Switch2で，いつでもどこでもナイトシティへ。改めて考える「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」の推しポイントとは【PR】

　「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」は，2020年にリリースされた「サイバーパンク2077」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）をNintendo Switch 2（以下，Switch2）向けに最適化し，さらにこれまでに発売された拡張パックをすべて収録した“完全版”にあたるタイトルだ。
　発売は2025年6月5日で，Switch2との同時発売だったことから，任天堂のプラットフォームを中心に遊んでいる人も，名前を聞いたことがある人は多いのではないだろうか。


　元となった「サイバーパンク2077」は，「ウィッチャー3」などで知られるポーランドのCD PROJEKT REDが開発を手がけたオープンワールドRPGであり，その完成度と自由度の高さから，傑作との呼び声が高い。
　発売当初はハードウェア性能の限界から，Nintendo Switchでの発売は叶わなかったが，Switch2になって，いよいよそれが実現したわけだ。

　本稿では「サイバーパンク2077」の魅力を，完全版であるSwitch2版をベースに紹介する。Switch2のローンチタイトルであり，すでにナイトシティでの生活に浸っている人も少なくないだろうが，改めてオススメのポイントを3つに絞ってお伝えしたい。

「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」のオススメポイントはここ！

オープンワールドで表現された未来都市・ナイトシティ

　時は2077年。アメリカ西海岸に位置するナイトシティは，圧倒的な権力を握る巨大企業によって支配された，暗黒の未来都市であった。テクノロジーがもたらした繁栄の裏側では，暴力と犯罪が渦巻き，深刻な格差社会が広がっていたのである。


　本作の舞台であるナイトシティは，郊外の荒れ地から中心部の超高層ビル群，歓楽街やスラムまで，数多くのエリアで構成された広大なオープンワールドだ。
　そこでは多くの人々が生活をおくり，街の景観はもちろんのこと，その中を通る交通から天候の変化までが，丁寧に描写されている。空気感まで感じられるその画面からは，まるで都市そのものが生きているかのような没入感が味わえることだろう。


　プレイヤーは，この街に生きる“サイバーパンク（傭兵）”の一人“V（ヴィー）”となり，ナイトシティに足を踏み入れることとなる。
　しかし，その立ち位置はキャラクター作成に選択するライフパスによって異なる。大企業に所属するエージェントである「コーポレート」か，郊外の砂漠からナイトシティにやってきた放浪民「ノーマッド」か，あるいはスラムに舞い戻った不良「ストリートキッド」なのか。この選択によって序盤の展開が変化し，またナイトシティの見え方も変わってくることだろう。

　さらにキャラクターメイクでは，ライフパスだけでなく主人公の外見もかなり細かいところまで作り込める。これには本作のテーマの一つである人体改造――サイバーウェア（義体）も含まれており，ゲーム開始早々からこの世界にどっぷり浸かれる要素となっている。



選択が物語を作る。キアヌ・リーブス扮するNPCとの邂逅も

　本作は一人称視点で進行するアクションRPGだ。プレイヤーはナイトシティのレジェンドとなるべく，さまざまなクエストをこなしながら，裏社会にその名を轟かせていく。
　主軸となる物語がどう展開するかはプレイヤーの選択次第だが，先のライフパスの選択はもちろんのこと，その時々の判断が未来に影響を及ぼし，物語や登場人物の運命を変えていくことになる。


　オープンワールドのお約束であるサイドクエストも豊富で，その一つ一つがドラマのように作り込まれているのも，本作の魅力だ。ナイトシティに生きる人々に“V”が関わることで，一体どんな化学変化が生まれるのか。街をくまなく探索して仕事をこなしていけば，世界がより解像度を増して感じられるようになるだろう。


　メインストーリーからサイドクエストまで，本作にはさまざまなNPCが登場するが，その中でも一際存在感が大きいのが，俳優のキアヌ・リーブスさんが演じたことでも知られるジョニー・シルヴァーハンドだ。
　本作の原点となったテーブルトークRPG「サイバーパンク2.0.2.0.」から登場している彼は，伝説のロッカーとして讃えられる伝説上の人物である。プレイヤーである“V”は，そんな彼と意外な形で出会うこととなるのだが……果たしてどんな物語が紡がれるかは，ぜひ自身でプレイして確かめてもらいたい。

なお本作は日本語の吹替音声を収録しているが，無料の「英語音声パック」を導入すると，キアヌ・リーブスさんの肉声を聞くこともできる（もちろん英語だが）

　プレイヤーに選択肢があるのは，物語の展開だけではない。“V”が戦闘中に行うアクションにも，数多くの選択肢が設けられている。


　一人称視点のゲームでは定番の銃器だけでも数多くの種類があり，射撃特性や好みに応じて使い分けられる。ほかにも最先端の技術が組み込まれたブレードや，身体に埋め込んだサイバーウェアを駆使した接近戦，はたまた魔法と見まがうようなハッキング技術で戦況をコントロールするなど，さまざまな戦闘スタイルを選択できる。
　成長時に取得できる能力値やパークと組み合わせて，自分だけの“V”を育てていこう。



ナイトシティを持ち歩け。マウス操作にも対応した完全版

　ここまで紹介してきた「サイバーパンク2077」の魅力は，Switch2の「アルティメットエディション」にももちろん生きている。

　広大かつ緻密なナイトシティの街並みは，最新ハードのスペックを生かしたグラフィックスで再現されており，激しい戦闘も快適にプレイできる。操作もSwitch2に最適化されていて，Joy-Con 2のジャイロ操作や，正確なエイムが可能なマウス操作にも対応。挙動の細かな設定も可能となっている。


　さらにはSwitch2ならではのテーブルモードや携帯モードにも対応し，TVモードと変わらずプレイできるのも，アルティメットエディションの大きなアドバンテージだ。まさにナイトシティをまるごと持ち出して，出先で遊ぶことも不可能ではなく，おまけに他機種版とのクロスセーブにも対応している（PC版を除く）。


　冒頭でも触れたように，「アルティメットエディション」はすべての拡張パックをあらかじめ含んだ“完全版”なので，なにもせずとも最新の状態でプレイできるのもありがたい。
　ナイトシティのドッグタウン地区を舞台とした拡張パック「仮初めの自由」と，それに伴う武器や車両，衣装が実装されているのはもちろん，5年前のリリース初期にあったバグは解消されているので，安心してゲームに集中できる。


　コアなゲームファンも唸らせる傑作オープンワールドを，Switch2という携帯可能なプラットフォームに移植した本作は，幅広いプレイヤー層にオススメできるタイトルといえる。ビギナー向けのオプション設定も充実しており，よほど苦手なジャンルでないかぎりは，どっぷり楽しめること間違いなしである。

　すでに続編にあたるタイトルの制作中ではあるものの，まだ本作をプレイしていない人はその前に，ぜひ一度，手に取ってみてほしい。

ちなみに本作のパッケージ版はキーカード方式ではなくゲームカード方式なので，プレイにあたって追加のダウンロードなどは必要ない。本編だけで60.3GBの容量があるので，本体ストレージの残量が気になる人も安心だ