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プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート
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印刷2019/03/25 15:00

プレイレポート

プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート

 すごろくやは2019年3月22日,東京・高円寺のボードゲームスペース「す箱」で,「ゾンビキッズ:進化の封印」の発売前体験会を開催した。4人の少年少女がゾンビを倒して学校を守るという内容で,プレイを重ねることでシステムが変化するというユニークな仕掛けと,ほかのプレイヤーと会話して連携を取るというボードゲームらしい楽しさが味わえる作品だ。

画像(001)プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート

 「ゾンビキッズ:進化の封印」(原題「Zombie Kidz Evolution」)を制作したのはカナダのスコーピオンマスクで,日本語版はすごろくやが担当。2019年4月頃に発売される予定で,価格は3024円(税込)となっている。スコーピオンマスクは,記憶力を試す「ウェンディゴのこわい話」など,幅広い年齢層が楽しめるボードゲームのメーカーとして知られている。「ウェンディゴのこわい話」については,2018年6月29日に掲載した体験レポートに詳しいので,興味のある人は参照してほしい。

画像(002)プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート

 さて,ゾンビから学校を守るべく,4人の少年少女が立ち上がる「ゾンビキッズ:進化の封印」だが,2〜4人でのプレイが可能で,4人の場合,プレイヤーはそれぞれ1人のキャラクターを担当することになる。ゲームの目的は,4か所の校門に施錠をすることだ。そのためには2人のキャラクターが同時に校門のマスに入らなければならないが,その間にもゾンビがランダムで出現してくる。
 ゾンビが増えすぎるとゲーム終了になるので,プレイヤーは門の施錠とゾンビ退治を並行して進めていかなければならない。

画像(003)プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート

 本作で特徴的なのが,丸がズラリと並んだ「進行チャート」だ。1回のプレイが終わると,「脳みそシール」を,またプレイ中に特定条件を満たすと「トロフィーシール」を丸の部分に順に貼っていく。そして,シールが一定の数に達したら,「進化の封筒」を開くことができ,封筒には「ゾンビが凶暴化する」「キャラクターに特別の能力が与えられる」といったことが書かれている。
 つまり,プレイを繰り返すことでゾンビやキャラクターがパワーアップするという,コンピュータゲームによく似た仕掛けが用意されているわけだ。


 実際にプレイしてみると,「進化の封筒」が開封されていない時点でもなかなかスリリングだった。
 プレイヤーは自分の番が回ってきた際,ゾンビが出る場所を決めるサイコロを振る。出目が示す色の場所にゾンビが出てくるのだ。

(左)下が「進行チャート」。プレイが終了するごとに1枚「脳みそシール」を,そして特定条件を満たすと「トロフィーシール」を順に貼っていく。それが封筒マークのところへ達すると,「進化の封筒」が開ける。(右)「脳みそシール」と「トロフィーシール」
画像(004)プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート 画像(005)プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート
これが「進化の封筒」だ。中には“あっと驚くもの”が入っており,ゾンビが凶暴化したり,キャラクターに特別な能力が与えられるといった変化が起こる
画像(006)プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート

 上記のように,ゲームの目的はマップの4隅にある校門をすべて施錠することだ。校門を閉めるためには校門のマスに2人のキャラクターが揃って入る必要がある。とはいえ,全員で校門に猪突猛進しては勝てない。ゾンビが8体,ボード上に出現してしまうと,その場でゲームオーバーになるからだ。
 また,5つある教室のどれでも,3体のゾンビが集まると通れなくなる。移動の要所となる教室は何としても確保しておきたいので,次々に出現するゾンビをこまめに減らしつつ,余裕を持った行動を心がけなければならないのだ。

学校は5つの教室で構成されている。とくに中央の教室は交通の要所になるため,重要だ
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校門を閉めるには2人のキャラクターが揃わなければならない
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 手分けして効率よくゾンビを退治しつつ,校門のマスで合流できるよう,相談しつつプレイを進めていくのは楽しい。ゾンビが出てくる場所はサイコロでランダムに決まるが,戦術的に意味の薄いところに決まってホッとすることもあれば,最悪の位置に出てきて頭を抱えることもあり,緊張感が持続する。
 出目の中には「ゾンビが出現しない」というものもあるため,サイコロをふる手には毎回力がこもってしまう。また,たとえゲームオーバーになったとしても,ゾンビを担当するプレイヤーが存在するわけではないため,敗北感はあまり大きくない。1プレイが15〜20分と短いため,「今回は運が悪かったが,次はがんばろう」と前向きにプレイを続けられる。ほかのプレイヤーと連携しつつ,次々に現れるゾンビを始末していくという流れは,ゾンビもののFPSで協力プレイをしているのに似た面白さが感じられた。

サイコロの各面には,教室に対応した5つの色が割り振られている。残る1面は真っ白で,これが出るとゾンビは出現しない
画像(009)プレイを重ねることでシステムが変化するボードゲーム,「ゾンビキッズ:進化の封印」体験会をレポート
 体験会では特別に「進化の封筒」をいくつかアンロックした状態でもプレイできた。「進化の封筒」に何が入っているか,そしてキャラクターがのようにパワーアップするかは,実際にプレイしてのお楽しみとしておこう。ここでは,「より連携が重要になり,面白いゲームになった」とだけ言っておきたい。「進化の封筒」は13通も存在するため,ゲームがどのように進化していくか,プレイしていてとても楽しみになる。

 このように,プレイを重ねることでルールが増えたり内容が変化したりするボードゲームは,「レガシーシステム」とも呼ばれる。レガシーシステムの作品の中には「いったんゲーム内容が変化すると,元に戻せない」というものがあるが,本作で「進化の封筒」で増えたルールを採用するか否かは選択できる。そのため,「今日は基本ルールで遊ぼう」「この新ルールだけを適用しよう」という柔軟な展開が可能だ。

あちこちにゾンビが出てきたが,4つの校門を閉め切って勝利を収めた
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 もともと本作は「Zombie Kidz」というタイトルで発売されていた作品を発展させたものだ。「Zombie Kidz」に「進行チャート」と「進化の封筒」を加え,ホラー色の強いダークなビジュアルから,現在のようなポップなものに変えた。これにより,低年齢層でも親しみやすくなったという印象だ。

 個人的には,「進行チャート」と「進化の封筒」,そして「玩具で武装した元気な子供達」という「スプラトゥーン」を思わせるビジュアルなど,ビデオゲームの影響が見られて,興味深い作品だった。

「すごろくや」公式サイト

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