年同期の1353億元に対してほぼ横ばい，IFRS（国際財務報告基準）ベースの営業利益は372億1700万元（約7124億1895万円）で，前年同期の562億7300万元に対して34％の減収になった。全体の売上高のうち，中国国内向けゲームが24％を占め，海外向けのゲームは8％だったとのこと。

　テンセントの会長兼CEOを務める馬 化騰氏は業務報告の中で，2022年の第1四半期は厳しい状況にあり，同社はコスト抑制を行い，一部の事業については合理化を図ったと述べている。そのうえで，企業向けのソフトウェアやゲームといった戦略的成長分野に対しては今後も継続して投資を行っていくとしている。