プレイレポート
血は命綱であり武器でもある。スペイン産サバイバルホラーADV「Crisol: Theater of Idols」はいよいよ年内にリリースへ
今回はSummer Game Fest 2025 Pay Daysのパブリッシャブースで,本作のプレイアブルデモが展示されていたので,開発者に話を聞きつつプレイしてきた。
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本作の舞台は,古代から歴史を育むスペインにインスパイアされた“ヒスパニア”。主人公は兵士のガブリエルで,乗っていた船が難破して王国領内にある呪われたトルメントーサ島に漂着する。瀕死の状態に陥っていたガブリエルだが,何らかの声に導かれ息を吹き返すと,人や動物から血を吸い上げ体力を回復するという,吸血鬼のような能力が発現していた……というのが導入部分となる。
ガブリエルは,人の気配が感じられない街中を探索し,襲い掛かってくる無表情な木造人形たちと戦い,この島の歴史と秘密を紐解きながら,脱出の糸口を探していくことになる。
東京ゲームショウ2023でも本作について取材しているが,そのテーマになっているのが血だ。
マップ中に「人魚の血」(Mermaid Blood)と呼ばれる注射器が置かれており,これを注射することで体力バーを一定量回復できる。さらに,マップのところどころに屍となった人間や動物が放置されているのだが,プレイヤーはこれに両手を当てることで血を吸い上げられる。
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[TGS2023]自身の血を弾丸として放つ! スペイン産の新作サバイバルホラー「Crisol: Theater of Idols」のデモを確認してきた
TGS 2023のMadrid in Gamingブースにスペインのマドリードを拠点にするVermila Studiosの新作サバイバルホラー「Crisol: Theater of Idols」が出展されていた。本作は「ルメントーサ」という謎の島に漂着した太陽神の騎士団に属するガブリエルが,血を吸収しながらサバイバルしていくというものだ。
今回のデモでは,ガブリエルの持つピストルのグリップにも数本の刃が付着しており,グリップを握りしめることによって(XboxではXボタン)弾丸がリロードされるという,新しいアニメーションが加わっていた。
ショットガンであれば,レバー部分に握りこぶしを突き刺すという自傷的な表現にかなりゾッとさせられるが,これらの「ブラッドメカニック」を使うことで,自分の血を弾丸に変化させ,新しい武器として活用できる。なお,ブラッドメカニックを使用すると自傷ダメージが発生してしまう。
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今回のデモを紹介してくれた,Vermila Studiosの共同設立者であり,エクゼクティブプロデューサーのダヴィッド・カラスコ(David Carrasco)氏によると,本作は「バイオショック」や「バイオハザード」などに強くインスパイアされているという。実際,プレイヤーに襲い掛かってくる敵からは,バイオショックっぽさが感じられる。
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敵として登場する,人間ほどの背丈がある大きな木像からくり人形たちは,プレイヤーが近付くとノソっと起き上がって攻撃してくる。人間の顔をしているものもあれば,動物の顔のものもあるが,ゲームタイトルから連想されるように「劇場」で使われていた等身大の人形たちなのかもしれない。体をカラカラと揺らしながら迫ってきたり,すばやく小走りしてくるものいたりと,意外と変化のある動きを見せてくるので,少数の敵が相手であっても油断ならない印象だ。
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人形たちは,脚部を撃つと足がもぎ取れて倒れるし,ヘッドショットなら頭部が吹き飛ぶが,お構いなしに再び起き上がってプレイヤーに迫ってくる。ただでさえ能面のように無表情な人形たちは不気味であるし,トドメを刺さないと繰り返し襲い掛かってくる様はゾンビのそれに近い。戦闘からはバイオハザードに近いシビアさを感じられた。
人形は武器を使って攻撃を仕掛けてくることもあるのだが,武器を持つ手を攻撃して戦力を落としても,もう片方の手であらためて武器を持ち(今回は腰に差していた剣を引き抜いていた),プレイヤーに襲い掛かってくる。人形の動きは変化も多く,アクション面でのこだわりが強く感じられる仕上がりになっていた。
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また,冒頭に登場する「ドロレス」という名前の巨大な二足歩行の敵は,何らかの理由でガブリエルを恨んでいる宿敵のような存在とのことで,その時点で倒すすべはなく,どこかに隠れてやりすごすしかなかった。
カラスコ氏曰く,「シューティングやアクションばかりに頼らず,プレイヤーに緊張感を与えるための宿敵役」とのことで,ゲーム中ではさまざまな場面で出くわすことになるようだ。しゃがみ姿勢で足音を消したり,ステルスしてやりすごしたりと,人形たちとの戦闘とは一味違うサバイバルホラーの緊張感を楽しめた。
Unreal Engine 5で描かれたグラフィックスも,かなり緻密で美しく仕上っており,銃器の細かい装飾が見て取れた。近年のヨーロッパ産のゲームは,宗教についてセンシティブになっているのか,宗教色の強い内容を避ける傾向にあるようだが,本作は一切怯むことなく,とくにアート面でしっかりと宗教的表現を採用しているのが新鮮に感じられた。
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そんなストーリーも重視された本作について,音声はスペイン語と英語対応のみながらも,インタフェースとテキストが日本語化予定であるという。10〜14時間ほどのゲームプレイを想定しているそうで,気になった人はSteamストアページでウィッシュリストに追加して,続報をチェックしておくといいだろう。
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Crisol: Theater of Idols
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- ライター:奥谷海人
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