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ADHD児童に対するゲームによるデジタル治療を,アメリカ食品医薬品局が認可
FDAのリリースによれば,「EndeavorRx」はADHDの診断を受けた600人以上の児童に対する複数の臨床試験が行われており,有害なリスクは見られなかったという。アメリカでは現在,6歳から11歳まで約400万人のADHD患者がおり,App Storeでダウンロード可能なアプリとして販売される「EndeavorRx」は,彼らに対する「安全で効果的,かつ革新的なデジタル治療」であり,また,特定の疾患に対して認可を受けた最初のゲームベースの治療法であると述べられている。
北米メディアCNNの記事によれば,自機を操作して障害物を避けていくといったアクションゲームで,子供達は1か月の治療サイクルの中で週に5日,1日あたり30分プレイする必要があるとのこと。
ゲームなどのソフトウェアで病気の予防や治療を行うデジタル治療が最近注目されているが,「EndeavorRx」を開発したAkili Interactiveは,ADHD以外の疾患を対象とした製品の開発も進めているとのことだ。
FDA Permits Marketing of First Game-Based Digital Therapeutic to Improve Attention Function in Children with ADHD
Akili Announces FDA Clearance of EndeavorRx for Children with ADHD, the First Prescription Treatment Delivered Through a Video Game
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