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Amiga 500の復刻か? 「THEVIC20」も発売目前のRetro Gamesが新製品のシルエットを公開
欧州で2019年に発売された「THEC64」,および2018年に発売された「THEC64 Mini」は,Commodoreから1982年に発売された8bitコンピュータ・Commodore 64を元にしたプラグアンドプレイ機だ。10月23日には,日本ではVIC-1001として知られるVIC-20を元にした「THEVIC20」も,シリーズ製品として発売される(製品のパブリッシャはいずれもKoch Media)。
公開されたシルエットは,その形状や筐体の後部および左側面に刻まれたモールドから察するに,Amiga 500がベースとなっているようだ。AmigaはCommodoreから1987年に発売されたPCシリーズで,プリエンプティブなマルチタスクカーネル・Execに基づくAmigaOSの搭載を特徴としていた。ハイエンドモデルのAmiga 2000や後継機種のAmiga 1200などもリリースされた中で,最大のセールスを記録したのが,最初期の普及版であるAmiga 500だ。
歴史的に言えば「欧州で一時的な成功を記録した」に留まるAmigaシリーズだが,CG制作に適した仕様だったため,ワープによる3DO用ソフト「Dの食卓」,TV番組「ウゴウゴルーガ」,平沢 進氏のMVなど,日本でもさまざまなコンテンツの制作に活用されており,コアなファンは多い。その“THE”版が登場することになれば,レトロPCのマニアなら見逃せない製品となるだろう。
Retro Games公式サイト
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