
業界動向
任天堂が2013年第3四半期の決算を発表。売り上げは昨年比で約500億円減,為替差益で純利益は黒字
毎年,年末商戦を含む第3四半期の売り上げで年度内の大半を占める任天堂だが,今年度は,ここ数年来でも最低の年末売り上げとなっている。ハードウェア販売の不調が原因として挙げられているが,ニンテンドー3DSはニンテンドーDSに続くヒット商品で好調な売り上げとなっていたが,Wii Uの売り上げは241万台と伸び悩み,欧米でのWii U本体値下げもあいまって大きな赤字となっている。
同社はすでに1月17日の時点で,今年度の業績の大幅な下方修正をしており(関連記事),通期の予想純損失は250億円規模が予想されていた。その時点で想定されていた1ドル100円の水準よりも円安になったこともあってか,481億円の為替差益が発生し,第3四半期までの純利益は黒字となっている。
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任天堂IRページ
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