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カプコン,「2021年3月期 第3四半期の決算短信」を発表。連結業績も堅調な「バイオハザード RE:3」などにより,すべての利益項目で過去最高を更新
発表によれば,売上高は648億6700万円で前年同期比22.6%増,営業利益は243億8200万円で,前年同期比32.2%増,そして経常利益は240億8800万円で,前年同期比28.8%増と,2桁台の増収増益を達成し,すべての利益項目で過去最高を更新したとのこと。
1月21日に掲載した記事でお伝えしたように,2021年3月期(2020年4月1日〜2021年3月31日)の連結業績予想を上方修正したカプコンだが,それを裏付ける結果となっている。
各セグメントごとの経営成績についてだが,主力事業であるデジタルコンテンツ事業では,4月に発売した「バイオハザード RE:3」(PC / PS4 /Xbox One)が堅調に推移し,前年度発売の「モンスターハンターワールド:アイスボーン」(PC / PS4)が続伸するなど,採算性の高いリピートタイトルが息の長い売れ行きを示したことが利益を押し上げたとしている。デジタルコンテンツ事業の売上高は489億6600万円で前年同期比20.6%増,営業利益は247億8700万円で,前年同期比24.6%増となる。
アミューズメント施設事業では,新型コロナウイルス感染症拡大の影響で,店舗休業を余儀なくされたが,2020年の緊急事態宣言解除後に回復に努めてきたとのこと。とはいえ,売上高は70億1800万円で,前年同期比23.7%減,営業利益は8600万円で前年同期比92.7%減と,減収減益になっている。
アミューズメント機器事業も,休業や旧規則遊技機の撤去期限が延長されたこともあって全般的に需要が伸び悩んだものの,11月に投入した新機種「モンスターハンター:ワールド」が好調に推移したため,売上高は67億1200万円(前年同期比911.6%増),営業利益は24億3100万円(前年同期比546.3%増)と,大幅な増収増益を記録している。
その他事業については,ハリウッドの実写映画「モンスターハンター」を始め,主力のIPを使った販売拡大に注力。eスポーツ分野では,1月のリーグ戦「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2020」など,ユーザー層の拡大とビジネスチャンス創出といった施策の継続を図ったことなどが奏功し,営業利益は8億6100万円(前年同期比140.7%増)を記録したという。
詳細については,カプコンIRサイトの発表を参照してほしい。
2021年3月期第3四半期の連結業績は、前年同期比で売上高22.6%増、営業利益32.2%増と増収増益
2021年3月期 第3四半期 決算短信
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