Xiaomi，4眼式カメラ搭載のミドルクラススマホ「POCO X3 NFC」を発表。搭載SoCはSnapdragon 732G

　2020年9月7日，Xiaomiは，ミドルクラス市場向けAndroidスマートフォン「POCO X3 NFC」を世界市場に向けて発売すると発表した。比較的低価格なミドルクラス市場向けでありながら，4眼式のアウトカメラを採用するのが特徴だ。搭載SoC（System-on-a-Chip）には，Qualcommが発表したばかりの「Snapdragon 732G」を採用している。なお，POCO X3 NFCが対応する無線通信規格は4G LTEまでで，5Gには対応しない。

POCO X3 NFC。カラーバリエーションは「Shadow Gray」と「Cobalt Blue」の2色展開

　メーカー想定売価は，メインメモリ容量6GB，内蔵ストレージ容量64GBのモデルが229ユーロ（約2万8800円，税別），内蔵ストレージ容量128GBのモデルが約269ユーロ（約3万3800円，税別）だ。なお，日本における発売は未定である。

　POCO X3 NFCの特徴であるアウトカメラは，背面上部の中央にある。中央に大きなレンズを備えた超広角カメラがあり，その周囲に約6400万画素の撮像素子を備えた標準カメラやマクロレンズ，深度計測（測距）用カメラ，そしてLEDフラッシュが取り囲むように並んでいる。

POCO X3 NFCのアウトカメラ構成。中央にあるのは超広角カメラだ。ミドルクラス市場向け端末でも，深度センサーの搭載は当たり前のものになるだろう

　ディスプレイは6.67インチサイズの液晶パネルで，解像度は1080×2400ドット，120Hz表示とHDR表示にも対応する。端末の動作をゲーム向け動作モードに切り替える機能も有するなど，ゲーム用途にも重点を置いているのがポイントだ。

タッチパネルのレポートレートは240Hzで，ゲームの操作も快適とアピール

　ゲームにおける快適さは，Snapdragon 732Gの性能次第ではあるが，国内での発売も期待したい。

POCO X3 NFCの主な仕様。なお，欧州では64GBモデルの早期購入者向け価格が199ユーロ（約2万5000円）前後となっている

表　POCO X3 NFCのの主なスペック

メーカー	Xiaomi Corporation
OS	Android 10
ディスプレイパネル	約6.67インチIPS液晶，解像度1080×2400ドット，最大リフレッシュレート120Hz，HDR表示対応
プロセッサ	Qualcomm製「Snapdragon 732G」 ・CPUコア：Kryo 470（最大2.3GHz） ・GPUコア：Adreno 618
メインメモリ容量	6GB
ストレージ	64GB，128GB
アウトカメラ	4眼式 ・標準：約6400万画素，F1.89 ・超広角：約1300万画素，F2.2，画角119度 ・マクロ：約200万画素，F2.4 ・深度センサー：約200万画素，F2.4
インカメラ	約2000万画素，F2.2
対応LTEバンド	未公開
対応3Gバンド	未公開
無線LAN対応	Wi-Fi 5（IEEE 802.11ac）
Bluetooth対応	5.0
バッテリー容量	5160mAh
待受時間	未公開
連続通話時間	未公開
USBポート	USB Type-C
ヘッドセット端子	4極3.5mmミニピン
公称本体サイズ	76.8（W）×165.3（D）×9.4（H）mm
公称本体重量	約215g
本体カラー	Shadow Gray，Cobalt Blue

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