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Dell,LTE対応SIMロックフリーモデルも用意した10.1インチのWindows 8.1タブレットとAndroid 5.0タブレットを4月下旬に発売
直販での最小構成価格は順に,4万2980円,3万6980円(いずれも税別)とされているので,単純計算した税込価格は順に,4万6418円,3万9938円となる。
Venue 10 Pro
それぞれの製品を見ていこう。まず,Windows 8.1 with Bing搭載のVenue 10 Proだが,Windowsタブレット本体と,本体に合体可能なキーボードがセットになった製品となっている。キーボードを合体した状態ならば,2-in-1ノートPCのようにフォトスタンド型やテント型で使うことも可能だ。
ちなみに,本体と合体させて使うものなので,キーボード単体で使用することはできない。
ラインナップは表1の3モデルとなっており,「WiFi ハイエンドモデル」と「LTE SIMフリーモデル」には,10.1インチサイズで1920×1200ドットの液晶パネルと記憶容量64GBの内蔵ストレージが採用されている点が見どころだろう。
表中にバッテリー駆動時間の数字はないのだが,32Whのバッテリーを内蔵しており,10時間程度のバッテリー駆動が可能とのことだ。
WiFi スタンダードモデル | WiFi ハイエンドモデル | LTE SIMフリーモデル | |
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液晶パネル | 10.1インチ 1280×800ドット |
10.1インチ 1920×1200ドット | |
SoC | Atom Z3735F | ||
メインメモリ容量 | 2GB | ||
内蔵ストレージ容量 | 32GB | 64GB | |
無線通信機能 | IEEE 802.11g/n, |
IEEE 802.11g/n, |
|
税別価格 | 4万2980円 | 4万6980円 | 5万6980円 |
LTE SIMフリーモデルは,内蔵通信機能がNTTドコモの使用するLTEバンドである1,3,19に対応しているので,NTTドコモ回線を使用するMVNO(Mobile Virtual Network Operator)が提供するLTE対応SIMと組み合わせて利用するのに適しているのもポイントだ。
ただ,現時点ではMVNOが提供するLTE対応SIMとのセット販売を行うかどうかは未定とのことだった。
Venue 10
WiFi モデル | LTE SIMフリーモデル | |
---|---|---|
液晶パネル | 10.1インチ 1920×1200ドット | |
SoC | Atom Z3735F | |
メインメモリ容量 | 2GB | |
内蔵ストレージ容量 | 32GB | |
無線通信機能 | IEEE 802.11g/n, |
IEEE 802.11g/n, |
税別価格 | 3万6980円 | 4万5980円 |
Venue 10で注目すべきポイントは,Android 5.0を標準採用している点にある。後日アップデートでAndroid 5.0が配信された製品はいくつか存在するものの,プリインストールされて出荷されたタブレットといえば,Googleの「Nexus 9」程度しかない。現時点では,ゲーマーにとって明確なメリットがあるわけではないAndroid 5.0ではあるが,最新版のAndroidがプリインストールされた製品を使いたいという人にとっては,引きとなるかもしれない。
LTE対応のSIMロックフリーで,内蔵ストレージ容量が多めのタブレットが欲しいという人なら,選択肢に入る製品といったところだろうか。
Dellの当該プレスリリース
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