業界動向
App Annieの「The Top Publishers of 2015」で上位52社に16社の日本企業がランクイン。「モンスト」のミクシィが世界3位に食い込む
この催しは,同社が調べたデータをもとに,ストアの収益ベースで選定された上位52社のうち,日本のパブリッシャである16社を対象とした受賞式だ。
授賞式では,App AnnieのCEO バートランド・シュミット氏が,出席した12社の各代表者を表彰したので,その模様をお伝えしよう。
「モンスト」のミクシィがトップ3にランクイン
式の冒頭では,「The Top Publishers of 2015」が公開された。これは,App Store / Google Playを直接経由したユーザーのアプリ内課金利用額(※App Annie調べ)をベースに作成されたランキングで,記念品として製作しているトランプの枚数と同じ「52」までにランクインした企業が発表されている。
ランクインした日本企業は全部で16社。その中のトップは3位の,「モンスターストライク」(iOS / Android)で知られるミクシィだ。続いて4位に「パズル&ドラゴンズ」(iOS / Android)のガンホー・オンライン・エンターテイメント,5位に「LINE」のLINEが名前を連ねた。
ワールドワイドでミクシィより上位の2社については,「キャンディークラッシュ」(iOS / Android)のKing(英国)が2位,「Clash of Clans」(iOS / Android)のSupercell(フィンランド)が1位という結果になっている。
また,中国のパブリッシャでは,9位のNetEase,16位のElex Technology,44位のKunlun Games,48位のDuoyi,51位のKingNetの5社が初めてランクインしており,中国におけるモバイル市場の急速な広がりを窺わせる。
日本企業12社の各代表者が表彰
式の終盤にて,The Top Publishers of 2015にランクインした日本企業16社のうち,来場できなかったミクシィ,ガンホー・オンライン・エンターテイメント,KONAMI,ソニーを除く12社の各代表者が,シュミット氏より記念の盾を受け取った。
5位:LINE
(代表作品:「LINE」)
11位:コロプラ
(代表作品:「白猫プロジェクト」)
12位:バンダイナムコエンターテインメント
(代表作品:「アイドルマスター シンデレラガールズ」)
14位:スクウェア・エニックス
(代表作品:「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」)
18位:DeNA
(代表作品:「怪盗ロワイヤル」)
21位:サイバーエージェント
(代表作品:「ガールフレンド(仮)」)
22位:セガサミーホールディングス
(代表作品:「チェインクロニクル」)
26位:グリー
(代表作品:「探検ドリランド」)
29位:ネクソン
(代表作品:「ドミネーションズ -文明創造-」)
32位:マーベラス
(代表作品:「剣と魔法のログレス いにしえの女神」)
33位:gumi
(代表作品:「ファントム オブ キル」)
39位:KLab
(代表作品:「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」)
式の最後に,App AnnieのAPAC地域マネージング・ディレクターのジュンダ・ユ氏が登壇。「年を追うごとにアジア市場の力は高まっています。モバイルアプリは全世界の市場でチャンスを持っていますので,今後は米国や韓国といった成長している市場や,このほかの新興市場などで成長されることを願っています」と,受賞した企業に向けてコメントし,締めくくった。
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