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MSXの立役者・西 和彦氏が“次世代MSX”に「もうすぐ」とコメント。自身で“狂気の沙汰”と呼ぶプラットフォームとは
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印刷2021/08/30 21:28

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MSXの立役者・西 和彦氏が“次世代MSX”に「もうすぐ」とコメント。自身で“狂気の沙汰”と呼ぶプラットフォームとは

 須磨学園学園長や日本先端大学(仮称)設立準備委員長などを務める西 和彦氏が,Twitter上の“次世代MSX”に関する話題に自身のアカウントから「もうすぐ」「マジ」とコメントし,プロダクトがローンチ目前であることを明らかにした。


 西氏は1977年にアスキー出版(現在はKADOKAWAおよび角川アスキー総合研究所が継承)を設立し,「月刊アスキー」を創刊。1978年にMicrosoft副社長となりPC-8801(NEC)やベーシックマスターレベル3(日立製作所)の企画・設計に参画,1983年にMSX規格の考案に携わるなど,黎明期の国内IT業界およびゲーム業界に多大な影響を与えた人物だ。

 西氏が計画する“次世代MSX”は東京大学で開発されており,同氏が自身のサイトで公表している情報によると,「CPUはZ80、R800、64bitのARMにした」「それに加えて32bitのARMと32bitのx86と16bitのx86と8bitのR800を載せることにした。一種のVMである」「CとPythonとLISPが使える様になる」とのこと。ハードウェアの市場における位置付けとしては「Raspberry Piと共存しながら存在を主張」するものであり,設計コンセプトは「一番の特徴はメディアマシンであるということ。二番目はIoTのコントローラーとしての機能を持つということ。三番目はマルチCPU時代に対応するパーソナルスーパーコンピュータに拡張することができること」といった3点が掲げられているという。また,旧MSX用のROMカートリッジを動作させることが可能であるなど,後方互換性も考慮されているようだ。


 西氏自身も「狂気の沙汰だ」と述べている“次世代MSX”は,Raspberry Piや「プチコン4 SmileBASIC」などの存在する現代において,どのような価値を発揮するだろうか。「予想もつかない」というのが正直なところだが,“古くて新しい”プラットフォームの登場を楽しみに待ちたい。

※引用部は,いずれも原文ママ。

西 和彦氏の公式サイト

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