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NASEF JAPAN,私立朋優学院高等学校のeスポーツ部体験レポートを公開
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印刷2022/03/17 20:01

リリース

NASEF JAPAN,私立朋優学院高等学校のeスポーツ部体験レポートを公開

私立朋優学院高等学校 eスポーツ部体験レポート
配信元 北米教育eスポーツ連盟 配信日 2022/03/17

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

第一線で活躍するRascal Jesterに所属する選手の奥義を、特別指導。全ては戦う前から始まっている!勝利へと導くカギは、“チームコミュニケーションの事前準備”
「Beyond the Game Program」開講直前!私立朋優学院高等学校のeスポーツ部体験レポート

〜 “学び×競技”が一体化した“eスポーツ大会2.0” 「NASEF JAPAN MAJOR LoL 2022」参加校エントリー募集中!〜

画像集#001のサムネイル/NASEF JAPAN,私立朋優学院高等学校のeスポーツ部体験レポートを公開

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eスポーツを活用した教育や人材育成を支援する国際団体、北米教育eスポーツ連盟 日本本部(通称:NASEF JAPAN/ナセフ ジャパン、会長:松原昭博)では、 現在、“学び×競技”が一体化した、“eスポーツ大会2.0”となる「NASEF JAPAN MAJOR」春大会のエントリーを募集をスタートしています。そしてこの度、本大会より導入した、大会を通じて人材育成も図るプログラム「Beyond the Game Program(ビヨンド・ザ・ゲーム・プログラム)」の先行体験会を、東京都 私立朋優学院高等学校「eスポーツ部」ご協力のもと、3月15日(火)に開催いたしました。その様子を、レポートとしてお届けいたします。

今回はプレということで、通常1レッスン2時間(オンライン実施)のところを50分に短縮し、 「スポーツマンシップレッスン」、「スキルアップレッスン」それぞれを実施。ゲストには、春大会のゲームタイトルとなる「League of Legends」を筆頭としたタイトルで活動する、プロゲーミングチーム「Rascal Jester」に所属するShakespeare選手、Sirotama選手の2名が、高校生の学びを応援するために登場しました。

■「Beyond the Game Program」とは? 
本プログラムは、北米のNASEFも推進している「Social Emotional Learning(社会的感情学習)」を採用。困難に立ち向かうための心構えや仲間を尊重しチーム力を高める「スポーツマンシップレッスン」と、上位レベルで戦うための戦略やテクニックを学べる「スキルアップレッスン」といった、2種類のレッスンから構成されています。また、プログラムは大会前だけでなく、大会後にも実施。学びを実践できたか振り返り、より学習の理解度を高める取り組みを行います。

<Beyond the Game Programの受講方法>
◯Beyond the Game Program実施期間:2022年 3月22日(火)〜 4月15日(金)
○レッスン概要詳細 ※レッスンは全て無料、オンライン開講
https://nasef.jp/websys/wp-content/uploads/2022/03/NASEFJP_BYtGProgram.pdf

<「NASEF JAPAN MAJOR League of Legends Tournament Spring 2022」大会について>
◯大会エントリー期間:エントリー可能期間:2022年 3月4日(金)〜 4月7日(木)
◯大会エントリー方法(公式サイト): https://nasef.jp/japan-major/

|スポーツマンシップレッスン|
▼登壇者
北米教育eスポーツ連盟 日本本部 トーナメントプロデューサー/ 岡田勇樹
Rascal Jester / Shakespeare選手、Sirotama選

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登壇した、北米教育eスポーツ連盟 日本本部トーナメントプロデューサー岡田氏は冒頭、「突然ですが、みなさんはこのようなチャットを見たことはありますか?」と話し、スクリーンには“何年ブロンズやってんすか”や“アンインストールしろ”など、プレイヤーを誹謗する辛辣なコメントが投影されました。すると教室からは、 「(人を)信じられなくなっちゃう...」という声や、 Rascal JesterのSirotama選手からも「こういう発言をする人もいるけど、僕はメンタルが弱いので悲しくなります。」という、体験談が上がってきました。

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岡田氏は、「当たり前ですが、こういったチャットを受けても心地よい気持ちにはならないし、チームの雰囲気も良くならないですよね?本レッスンでは、お互いを尊重しながらグループワークをすることで、“良好なコミュニケーションはチームにいい結果をもたらす”ということを是非体感してもらいたいと思い、準備しました。」とNASEF JAPANとして、このレッスンに懸けた想いを話しました。

そして、早速グループワークとして専用のシートを持ち入りながら
(1)良いチーム環境を構成する要素とは?
(2)緊張する場面でおこりやすいコミュニケーションエラーと緊張した場面での適切なコミュニケーション方法とは?
(3)冷静であり続けることの重要性と冷静さを保つ方法とは?
という3つの議題を掲げ、3人2チームでディスカッションしあう時間を設けました。
数分後、行われたグループ発表では、eスポーツ部の生徒から「いいチーム環境とは、互いに信頼し合えるようにすることや、失敗しても悪く言わないこと、プラスの方向へ持っていけるようにすること、緊張場面では、判断があっているのか確認しつつ、自分の意見を言うことが大事だと思います。」という、コメントが。それに対し、Rascal JesterのSirotama選手は、「対戦中にアドリブで色々と決めると良く無いので、どう戦うのか、どういうゲーム展開にするのか、チームで何か形を持っておくと緊張状態でもコミュニケーションが取りやすくなる。また、負けている時は自分のミスが分からないものなので、時間を空けて気持ちをリセットしたり、自分のプレーを見つめ直すことも良いチーム環境を構成する要因になる。 」と、第一線で活躍するプロならではの向き合い方を届けました。

<ワークショップを行う様子>
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講師を務める岡田氏は、「そうですね。事前の準備や、味方に適切に気持ちを伝えることはとても大切です。またメンタルによって左右されることが多いゲームでもあるので、お互いにポジティブな言葉がけが重要になってくると思います。さらに、コーチや味方の意見を受け入れることも必要なこと。」と述べ、活発な意見交換が繰り広げられました。この日は50分という短縮したレッスン展開でしたが、通常の2時間で行うレッスンでは他にも、“プレイヤーが嬉しいコミュニケーションの方法や言葉”や“良いコミュニケーションを取り続けるとチームがどの様な力を発揮できるか”についてもワークショップを行いながら、チームワークを高める方法をレクチャーしていきます。

|スキルアップレッスン|
▼登壇者
北米教育eスポーツ連盟 日本本部 テクニカルコーチ / 宮川慶吾
Rascal Jester / Shakespeare選手、Sirotama選手

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第二部では、 League of Legendsで、S9-S11でグランドマスターを達成するといった実績を持つ、北米教育eスポーツ連盟 日本本部 テクニカルコーチ宮川氏が講師を務め「スキルアップレッスン」を開催。League of Legendsを強くなるために、各レーンでの動きやキャラの使い方などを学んでもらうプログラムを展開しました。
(※今回のプレでは、ブロンズ・シルバー・ゴールドの3段階のレベルに合わせたレッスン展開の中でも、シルバー・ゴールドレベル向けを実施しました。)

なかでも、「みなさんは、自分が得意な相手、不得意な相手にはどういった対応してますか?得意な相手の場合と不得意な場合について簡単に答えてみましょう。」という、講師の問いかけに生徒たちからは、「得意な相手にはスタートから強気で望めるが、苦手な相手だと、自分を守る事だけ意識してしまう。」や「不得意な相手だと、大人しめにしか動けない。」など、なかなか弱点を克服できないリアルな悩みが寄せられました。

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すると、宮川氏は「この対応については、BANPICKがおこなわれてる時点からどういう風に対処するかを活発に議論することが必要なんです。例としてTOPの俺が、私が有利なマッチアップだから今回はTOPメインで動いてほしい、またチームとしてTOPで動くためヘラルドを狙っていきたいなど。BOTのマッチアップが私たちは序盤不利だからスカトルやドラゴンに寄ることが難しいなど、BANPICKの時点で話合ってください。BANPICKではPICKの順番があるため自分たちが好きなキャラだけを取ることができません。
またダメージに偏ったり、硬さに偏ったりしてしまうとチームとして機能しにくくなります。そのためAP,ADダメージの分散、エンゲージ、タンクなどバランス良くキャラクターを選んでいく必要があります。この時に気をつけなければならいのは、自分が好きなキャラができてもチームメンバーが好きなキャラじゃない可能性があるためお互いに尊重しましょう。そのためにも自分の役割をしっかり情報共有することが大切で、それがコミュニケーションにも繋がります。」と熱く語り、「今日はせっかく、 Rascal JesterのBOTレーンで組まれているお二方がきているので、お互いに考えてることや意識していることはあるか聞いてみましょう。」と話題を振りました。すると、Rascal JesterのShakespeare選手は、「私はサポートで、 Sirotama選手の役割のADCと一緒にBOTレーンに行くので、なるべく生存を大事にして欲しい。しっかり生き残ってダメージを与えて欲しい。と考えています。」その言葉に対し、Sirotama選手は「戦略含めて常に話はしています。」とコメントし、日々チームの掛け声や思いやりが勝利へと導くカギであることを、生徒たちに指導しました。

またレッスンの後半では、“オブジェクトを取る際、各自の状況整理とショットコーラーの必要性”や、“コミュニケーションが欠かせない、スカトル合戦”についてもレクチャー。「特にスカトル合戦でのポイントとしては、通常ルートJungleが取りにいくと思いますが、一番最初に相手チームと接敵し集団戦が起こる確率が非常に高いです。

画像集#008のサムネイル/NASEF JAPAN,私立朋優学院高等学校のeスポーツ部体験レポートを公開
なので、スカトルを取る前にはTOPやMID、そしてBOT対して声をかけます。例えば、俺は行けるよ〜。俺はレーンが押されてるから難しいよ〜。という風に必ず伝えてあげてください。これはJG以外にも言えることですが、必ず何かしらのアクションを起こす際にはチームに声を掛けて連携を取りましょう。」と話し、一つ一つの状況に合わせて、起こりうるハプニングに打ち勝つ秘策を明らかにしました。

<レッスン終了後、コメント>-------
(1)東京都 私立朋優学院高等学校 「eスポーツ部」のみなさん
・「今まで実際のプレイばっかりで、座学は少なかったので、いろんな新しいことが知れて楽しかったです。」(新渕さん)

・「実際のプロ選手の方に質問する機会もあって、色々なことを教えてもらえました。知らなかったことを学べて、楽しかったです。メンタルを保つためにもShakespeare選手に教えてもらった、ソロキューは2回でやめること!心得ます。」(左治さん)

・「プロ選手に自分の知りたかった技を、直接指導してもらえて嬉しかったです。自分が知らなかったことをたくさん知ました。教えていただいた事をチームゲームで生かしていきたいです。」(本田さん)

・「4月に大会があるので、これから最終調整になるかと思んですが、今回のプログラムで教えてもらったことや話し合ったことを挑戦したいと思いました。また新しい戦略や、ゲーム作りを集中的に考えることもできると思います。」(林さん)

・また生徒の皆さんは、次回は実際のプレイも次回は見てもらえるような機会があれば、見てもらってからフィードバックもらえたらすごく嬉しい!と口にしておりました。

(2)東京都 私立朋優学院高等学校 「eスポーツ部」顧問 / 岸波 禎人教諭
・生徒たちをみていて、やはりうまくいっているいるときは問題ないんですが、負けていたりとか、ちょっとうまくいかなかったときのメンタルのコントロールに少し課題かあるかなと思います。そしてもう一つは、5人で連携をとってプレーする時に、なかなか自分の意思だったりとか、次にどうしていくかっていう意思決定だったり発信っていうのが自主的にまだまだ行えない生徒もおりますので、そのあたりを( Beyond the Game Programを通じて)もっと積極的になってくれればいいなと、期待しています。

(3)Rascal Jester / Shakespeare選手
・まず、女の子がいて嬉しかったです!今回教える立場になってみて、自分の高校生の時は有名なコーチなどが側におり、ルールも知識も、分からないことを見つける前に教えてもらっていた環境にいたので、生徒さんがみなさん、何がわからないのか何が知りたいのかっていうのを明確に持ってたので、素晴らしいことだと感じました。分からないことを自分から気づけることは、すごく伸びしろがあると感じました。時間があれば自分の知っている知識を、もっと色々と教えてあげたかったです。

(4)Rascal Jester / Sirotama選手
・League of Legendsは複雑なゲームなので、質問を考えることの方が難しいところを、たくさん質問してくれて嬉しかったです。自分の頃には、こういった機会はなかったので、とてもいい機会だと思いました。心構えや、マインドセットが大事なゲームだと思いますし、それによってゲーム内容が変わってくるので、練習に取り組む時からどういうことを考えながらやるのかということ少し考えるだけでも伸びてくると思うので、考えることも大切にして欲しいと思います。

(5)北米教育eスポーツ連盟 日本本部 eスポーツ部門 テクニカルコーチ / 宮川慶吾
・私が学生の頃は、朋優学院の生徒さんのように、5人も6人も身内でやれるってことはなかったので、とても羨ましい環境だと感じました。そういった中で、皆さんで協力してチームゲームをやっているわけですから、もっとコミュニケーションを取っていただいて、より良い環境を作って欲しいと思います。今回は50分間のプレレッスンだったんですけども、もっとお伝えしたかったことがあります。なので、また春大会に向けて行うレッスンも頑張って指導していきたいと思います。

(6)北米教育eスポーツ連盟 日本本部 eスポーツ部門 トーナメントマネージャー / 岡田勇樹
・まず、今回プログラムを通じて、生徒自身がしっかり質問を考えてきていたことが素晴らしいと感じました。元々NASEF JAPANとしても、生徒に向けたレッスンを一番したかったのでようやく実現できて嬉しい気持ちと、もっと内容を良くして、色んな学校の生徒たちにもレッスンを通じて「学び」を届けて行けたらと思います。また、テクニックだけの技術指導レッスンは、別の所でもやってたりすると思うのですが、スポーツマンシップのようなものは、中々eスポーツでは今までやってこなかった取り組みだと思います。テクニックだけでなく、スポーツマンシップを合わせて学んでいただくことで、大会で勝つことだけでなく、1つの集大成として様々なものを感じてもらえるように、これからもどんどんプログラムを増やしていきたいです。座学は伝えることが難しいのですが、今回のようにeスポーツならではの「具体的な例」などを出すことで、実際どうなったのかをわかりやすく伝えていきたいと思います。
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