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「なぜ印刷会社が? TOPPANがeスポーツビジネスに参戦する理由」セミナーレポート。社内運動会の代わりのeスポーツイベント,そして社会人eスポーツの可能性
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印刷2021/02/19 11:39

イベント

「なぜ印刷会社が? TOPPANがeスポーツビジネスに参戦する理由」セミナーレポート。社内運動会の代わりのeスポーツイベント,そして社会人eスポーツの可能性

 凸版印刷は2021年2月16日にオンラインセミナー「なぜ印刷会社が? TOPPANがeスポーツビジネスに参戦する理由」を開催した。同社は社会人eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」や社内eスポーツ大会「TOPPAN eSPORTS FESTIVAL」といった取り組みを行っているが,その意義とeスポーツイベントの運営及びプロデュースという新たな事業について語られた。

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 凸版印刷がeスポーツに取り組むようになった背景には,同社がこれまでもスポーツやパラスポーツ(障がい者スポーツ)に注力してきた歴史があるという。2014年からは「スポーツ専従社員制度」を導入,アスリートを社員として採用してスポーツに専念してもらうのに加え,キャリアの終了後も雇用を継続するといった取り組みを行っている。

凸版印刷が行っている社会人の企業交流eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」(左)。社内運動会の代わりとなったeスポーツ大会「TOPPAN eSPORTS FESTIVAL」(右)
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 こうした中で同社は,年齢や性別といった差が出にくい“ユニバーサル競技”としてのeスポーツに注目。2018年に社内プロジェクトがスタートし,2019年にはeスポーツ部「E1 HEROES」を創設。2020年に社会人アマチュアeスポーツプレイヤーを対象とした社会人eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」を立ち上げている(関連記事)。また,恒例の社内運動会が新型コロナウイルスの影響で行えなくなったことを受け,代わりとなる社内eスポーツイベント「TOPPAN eSPORTS FESTIVAL」を2021年1月に開催している。
 その他,凸版印刷はPUBG JAPANが展開している「PUBG MOBILE 企業対抗戦」にも参加しており,自社での展開以外の企業のeスポーツ参画に積極的だ。

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中高生を対象とした「SHIBUYA ESPORTS EXPELIENCE」(左写真)や,eスポーツによる異業種交流会「eSPORTS TRINITY」(右写真)といった取り組みも行われている
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●「なぜ印刷会社が? TOPPANがeスポーツビジネスに参戦する理由」登壇者
・凸版印刷
情報コミュニケーション事業本部 マーケティング事業部 エクスペリエンスデザイン本部 ブランド統括部 ブランド推進チーム 凸版印刷eスポーツ部「E1 HEROES」部長兼務 金井淳一郎氏
情報コミュニケーション事業本部 マーケティング事業部 eスポーツプロジェクト リーダー 平山正俊氏
情報コミュニケーション事業本部 マーケティング事業部 エクスペリエンスデザイン本部 イベントプロデュース部 矢口秀人氏
情報コミュニケーション事業本部 マーケティング事業部 エクスペリエンスデザイン本部 プロデュース部 小林正典氏

・PUBG JAPAN
モバイル事業部 室長 田中隆一氏


eスポーツがビジネスの橋渡しに。非eスポーツ企業がeスポーツに参加する意味


 社会人がeスポーツについて競い合う「AFTER 6 LEAGUE」と「PUBG MOBILE 企業対抗戦」について,「AFTER 6 LEAGUE」のプロデュースを行っている平山正俊氏と,「PUBG MOBILE 企業対抗戦」を展開するPUBG JAPANの田中隆一氏がトークセッションを行った。
 「AFTER 6 LEAGUE」のコンセプトは「たたかう,つながる」であるという。単に勝敗を決めるだけでなく,異業種交流としての側面を持たせたいという考えだ。平山氏によれば,対戦した企業の担当者同士がゲーム内でフレンドになり,ここからビジネスへと発展した例もあるというから面白い。「社会人eスポーツを,社会人野球やサッカーと並ぶ選択肢にしたい」と平山氏は展望を語った。

画面上部左から,平山正俊氏田中隆一氏。画面下部は金井淳一郎氏
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 「PUBG MOBILE 企業対抗戦」でも,同様の現象が見られるという。取引もない企業同士が大会で知り合い,SNSで会話をするといった交流が育まれているそうだ。自社の参戦を望む若手社員が社長を説得したり,逆に社長が社員に「ドン勝」にボーナスを約束するという例もあるそうだから,社内の交流にも役立っていると言える。この辺りは社会人eスポーツならではの光景だ。
 また,普段は接点のない企業同士が直接対決することによる広告効果も大きいという。田中氏は,eスポーツ関連ではない企業が参加することにより,eスポーツ全体の成長が見込め,お金と注目が集まって世界と戦える選手を育成できる……と,企業が参画する意義を語る。NTTドコモが主催する「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE」が賞金総額3億円,かつ選手に給与350万円が保証されることを例に挙げ「こうした動きが進めばeスポーツも世界に手が届く」とコメントした。


コロナ禍の中で,運動会の代わりにeスポーツイベントを


 凸版印刷では,福利厚生の一環として2010年から4000人規模のスポーツ大会「TOPPAN SPORTS FESTIVAL」を行っている。しかし,新型コロナウイルスの影響で従来通りの開催ができなくなったことを受け,2021年にはeスポーツイベント「TOPPAN eSPORTS FESTIVAL」を行った。

2010年から行われたスポーツ大会「TOPPAN SPORTS FESTIVAL」。画面右下は矢口秀人氏
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 当日は全国15会場をオンラインで結び,予選を勝ち残った16チームが「ストリートファイターV チャンピオンエディション」「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」でトーナメント戦を実施した。試合の実況・解説にはプロを起用し,同時に,eスポーツに興味がない社員に向けたクイズ大会やワークショップも開催したという。
 社内対抗戦としたことで拠点ごとの結束は高まり,ユニフォームを作ったり,自社商材で会場を飾り付けるといった独自の取り組みも自然発生。「ストリートファイターV チャンピオンエディション」では“3人チームのなかに1人役員・幹部クラスを含めなければならない”というレギュレーションを制定したことにより,役員・幹部クラスが若手社員からゲームを教わるといった世代間コミュニケーションも見られたという。
 視聴回数は述べ2万回。大会終了後のアンケートでもポジティブ評価が78.4%を占めたそうで,一定の効果を上げたといっていいだろう。成功の要因について矢口氏は「単なるeスポーツ競技ではなく,eスポーツ以外のコンテンツやゲストの招聘といった周辺施策を充実させることにより,参加のハードルを下げて周囲の人々を巻き込めたことにあるのではないか」と総括した。

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 ただ,構想に半年かかっているのに加え,回線工事やゲーム環境の整備に4か月を要しており,苦労も多かったそうだ。イベントのオンライン化と聞くとコストダウンが期待されるが,従来のような会場費はかからなかったものの,通信関係の整備にコストを要したため,目立ったコストダウン効果は得られなかったという。また,海外拠点との試合も考えたものの,回線の関係から上海拠点とのエキシビションマッチに留まったとのことだ。

開催へのロードマップ。全国から参加してもらうため,予選会運営キットの発送や,回線工事といった水面下での運営努力も
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 こうした経験を活かし,凸版印刷はeスポーツ大会のプロデュースを行っていくという。イベント全体のプランニングや配信のディレクションに加え,目的に合ったゲームの提案や利用許諾交渉,MCや実況の手配,ゲーム以外のエンターテイメントコンテンツの企画・設計,WEBや告知物の制作,景品やデジタルギフトの提案を代行する。
 プランは「BASIC(500万円〜)」「STANDARD(1000万円〜)」「PREMIUM(5000万円〜)」の3つ。BASICは完全オンライン,STANDARDでは選手を1会場に集め,PREMIUMは全国10会場をオンラインで繋いだ形式が想定されているという。企業が開くeスポーツ大会に対し,eスポーツ専門でない大企業が取り組みを開始したというわけで,今後の展開にも注目したいところだ。

凸版印刷はeスポーツ大会のプロデュースを行っていく。画面右下は小林正典氏
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「BASIC(500万円〜)」「STANDARD(1000万円〜)」「PREMIUM(5000万円〜)」の3プランが用意されている
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「AFTER 6 LEAGUE」公式サイト

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