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電動で高さ調整可能なスタンディングデスク「FlexiSpot E3」レビュー。ゲーマー女子中学生が組み立てに挑戦
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印刷2018/11/26 19:00

レビュー

高さ調整可能な電動式スタンディングデスクは組み立ても簡単

Fleximounts FlexiSpot E3

Text by 石井英男


スタンディングデスクの例。こちらはビーズの「昇降式スタンディングデスク BHD-1200H-WH」という製品だ(関連リンク
画像集 No.002のサムネイル画像 / 電動で高さ調整可能なスタンディングデスク「FlexiSpot E3」レビュー。ゲーマー女子中学生が組み立てに挑戦
 デスクと言えば,椅子に座って仕事をしたり,ゲーマーならゲームをしたりするためのものというイメージが強い。ところが最近は,立ったまま作業を行うための「スタンディングデスク」というものに注目が集まっているという。
 座って仕事をするよりも,立ったままのほうが健康によく,集中力も高まるということで,海外のIT企業などを中心にスタンディングデスクを導入しているところも増えてきたそうだ。ゲームでもゲームセンターにおけるアップライト筐体のように,立ってプレイするスタイルを好むゲーマーもいるかもしれない。

 しかし,スタンディングデスクは椅子で高さを調整できないので,身長に応じて天板の高さを変えないと,快適に利用できないという制約がある。そこで最近人気を集めているのが,電動モーターで天板の高さを自由に変えられる「電動式スタンディングデスク」だ。作業によっては座ってやりたいという場合にも簡単に対応でき,電動式スタンディングデスクなら立った姿勢用と座った姿勢用を切り替えることで,作業による疲労をより低減できて生活習慣病の予防にもつながるという理屈である。

 筆者も,電動式スタンディスクに興味を持っていたのだが,今回,品質とコストパフォーマンスの高さで評判の電動式スタンディングデスクFlexiSpot E3シリーズを長期試用する機会を得たので,紹介していきたい。

FlexiSpot E3W
メーカー:Loctek
問い合わせ先:contact@fleximounts.jp
価格:4万7900円(税込,天板別売り)
画像集 No.003のサムネイル画像 / 電動で高さ調整可能なスタンディングデスク「FlexiSpot E3」レビュー。ゲーマー女子中学生が組み立てに挑戦

 FlexiSpot E3シリーズは,スタンディングデスクやモニターアーム,エアロバイクなどを手がけている企業Loctekのブランド「Fleximounts」の製品だ。CES 2018においては,同社の「デスクバイク」がCES Innovation Awardsを受賞するなど,ユニークかつ先進的な製品作りで評価の高いメーカーである。今回評価したFlexiSpot E3シリーズは,同社のスタンディングデスクの中でも,とくに売れ筋の製品である。

 FlexiSpot E3は,基本的に天板が別売りの製品で,ホワイト,シルバー,ブラックという脚の色違いにより製品名が異なる。今回筆者が試用したのは,ホワイトモデルの「FlexiSpot E3W」だ。天板の高さは,600〜1230mmの間で自由に調整できる。背が高い人から低い人,小学生の子どもまでさまざまな身長の人に対応できることも見どころとなりそうだ。

 一方の天板は,サイズと色でいくつかバリエーションがあり,サイズは幅120cmと140cm,140cmで天板手前がカーブしたデザインの計3種類,色はメープル,ブラック,ホワイト,ディープウォールナットの4種類がラインナップされている。脚と天板がセットになった製品もラインナップされているようだ。
 今回筆者が試用した天板は,140(W)×70(D)cmのメープルで,一般的なビジネス用デスクよりも横幅,奥行きともに大きいものだった。天板の厚みは25mm,耐荷重も80kgあるため,大型ディスプレイなどを置いても安心だ。デザイン的にもシンプルで,色の選択肢も多いため,どのような部屋にもマッチするだろう。質感や剛性感も満足できる。ちなみに,価格は1万3900円(税込)だ。


6つのステップで,素人でも簡単に組み立てられる


 FlexiSpot E3シリーズは,ユーザーが組み立てるタイプの製品である。図が多用された組み立てマニュアルが付属しているので,組み立ては難しいものではない。
 今回,筆者宅でFlexiSpot E3Wを組み立てたのは,主に中学2年生の娘である。天板のように重さがあるものについては私も手伝った程度で,組み立てには1時間程度しかかからなかった。ただ,組み立て作業は1人でも十分できるが,天板を載せる場合などは,2人でやったほうが楽である。

FlexiSpot E3Wは2つの箱に梱包されていた(左)。縦になっている箱に天板が入っており,横になっている箱に脚やビームなどが入っている。天板の横幅は1400mmmもあり,箱もかなり大きいので2人でやったほうが楽だ(右)
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ボルトや小物パーツ類の入った袋。袋の中に仕切りがあり,小分けされているのでボルトなどが混ざらず便利だ
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 組み立て手順は6つのステップに分かれており,組み立てマニュアルも分かりやすい。順番に組み立てていけば,家具組み立て作業に慣れてない人でも問題なく組み立てられるはずだ。組み立てに使うボルトや木ネジは全部で3種類あるが,袋で小分けされているので混同するようなこともなかった。

天板のサイズは1400(W)×700mm(D)のモデルを選択。天板色はメープルだ
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こちらは脚やビーム,サポートプレートなどのパーツ。試用した製品の脚の色はホワイトだが,シルバーやブラックのカラーバリエーションもあり,天板との色の組み合わせを選べる
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昇降ユニットに脚を取り付けている様子
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 組み立ては全部で6つのステップに分かれている。ステップ1は,昇降ユニットに脚をボルトで取り付けるというもの。ボルトを締めるためのレンチも,小さいものだが付属している。もちろん,付属のものより作業をしやすいレンチがあれば,それを使ったほうが楽に済むだろう。

 ステップ2では,天板を載せるビームを昇降ユニットに取り付ける。
 天板を載せるビームは,あらかじめ組み立てられていた。ただ,天板の幅に応じて長さを調整できるので,天板のサイズにあわせて裏面のボルトを緩めて,適当な長さになるよう調整する必要がある。

ビームは組み立て済みだが,一番短い状態なので天板のサイズにあわせて伸ばす必要があった(左)。ビームの長さを変更するには,裏面のボルトを緩めてから左右にスライドして広げる(右)
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左写真はビームを一番短くした状態で,右はある程度伸ばした状態だ
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脚にビームを載せてボルトで締めている様子
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ステップ2まで終わった状態
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 ステップ3は短く,天板を支えるサポートプレートをボルトでビームに取り付けるだけだ。

ビームの上に天板を支えるサポートプレートを載せて,ボルトで取り付ける(左)。右写真はサポートプレートを1つ取り付けたところ
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ビームの両側にサポートプレートを取り付ければ,ステップ3は終わり
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 ステップ4はビームの下からケーブルカバーの板を取り付ける。下から取り付けたうえで,いったんネジを緩めてスライドさせ,適当な位置に調整したら,またネジを固定すればいい。

孔が開いたケーブルカバーを取り付ける(左)。ケーブルカバーは,適当な位置に下から取り付けてから,ネジを緩めて任意の位置に動かして,またネジを締めて固定するのが楽だ(右)
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もう1つのケーブルカバーを反対側に取り付けてステップ4は終了
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 ステップ5は,コントローラに各種ケーブルを接続する。取り付けるのは,操作パネルとなる「コントロールパネル」とコントローラをつなぐケーブル,左右の昇降ユニットとコントローラをつなぐケーブル,そして電源ケーブルの4本だ。

コントローラに左右の昇降ユニットからのケーブルや,コントロールパネルからのケーブルを接続している様子
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昇降ユニットからのケーブルとコントロールパネルのケーブルを接続した状態(左)。LANケーブルのような見た目のがコントロールパネルからのケーブルだ。最後に電源ケーブルを接続すればステップ5は終了(右)
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付属のスペーサーは全部で6個ある。茶色のは両面テープの剥離紙だ
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 最終のステップ6で,サポートプレートの上に天板を取り付ける。ただし,天板の取り付け前には,ビームの上にスペーサーを取り付ける必要があった。ビームの幅を調整した部分は,ほかの部分と高さが異なるで,天板ががたつかないようにという配慮だろうか。
 スペーサーにはあらかじめ両面テープが貼られているので,ビームの幅に合わせて適当な数を貼り付ければいい。

スペーサーをビームの中央に貼り付けている様子(左)。今回は6個すべてを貼り付けた(右)
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 スペーサーを貼り付けたら,いよいよ天板と脚を合体させる。天板は相応に重くてサイズも大きいので,この作業は2人でやったほうが楽だ。

天板を上に載せようとしているところ(左)。1人でできないこともないが,2人でやるほうが楽。サポートプレートと天板は,裏側から木ネジで固定する(右)
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サポートプレートは片側あたり8本の木ネジで固定する(左)。最後にコントロールパネルを天板に取り付ければ,組み立てはすべて完了だ(右)
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高さ変更は滑らかで騒音も気にならない


 完成したFlexiSpot E3Wだが,筆者の第一印象は「想像していたよりもしっかりしたいい製品だな」ということであった。脚が重いので,机の重心があまり高くならず,高さを電動で操作しているときの騒音もかなり静かであった。これなら,夜中に上げ下げしても,問題はないだろう。

完成したスタンディングデスク
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 FlexiSpot E3シリーズのコントロールパネルには,高さを示すLEDインジケータと7つのボタンが並ぶ。高さを変更するときは,LEDインジケータに現在の高さが表示されるので,決められた高さに設定するのも簡単だ。上ボタンや下ボタンは,押し続けることで連続動作をする。

コントロールパネル。左のLEDインジケータに表示されているのは高さだ。ボタンは左から[上]ボタン,[下]ボタン,メモリーボタン1/2/3,メモリーボタン,アラームボタンとなっている。LEDインジケータの表示も見やすい
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左写真は天板を一番低くした状態で,高さは60cm。右写真は一番高くした状態で,天板の高さは123cmである
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 昇降の様子を動画で撮影してみた。動作音にも注目しながら見てほしい。



 FlexiSpot E3シリーズは,手動で上げ下げするだけでなく,よく使う高さを3種類まで保存しておき,ワンボタンでその位置まで調整する「メモリー機能」を備えており,これがなかなか便利である。
 高さの記録は簡単だ。保存したい高さに手動で調節したうえで,コントロールパネルのメモリーボタンを押してから,高さを保存したいメモリーボタン1/2/3を押すだけ,これで最後に押したメモリーボタン1/2/3にその高さが記憶される。あとは該当のメモリーボタン1/2/3を1回押すだけで,どんな高さからでも一発でその高さに変わるという仕組みだ。


 生活習慣病を防ぐには,同じ姿勢で長時間作業を行わないことが重要だが,FlexiSpot E3シリーズでは,長時間天板を同じ高さに設定していると,アラームを鳴らして警告するアラーム機能を備えている。アラームが鳴るまでの時間も自由に設定できるので,健康が気になる人にもお勧めしたい。


立ってゲームをしたり,座ってプラモを組み立てたりと自由自在


娘がポスターを描いているところ
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 完成したFlexiSpot E3Wを,早速,娘や息子に使わせてみた。
 中学2年生の娘は身長153cm,小学5年生の息子は身長140cmである。まず,娘に宿題のポスターを描かせてみた。「天板の高さは自分が使いやすいように調整して」と伝えたところ,娘が立って絵を描く場合,73.6cmがちょうどいいとのことであった。

天板の高さは73.6cmに設定した(左)。「ちょうどいい高さに設定できるので,絵も描きやすい」とのこと(右)
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 使った画用紙のサイズは「四つ切」と呼ばれる382×542mmものだが,今回,FlexiSpot E3Wに組み合わせた天板の奥行きは700mmとかなり大きいので,四つ切画用紙を縦に使って描く場合でも,まだまだ余裕があるのもポイントだ。

 続いて,息子にも同じように絵を描かせてみたところ,「立って描くなら68.1cmがちょうどいい」とのこと。ただ,息子は立って描くより座って描くほうが楽だそうで,翌日は,天板を一番下まで下げて椅子に座って続きを描いていた。息子の感想は,「机が広くて嬉しい」というものであった。

今度は息子に絵を描かせてみた(左)。息子の身長で立って描く場合,天板の高さは68.1cmがちょうどいいそうだ。天板を一番下まで下げると,息子が座って絵を描くのにちょうどいい高さになった(右)
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 次に,娘が大好きなプラモデル――幼稚園の頃からガンプラばかり作っている――の組み立てをさせてみた。今回組み立てたのは「1/100ダブルオーガンダム」である。今回は椅子に座っての作業となったが,娘が着座した状態でプラモデルを組み立てる場合,天板の高さは68.8cmがちょうどいいそうだった。

娘が座ってプラモデルを組み立てているところ(左)。天板の高さは68.8cmが適当だそうだ。普段使っている学習机に比べて天板が広いので,組み立て説明書を広げてもスペースが十分にあり,組み立てやすかったとのこと(右)
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 もちろん,ゲーム用途の机としてもFlexiSpot E3シリーズはお勧めできる。
 娘が座ってPCゲームをプレイする場合,最適な天板の高さは65.4cmで,立ってプレイする場合は94.9cmがちょうどいいとのこと。FlexiSpot E3シリーズを使えば,キーボードやマウスの高さ,ディスプレイと目の位置関係を自由に調整できるので,不自然に画面を見下ろしたり見上げたりしない自然な姿勢でプレイできる。娘曰く,「マウス操作もやりやすくなって,長時間プレイしても疲れが少ない気がした」とのことだ。

座ってPCゲームをプレイしている娘(左)。このときの天板は高さ65.3cmである。右写真は立ってプレイしている娘で,このときの高さは94.9cmだった
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FlexiSpot E3シリーズは奥行きが広いので,液晶ディスプレイとキーボードの手前にアーケードスティックを置くだけのスペースがある
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 格闘ゲームが好きな息子には,PCにアーケードスティックを接続して,「ストリートファイターV」をプレイしてもらった。FlexiSpot E3シリーズは,奥行きが700mmもあるので,液晶ディスプレイの前にキーボードを置き,その前にアーケードスティックを置く余裕がある。
 息子の場合,座ってプレイする場合の最適な高さは71.0cmで,立ってプレイする場合は81.1cmが楽なようだ。息子にとってストリートファイターVは,座ってプレイするよりも立ってプレイするほうが身体を自由に動かせて楽しいらしい(エモートのつもりなのか,ラウンドの合間に踊ったりしている)。

座った状態でアーケードスティックを使ってストリートファイターVをプレイしている息子(左)。天板の高さは71.0cmである。立った状態では81.1cmが楽とのことだった(右)
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 ここで面白いのは,息子のほうが娘よりも身長は10cm以上低いのに,座ってのプレイ時における天板の高さは,逆に息子のほうが高いことだ。これは,ゲームに利用する入力デバイスの違いによるのであろう。娘がプレイしていたPC版「Rez Infinite」は,マウスでプレイするため,天板は低いほうがプレイしやすいようだが,息子のようにアーケードスティックでストリートファイターVをプレイする場合は,天板と肩の高さがもう少し近いほうが操作しやすいようだ。両者の写真を見比べても,その違いが分かると思う。

 このように,マウスとキーボードを使うゲームとアーケードスティックを使うゲームでは,当然使いやすい机の高さは変わってくるが,FlexiSpot E3シリーズであれば,入力デバイスやプレイスタイル,ゲームタイトルに応じて,天板を最適な高さに調整できる。これは通常の机ではできない魅力だ。
 FlexiSpot E3シリーズは,ゲーム用途はもちろん,工作やデスクワークなど,さまざまな用途に対応できる電動式スタンディングデスクである。それでいて,この種の製品としては価格が安い部類であることもポイントだ。脚などの剛性感も高く,天板の高さの調整も滑らか。メモリ機能やアラーム機能も便利である。完成度とコストパフォーマンスの高い電動式スタンディングデスクとして,お勧めしたい製品だ。

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FleximountsのFlexiSpot E3シリーズ製品情報ページ


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