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「ディヴィニティ」シリーズ新作の仕様を明かすQ&AをLarian Studiosが実施に。手動配置のルートシステムを採用し,Switch 2版も前向きに検討中
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Larian Studiosは,2023年にリリースされ,メジャーなゲームアワードを総ナメにした傑作RPG「バルダーズ・ゲート3」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)の開発で知られている。彼らの次回作は2025年12月に開催されたイベント「The Game Awards 2025」で発表されており(関連記事),「Divine Divinity」(2002年)に始まる「Divinity」シリーズに連なる作品であることが明らかになっている。
「バルダーズ・ゲート3」の世界的に成功により,Larian Studiosの次回作にも注目が集まっているが,発表後の海外メディアのインタビューなどでは,新作「Divinity」がターン制のRPGであり,ゲームエンジンとして独自開発の「Divinity Engine」の最新版が採用され,シングルプレイとCo-opに対応することなどが伝えられていた。
スタジオの設立者であり,ゲームディレクターを務めるSwen Vincke氏らが質問に応えたRedditのQ&Aによれば,新作「Divinity」は,2017年の前作「Divinity: Original Sin II」を継承しつつ,「バルダーズ・ゲート3」の経験を反映させたまったく新しいゲームシステムの作品として制作されるとのこと。
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数時間にわたる質疑応答から興味深いものをいくつかピックアップすると,前作「Divinity: Original Sin II」に比べて大きな変更点となるのがルートシステムの刷新だという。前作ではプレイヤーキャラクターのレベルに応じてアイテムがランダムに出現していたが,次回作では「バルダーズ・ゲート3」と同様,開発者が手動でアイテムを配置する。完全なランダム出現は調整に時間がかかり,結果としてプレイヤーの混乱を招くだけだったとデザイン担当者は述べており,意図的に配置されたアイテムを見つける楽しみを重視することが狙いだ。
ゲームシステムは「ダンジョンズ&ドラゴンズ第5版」に準拠する必要のあった「バルダーズ・ゲート3」とは異なり,「Divinity」シリーズ本来の独自ルールに回帰するという。Vincke氏は,テーブルトップRPG向けに作られた「ダンジョンズ&ドラゴンズ第5版」は,コンピュータゲームとして表現する際の足かせになる場面もあったが,「Divinity」にはそうした制約がなく,コンピュータゲームとしての手触りを優先した設計が可能となる。「Action Point」といったシリーズ独自の仕組みを受け継ぎ,「バルダーズ・ゲート3」で得られた知見を元に,最適化した新たな戦闘や探索のルールが適用される。
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探索では,例えば前作では燃やせなかったものが燃やせるようになり,さらに複数の消火手段が用意されるといった環境に対するインタラクションが増え,ゲームの幅を広げている。ストーリーは,前作に比べて民間伝承や古代の儀式など,いわゆるフォークホラー的な雰囲気が強くなるようだが,ユーモアやサプライズなど,シリーズ特有の要素も存在する。物語は独立しているので,「Divinity」シリーズをプレイして経験がなくても楽しめるという。
また,プレイヤー同士の交流を図る目的で「バルダーズ・ゲート3」の「キャンプ」のようなスペースも用意されるとのこと。詳しくは説明されていないものの,「呪文スロット」を回復するなどシステムの必要性からではなく,純粋に仲間同士の会話や関係構築の場として機能する予定だ。そのため,仲間同士の横のつながりも深まる,新たな会話システムの設計も行われている。
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技術面では,上記のように「Divinity Engine」の最新版となる第5世代が本作に採用されている。これにより,フィールドのスケール感や密度,ライティングの品質などが向上。また,キャラクターの表現にもかなりのリソースが割かれているという。さらに,具体的なプラットフォームは未発表ながら,Nintendo Switch 2版も考慮されているとのことだ。
発売日や価格,日本語対応の有無などは現時点で未発表だが,このほかにも,いろいろな情報が発信されているので,詳しくはRedditの当該スレッドをチェックしてほしい。
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ディヴィニティ
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