ネクソン，2019年第1四半期の連結業績を発表。2019年はたいへん好調なスタートと取締役社長のオーウェン・マホニー氏

　ネクソンは本日（2019年5月10日），2019年第1四半期の連結業績を発表した。2019年第1四半期の期間は，2019年1月1日から3月31日まで。

　発表によれば，売上収益は約931億円で，前年同期に比べて3％増となっており，業績予想を上回っている。中国で展開した「アラド戦記」，韓国の「メイプルストーリー」「FIFA Online」シリーズ，そして新作モバイルゲーム「Lyn:The Lightbringer」などの売上が大きく寄与したためで，とくに「メイプルストーリー」は，売上収益が前年同期比で2桁増しの成長をしたという。
　営業利益は約526億円で，前年同期比で約4％減となっている。これは，ロイヤリティの前払いなどによる損失が発生したため。
　四半期利益は約534億円で，前年同期比で14.6％増となった。営業利益が想定以上であったことに加えて，ドル建ての現金預金などで為替差益が生じたためで，こちらも業績予想を上回ったという。
　この結果について，ネクソンの代表取締役社長であるオーウェン・マホニー氏は，「2019年も大変，好調なスタートとなりました」とし，これは，ゲームの運用と開発の絶え間ないイノベーションによるものだとコメントした。

　マホニー氏はまた，ネクソンは「息の長いヒット作を保有しています」とも述べている。累計登録プレイヤー数が3億8000万を超える「カートライダー」では，韓国での配信以来，15年が経過した当期の売り上げ収益が，前年同期比で3倍以上に達し，また，韓国でのサービス開始から18年を経過した「CrazyArcade BnB」のモバイル版グローバルサービスでは，当期に行った配信開始から1か月未満で1000万ダウンロードを超えたという。

　なお，2019年度第2四半期の業績については，売上収益で521億円〜567億円を予想（前年同期比9％〜19％増）。営業利益は126億円〜163億円，また四半期利益は146億円〜178億円を予想しているとのこと。詳しくは，ネクソンのIRページにあるリリースを参照してほしい。

ネクソンIRページ