タクティカルRPG「Seablip」，大型アップデート「Castle Update」をリリース。139種のパーツを組み合わせて海賊砦を作り出そう

　フィンランドの個人ゲーム開発者ヤルダル・ソッリ氏とパブリッシャのVibedyは，Steamで早期アクセス中の海賊タクティカルRPG「Seablip」について，最新アップデートとなる「Castle Update」をリリースした。



　日本語にもフル対応している「Seablip」は，「Stardew Valley」や「テラリア」などにインスパイアされたカジュアルな雰囲気を持つ2DグラフィックスのRPGだ。プレイヤーはオープンワールドで描かれた広大な海洋地域で，自分の船やクルーを管理したり，拠点のある島で農耕を行ったりするなど，自由度の高いアドベンチャーを楽しめる。


　途中にソッリ氏の育児休暇もあったものの，この1年半ほどは頻繁なアップデートやバグフィックスが行われており，大型アップデートとしては2024年11月にリリースされた「Wizards & Flags Update」以来となる。

　今回の「Castle Update」では，139種のパーツを組み合わせて，島に自分の要塞を設計可能になったほか，6つの派閥に属する35の敵城を攻略するといった新たなゲームシステムが追加される。
　また，陸上での宝探しなどの冒険ミッションに同行できるようになり，故郷の島の開拓を手伝ってくれるコンパニオンキャラクターを1人選択可能になった。


　そのほか，新しい敵AIにアップグレードされたのに合わせて，敵の配置をランダムに生成するジェネレータを実装。プレイヤーの船と城の双方の進行状況に合わせて，敵が戦いを挑んでくるようなバランス調整も行われた。ゴブリンがよく利用するという，カメの甲羅のような形状をしたレジェンドアイテムの「タートルキャノン」が追加された。

　さらに，プレイヤーを含むすべての船員がLv20にまでレベルアップできるようになった。船員の特殊スキルは，Lv5とLv10で習得可能だ。


　ソッリ氏によると，近日中にもフルリリースに向けた新しいロードマップも公開する予定であるとのこと。タクティカルな要素を含みながらも気軽に楽しめるゲームを求めている人は，「Castle Update」を機に「Seablip」をプレイしてみるといいだろう。