グリーとSupercellの間で発生していた特許侵害訴訟および差止仮処分申立てで和解が成立

　グリーは本日（2019年2月12日），同社がスーパーセルに対して提起していた特許侵害訴訟および差止の仮処分申立てに両社間で和解が成立し，訴訟が終了したと発表した。

日本における特許侵害訴訟及び差止仮処分申立ての和解成立について
グリー公式サイト

　2018年1月24日に掲載した記事でお伝えしたとおり，今回の訴訟は，Supercellが日本で配信する「クラッシュ・オブ・クラン」（iOS / Android）や「クラッシュ・ロワイヤル」（iOS / Android）を含むゲームアプリで，グリーが保有する特許を侵害している可能性が発見されたことに端を発したものだ。


　なお，グリーの発表には，“今回の和解により、グリー株式会社が保有する日本国内の特許についてライセンスを提供する契約を締結します。”と記されている。ただし，提供するライセンスの対象特許やそのほかの和解内容については，秘密保持義務の対象になることから，明らかにされていない。

　また，クラッシュ・オブ・クランの公式YouTubeチャンネルにアップされた以下の動画では，具体的な名称に触れられていないものの，クラッシュ・オブ・クランならびにクラッシュ・ロワイヤルで，“一時的に使用禁止となっていた機能”を戻すことが決定したと発表されている。