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今回のアップデートでは,特殊なアイテムの生産が可能な施設“アジト”や,3つの新ロケーションなどの新要素が追加され,ゲームプレイの幅やリプレイ性が向上している。
また,開発陣はアップデート0.5によって,開発段階がプレアルファからアルファへと移行したことを宣言。正式サービスに向けて着々と準備が進んでいることが示されたのも,ファンにとってはうれしい知らせだろう。
今回,新たなゲーム体験が加わる本作を一足早くプレイする機会を得た。「Gray Zone Warfare」の基本的な紹介を交えつつ,先行プレイレポートをお届けしよう。
なお,筆者は本作を初めてプレイしており,また先行プレイ用のデータを使用しているため,実際のゲーム環境とは異なる可能性に留意してほしい。
リアルな戦場の緊張感が味わえるハードコアシューター。人を選ぶが,刺さる人にはとことん刺さる
本作は,東南アジアにある架空の島ラマンを舞台に,民間軍事会社の一員となったプレイヤーが過酷な戦場を生き抜いて,島に隠された秘密を暴いていくハードコアなオープンワールド・タクティカルFPSだ。
PvPvE(フレンドリーファイアあり)とPvE(フレンドリーファイアなし)のワールドが用意されており,プレイヤーは3つの民間軍事会社(派閥)のいずれかに所属することになる。
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ゲームサイクルは至ってシンプルだ。超広大なオープンワールドを探索しながら,タスク(依頼)の進行,装備やアイテムの収集,敵との戦闘などをこなし,自分の好きなタイミングで拠点へ帰還する。拠点で戦利品を整理したり,業者(ショップNPC)との売買で装備を整えたりしたら,再び探索に出発する。
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この繰り返しが基本だ。ゲームプレイそのものに制限時間はなく,ひたすらタスクをこなしてもいいし,遭遇した敵兵を片っ端から撃ち倒して相手の所持品を強奪してもいい。あるいは集落や拠点を巡り,装備や金目の物を漁りまくってもいい。ある程度は自由に楽しめるようになっている。
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ただ,舞台であるラマン島は途方もなく広く,徒歩だけで探索するのはあらゆる意味で骨が折れる。序盤のうちに,ファストトラベルの役割を担うヘリ着陸地点や戦闘拠点などを開放しておくと,のちのちの探索や移動が格段にラクになるだろう。
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ハードコアを謳う本作には,当然ながらシビアな要素が揃っている。その代表格といえるのが,FPSの核となる撃ち合い。弾丸の挙動は弾道シミュレーションに基づいているため,極めてリアルだ。距離が離れるほど弾を当てにくくなる。
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リロードに関しても,事前に弾薬をマガジンに込めておかなければ,ボタンを押してもリロードされない。従来のFPSと同じ感覚でプレイすると,「リロードボタンが反応しない!」と焦ることになる。
戦闘以上に興味深いのが,独自のヘルスシステムだ。頭部,腕,胴体,脚部ごとに負傷判定や出血(血液残量)の概念が存在し,症状に応じた治療アイテムを使わなければならない。拠点を出発する前に,このあたりの準備を怠ると痛い目に遭うだろう。
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とくにヘルメットや防弾チョッキでは守れない腕や脚は当たり前のように負傷するし,交戦距離が近ければ一瞬で命を落とすこともしばしば。敵AIの射撃精度は比較的高めに設定されているようで,筆者は何度倒されたか分からない(ヘタなだけかもしれないが)。
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加えて,銃を連射しすぎると腕が疲労して命中精度が落ちる仕様や,体調不良で嘔吐しそうになるモーションなど,人間の肉体的な脆さも緻密に再現されている。さらに水分量や空腹度,スタミナといったサバイバルゲームでおなじみの要素もあるため,こまめな飲食も欠かせない。
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戦闘不能になった場合はベースキャンプ(本拠点),または最寄りの戦闘拠点からリスポーンできるが,装備や所持品はその場にドロップし,回収前に再び死亡すると全ロストだ。ただし,セーフロック(貴重品ボックス)に入れたアイテムは死亡後も保持されるため,絶対に失いたくないアイテムは保管しておく習慣をつけたい。
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このように,過酷な戦場が生み出す不条理さや緊張感へのこだわりは並大抵ではない。その一方,拠点のどこからでも自身のロッカー(アイテムボックス)や業者NPCにアクセスでき,タスクの受注や報告,報酬受け取りも場所を選ばないなど,戦闘以外の部分では不便さを排除した仕様が随所に見られるのは好印象だ。
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また,銃器やアタッチメントの種類が豊富で,自由度の高いカスタマイズも大きな魅力だ。お気に入りの銃を見つけたら,アタッチメントを装着してコツコツ強化していく楽しさもしっかり味わえる。
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間違いなく人を選ぶ作品ではあるものの,実際の戦場を彷彿とさせる本格志向のミリタリー体験や,歯ごたえのあるサバイバルを望むプレイヤーにとっては,まさにうってつけといえる。
金策アイテムの生産や消耗品の作成が可能なアジトが登場
今回のアップデート0.5では,リアルな戦場の体験と興奮が味わえるラマン島に以下の新要素が実装された。
■アップデート0.5の主な新要素
・複数キャラクターの作成
・3つの新ロケーションの追加
・新コンテンツ“アジト”の実装
・複数の新武器,新アタッチメント,新ツールの追加
・ライティングや雲システムの刷新
・HDRへの対応
なかでも注目したいのが,拠点メニューからアクセスできる“アジト”だ。特殊なアイテムの生産や素材の分解などを行うクラフトシステムとして,「研究所」「マイクロラボ」「設備管理室」が用意されている。
研究所では薬物の生産や薬品の作成が可能だ。薬物は大金を生み出す「ヘロイン」,薬品には負傷時の治療に役立つ特別な回復アイテムなどがある。
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ヘロインは業者NPCに売却してもいいが,より多くの報酬を得たければ,研究所用のタスクで指定地点に納品するといい。
ただし,タスクには制限時間があるうえ,専用のバックパックを背負わなければならず(自身のバックパックは使用不可),敵の包囲網を突破する必要がある。相応のリスクが伴う反面,見事に任務を完遂できれば数万ドルもの大金が手に入り,懐もホカホカになるはずだ。
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マイクロラボでは,特定アイテムを分解して別の素材が手に入るほか,追跡タグやハッキングツールといった探索に役立つアイテムを作成できる。
マイクロラボ用のタスクも用意されているが,こちらは指定アイテムを納品するだけでクリアできる。お手軽な印象だ。
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最後の設備管理室は,研究所やマイクロラボの稼働に必要な電力を供給する施設だ。後述する準備を行えば,あとは自動で電力を生み出し続けてくれる。
準備とは,設備の設置とアップグレードのことだ。実は研究所,マイクロラボ,設備管理室を利用するには,フィールドの探索や業者からの購入,タスクのクリアなどで手に入る資材を使って,施設ごとに準備を進めなければならない。
そのため,最初からすぐにヘロインを作って大儲け……というわけにはいかない。
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いくつかの段階を踏む必要があるため,確かに時間はかかる。それでも魅力的な金策手段であり,便利なアイテムもクラフトできる。リプレイ性を高め,プレイスタイルの幅を広げてくれる,積極的に活用したい新要素だ。
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せっかくなので,3つの新ロケーションにも足を運んでみた。それぞれマップ中心部にある「グラウンド・ゼロ」の東,北,西に位置しており,いずれも高性能な装備で全身を固めた敵兵がひしめく危険な拠点だ。
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探索の難度は高いものの,それぞれの建物には魅力的な報酬が眠っている。腕に自信があるプレイヤーであれば,高額な戦利品を狙ってみる価値はあるだろう。
また,各ロケーションに対応したメインタスクも追加されているので,殴り込みをかける前に受注しておくといい。
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「Gray Zone Warfare」は早期アクセス中ということもあり,敵AIの射撃精度が高すぎたり,イベントシーンがなく全体的に演出面が淡白だったりと,まだまだ荒削りな部分も見受けられる。しかし,従来のFPSにはない圧倒的なリアリティと緊張感を味わえる意欲作なので,興味が湧いてきたのであれば,ストアページを訪れてみてはいかがだろうか。
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