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Dream Color Plusは,1998年の家庭用ゲーム機ドリームキャストのコントローラに使用できる,非公式のキットである。
そのテーマは「もし,セガがゲーム機を続けていたらどうなっていたのか? より現代的な機能を持ちつつ,我々が愛するオリジナルの精神も保ったドリームキャストは,どのような体験をもたらしていたのか? ドリームキャストの遺産を尊重しつつ,そのゲーム機が辿り得た可能性のある道筋を示す」というものだ。
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オリジナルのドリームキャスト用コントローラを分解して基板をDream Color Plusと入れ替えるため,ドライバーに加えてある程度の知識が必要になる。それだけに機能は現代的で,オリジナルではオプションだった振動ユニットやマイクが内蔵されている。
同機では,セーブデータの保存や持ち運びに,液晶ディスプレイを備えた「ビジュアルメモリ」が使われていたが,こちらの機能も引き継がれているのが注目ポイントの一つだろう。
Dream Color PlusではSDカード上に仮想ビジュアルメモリを作って多くのデータを扱えるのに加え,内蔵されたディスプレイでドリームキャスト本体との連動が再現されている。セガ公式の「メモリーカード4X」のように液晶ディスプレイをオミットした製品もあるなかで,Dream Color Plusは大容量と本体連動が両立しているというわけだ。
なお,内蔵ディスプレイはボタンのマッピングなどDream Color Plusの設定にも使われるほか,ユーザーが自分で用意したコンテンツを利用することもできるという。
ドリームキャスト本体とは同梱のドングルを介してBluetooth LEで接続される。PCやAndroidなどの現行機でも使用可能とのことだ。また,ファームウェアもアップデートでき,継続的なアップデートが行われる。
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Dream Color Plusには「オリジナルバージョン」と「デュアルアナログバージョン」の2種類が用意されており,前者はオリジナル同様にアナログスティックが1本,後者は右側に新たな「セカンドアナログスティック」が増設されている。
デュアルアナログバージョンでは,「MDK2」(リンク)や「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」(リンク)の操作性が向上するとしている。特に「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」は,ゲームセンターで2本のスティックが使われていただけに,ファンにとってはうれしいところだろう。
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価格は,基板のみのオリジナルバージョンが600レアル(約1万9000円),デュアルアナログバージョンは650レアル(約2万800円)である。デュアルアナログバージョンでは,コントローラのフロントパネルにセカンドアナログスティック用の穴を自分で開けなければならない。900レアル(約2万8800円)の「コンプリートデュアルアナログ」バージョンでは,穴の開いたフロントパネルも同梱されている。
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原稿執筆時点では目標額20万レアル(約639万円)のうち5万7508レアル(約184万円)の支援が集まっているが,目標額に達しない場合でも商品は発送されるとのことだ。発送はクラウドファンディング終了から3か月後が予定されており,日本へ配送可能かどうかは事前に問い合わせたほうがいいだろう。
ドリームキャストは時代を超えて愛され続けており,先日もコントローラをワイヤレス接続するドングルと無線アダプタが予約受付を開始するなど,近年はさまざまな動きがある(関連記事)。
Dream Color Plusはオプションだった機能を盛り込み,さらに現行機でも使えるとのことで,懐かしのコントローラで現代のゲームを遊ぶのも楽しいのではないだろうか。

























