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プレイヤー急増で「王者栄耀」がサーバーダウンするも,売り上げは1割増し程度。春節期間中の中国スマホゲームマーケットの推移を追う
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印刷2020/02/17 17:50

業界動向

プレイヤー急増で「王者栄耀」がサーバーダウンするも,売り上げは1割増し程度。春節期間中の中国スマホゲームマーケットの推移を追う

 新型コロナウイルスはスマホのゲームマーケットにも大きな影響を及ぼしているようだ。

 外出が制限され,在宅勤務の状況も増えた中国本土で,2020年2月11日「王者栄耀」(日本版:「伝説対決 -Arena of Valor-」)にログインできない現象が発生した。
 膨大なユーザーを日々捌いているこのタイトルがログイン障害を起こすことなど,これまで皆無であり,その珍しさから「王者栄耀サーバー」が,その日のWeiboトレンド入りになったほどだ。

 という原稿を書いている2月14日に「王者栄耀」のサーバーが再びダウンした。どれだけの人が接続しているのかはちょっと判断がつかないが,この事実一つ取っても,中国での外出制限の影響の大きさはよく分かる。

 このような特殊な状況下の中国において掲載された,QuestMobile2020中国移动互联网“战疫”专题报告(QuestMobile2020中国インターネット業界「新型コロナウイルスとの戦い」スペシャル報告)によれば,新型コロナウイルスが猛威をふるった期間中は,家から出られないこともあってスマホゲームのニーズが増え,ユーザー数が通常の平日に比べて30%増えた。ユーザーのゲームプレイ時間の平均は, 113分/dayから159分/dayまで17.8%伸びた。前年である2019年の春節期間と比べると40.7%増になる。

※2019年の春節期間は2019年2月4日〜10日で,2020年は1月24日〜2月2日である。なお日本だけは通例「旧正月」と呼ぶが,ここでは標準の呼び名である「春節」で統一する。

外部サイト:QuestMobile2020中国移动互联网“战疫”专题报告


2019〜2020年のスマホゲームユーザー1人あたりの一日のゲーム時間
画像(001)プレイヤー急増で「王者栄耀」がサーバーダウンするも,売り上げは1割増し程度。春節期間中の中国スマホゲームマーケットの推移を追う

 とはいえ,ユーザー数が30%増えて,プレイ時間がたかが17.8%伸びただけだ。中国の膨大なユーザー(2017年時点でユーザー数は2億を超えており,直近のデータではDAU7000万人と言われる)を日々捌いている「王者栄耀」が,その程度でサーバーダウンするとは思えない……のだが,タイトル別に見るとそういう話ではない。
 QuestMobileの報告で統計が出ている一日当たりのゲームプレイ時間トップ5のタイトル(ちなみにそのうち4タイトルがテンセントだ……)の中,「王者栄耀」は2019年には1日あたり平均で111分プレイされていたのに,それが194分になっている。昨年比75.1%というちょっと異常な伸びを見せたのだ。

2020年春節期間の,一日のゲームプレイ時間トップ5のスマホゲームタイトル。グラフの左から順番に「王者栄耀」「Game for Peace」(PUBG MOBILE)「Anipop」「Happy Poker」「CrossFire:Legends」
画像(002)プレイヤー急増で「王者栄耀」がサーバーダウンするも,売り上げは1割増し程度。春節期間中の中国スマホゲームマーケットの推移を追う

 2020年春節前後のDAUトップ5のスマホゲームタイトルの中でも,「王者栄耀」「Game for Peace」(PUBG MOBILE)の両作品は,ユーザー数で30%以上の成長を見せている。「王者栄耀」は最高DAUが 9535万人で,春節休暇前と比べると2629万人増えているし,「Game for Peace」も最高DAUが 7994万人で,春節休暇前と比べると2747万人増えている。日本から見ると,数字がよく分からないレベルで推移している……。

画像(003)プレイヤー急増で「王者栄耀」がサーバーダウンするも,売り上げは1割増し程度。春節期間中の中国スマホゲームマーケットの推移を追う 画像(004)プレイヤー急増で「王者栄耀」がサーバーダウンするも,売り上げは1割増し程度。春節期間中の中国スマホゲームマーケットの推移を追う

 じゃあ売り上げもさぞや爆増で……と思ったらそうなっていないのが,中国マーケットの面白いところだ。まぁ「王者栄耀」と「PUBG MOBILE」の両作品とも,どこぞのスマホゲームのように限定ガチャみたいなものでジャブジャブお金を遣わせたりしないマネタイズ構造なので,プレイヤー数とプレイ時間の急増が単純に売り上げに直結しないという側面が強いのかもしれないが。
 2019年11月からの両タイトルの売り上げを追いかけてみよう。春節の休みで膨大な人が増えても,売り上げはさほど増えていないことがよく分かる。

 ちなみにソース元はSensor Towerだが,Sensor TowerはGoogle Play以外のAndroidマーケットの数字は計上しないので,現実には売り上げはもっと上かもしれないし,そもそも中国大陸が占めるパーセントはもっと高いはずなので,そこは注意しておきたい(レートは2020年2月10日の,1ドル=109.73円で計算している)。

2019年11月 
・PUBG Mobile売上(中国大陸のGame for Peace含む):1.58億ドル(約173.4億円)
 売り上げ比率:中国大陸:アメリカ:日本=51%:14%:9%
・王者栄耀売上:1.2億ドル(約131.7億円)
 売り上げ比率:中国大陸が94%

2019年12月 
・PUBG Mobile売上(中国大陸のGame for Peace含む):1.48億ドル(約162.4億円)
 売り上げ比率:中国大陸:アメリカ=59%:10%
・王者栄耀売上:1.39億ドル(約152.5億円)
 売り上げ比率:中国大陸が94%

2020年1月 
・PUBG Mobile売上(中国大陸:Game for Peace含め) 1.76億ドル(約193.5億円)
 売り上げ比率:中国大陸:アメリカ=52.8%:13.7%
・王者栄耀売上:1.51億ドル(約166億円)
 売り上げ比率:中国大陸が94.6%

画像(005)プレイヤー急増で「王者栄耀」がサーバーダウンするも,売り上げは1割増し程度。春節期間中の中国スマホゲームマーケットの推移を追う

外部サイト:QuestMobile2020中国移动互联网“战疫”专题报告


外部サイト:Top Mobile Games by Worldwide Revenue for January 2020

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