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香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」に対する賠償請求訴訟と憲法違反確認のため,費用を集めるクラウドファンディングがスタート
このプロジェクトは,2020年3月18日に可決・成立した「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」に関して,自己決定権を侵害している可能性,および香川県議員による立法不作為責任の可能性を追求するべく立ち上げられたもの。具体的には,憲法で保障されている自己決定権などに関する必要以上の制限,香川県議会に寄せられたというパブリックコメントの不審点や不透明ぶり,条例制定に至る過程の不適切さについて,是非を問うものとなる。賠償請求額は,毎日新聞による5月19日の報道では計154万円とされている。
募金額は1000円以上となっており,リターンは返礼の手紙や稼働報告のメール,9月に実施する報告会への招待だ。調達した資金の用途は,弁護士の手付金および成功報酬,印紙代,意見書の作成などとされており,調達目標額は500万円。
プロジェクトの発起人は香川県の高校生・渉氏(姓は非公開)で,KSB 瀬戸内海放送による5月14日の報道では,未成年であるため原告を母親が務める予定とのこと。渉氏はGoodMorningのほか,2月にはオンライン署名サイト・Change.orgで募った595人分の反対署名を香川県議会に提出するなど,条例案の公表当時から運動を行っている。
「香川県ゲーム条例が憲法違反の確認と、議員の立法不作為責任を求める国家賠償請求訴訟」プロジェクトページ
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