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「アサシン クリード シャドウズ」ライブデモを公開。侍の弥助と忍の奈緒江,主人公2人のまったく異なるゲームプレイをチェックしてきた
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印刷2024/06/11 05:00

インタビュー

「アサシン クリード シャドウズ」ライブデモを公開。侍の弥助と忍の奈緒江,主人公2人のまったく異なるゲームプレイをチェックしてきた

 本日配信されたUbisoft Forward 2024に合わせて,カリフォルニア州ロサンゼルスにあるBelasco Theaterにてメディアイベントが開かれ,「アサシン クリード シャドウズ」PC / PS5 / Xbox Series X|S)のライブデモが公開された。

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 「アサシン クリード」シリーズの“裏の主人公”であるデズモンドが日本語のメッセージを受け取ったのは,2007年に登場した第1作のこと。以来,何度となく「日本が舞台になる」という噂が浮上していたが,2024年11月15日にリリースされるシリーズ最新作「アサシン クリード シャドウズ」ではそれがいよいよ実現する。

日本語版の吹き替えを務める声優も発表された
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 戦国時代末期(安土桃山時代),1579年に幕を開けるストーリーはポルトガル宣教師に連れてこられたアフリカの元奴隷「弥助」(やすけ)と,伊賀の忍の棟梁であり,上忍三家の1つとして知られる藤林長門守正保の娘「奈緒江」(なおえ)を軸に展開する。
 男女のキャラクターを主人公に据え,ゲームメカニクスがまったく違うのは「アサシン クリード シンジケート」と同様だ。奈緒江は架空のキャラクターであるが,弥助は実在した人物として知られており,歴史上の人物が主人公になるのはシリーズでは初となる。

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 すでに公開されているコレクターズエディションのワールドマップにより,近畿地方を手中に収めた織田信長の領地が行動範囲であることが分かっている。京,大和,伊賀,近江,紀伊,丹波,若狭,摂津,和泉,河内,播磨,但馬あたりが舞台のようだ。
 天正伊賀の乱では相対する関係だった弥助と奈緒江だが,何らかの形で手を組んで「光のために闇で戦う」ことになる。

 今回のライブデモで紹介されたのは,弥助が林という領主を暗殺するため,福知山城がある丹波に向かうミッションだ。近年のシリーズ作品同様,プレイヤーは比較的自由にターゲットを選べて,どのように始末するのかもプレイスタイル次第になるという。弥助の正面突撃,奈緒江のステルスは好みが分かれるところだが,レベルアップは両者で共有される。

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 甲冑を付けた弥助が福知山の城下町に歩いて入っていくシーンから始まったが,まず注目したいのは,弥助は村人から侍として認識されていることだ。
 アフリカ生まれで推定身長2メートルの弥助なので,日本において群衆に紛れて生活することは簡単ではないが,NPCは弥助を見上げるようなリアクションをとったり,すっと道を開けてお辞儀をしたりもする。弥助も村人たちを押しのけて歩くようなことがなく,どこか日本的な味わいさえ感じられた。

 最初のターゲットは,林に仕える藤岡という人物だ。城下町の一角に仲間と居座り,弥助は彼らと一戦を交える。
 敵の攻撃はスラッシュならば青,ヘビーアタックならば赤く光るので,タイミングを見計らって避けたり,カウンター攻撃を仕掛けたりしていく。金棒で戦う弥助のアタックによって相手の兜や鎧を破壊すると,ようやく体力を奪えるようになるため,甲冑を付けていない相手には素早く対処できる刀のほうが効果的のようだ。

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 キル表現はかなり残酷で,倒れた相手の頭を金棒で砕いたり,力任せに足で踏み砕いたりする。極めつけは,斬首のフィニッシュムーブだろう。転がった相手の首部には脊椎や肉の断面といった,日本では規制の対象になるであろうグラフィカルな表現が見られた。
 藤岡を仕留めると奈緒江が登場し,プレイヤーはこのまま弥助でプレイするか,奈緒江にチェンジするかを選択できる。今回,デモプレイの担当者は最初に奈緒江を選んだ。

 奈緒江のプレイスタイルは,シリーズ作品の主人公たちを強く連想させるものであり,鉤縄を使って城壁を登るなど,軽快に移動していく。鎖鎌をブルンと振り回すと,敵に引っかかることなく何度もダメージを与えるので,複数の敵を相手にしても徐々に体力を奪うことができる。
 また,鎖鎌が周辺の竹や笹などに触れると切れてしまうという細かい表現もあり,森や庭木の多い日本を舞台にしているからこそだろう。

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 奈緒江は「隠し刃」と呼ばれるヒドゥンブレードを装着しており,イーグルダイブやイーグルサイトなども使用できる。何者かにイニシエーションを受けていたことがうかがえる。
 面白いところでは,室内の場面で障子や襖の向こうから敵の接近を察知して,ぱっと天井に張り付くという忍術を披露していた。忍術と言えば,庭の池に入水し,竹筒で息継ぎをしながら身を潜めて相手に近付き,アサシンキルするという水遁もできる。

 さらに興味深いことに,担当者はちょっとした裏庭の藪であろうが,屋根の主棟の影であろうが,すぐに奈緒江を腹ばいにさせていた。本作のゲームエンジンであるAnvil Engine最新版では,完全なダイナミックライティング効果やレイトレーシングなどの表現を導入しているため,ちょっとした影でも身を隠して相手の警戒レベルを下げられる反面,どこからかの光の反射で簡単に見つかってしまうこともあるようだ。
 今回は昼間のミッションだったが,夜間は灯篭や提灯のような照明源を消すことで,さらに効果的なステルス活動ができるはずだ。

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 その後,あらためて弥助を選択してプレイした際には火縄銃が紹介された。実際に火縄を使っていないのが気になるところだが,戦闘中でも筒掃除と弾込めといったアニメーション表現は細かく,その準備時間がかなり短いため,スピード感のある砲撃が楽しめそうだ。
 また,巨体の弥助は障子や木戸であれば,肩を前に出すアメフトのチャージのように突進することで破壊できる。奈緒江とのゲームプレイの違いは明らかだった。

 なお,今回のイベントではゲームディレクターのシャルル・ベノア(Charles Benoit)氏に話を聞くことができた。短い時間ではあったが,以下に紹介しておこう。


開発者インタビュー

弥助,信長,そして奈緒江の微妙な関係


4Gamer:
 よろしくお願いします。
 まずは,アナウンストレイラー公開時の反響について,どのように受け止めたのかをお聞きしたいです。

「アサシン クリード シャドウズ」のゲームディレクターであるシャルル・ベノア氏。Ubisoftには20年以上在籍し,「アサシン クリード ブラックフラッグ」以降のほとんどのシリーズ作品に関わってきた
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シャルル・ベノア(以下,ベノア氏):
 もちろん,最初は驚きましたし,長い間作り上げてきた作品ですから戸惑いました。ネガティブな意見が多かったですが,肯定的な意見も少なくなかったとは思います。
 さまざまなフィードバックを受けていますが,ゲームプレイをしっかりと見せて,私たちが目指すものをしっかり伝えられるように努力していきたいと思います。

4Gamer:
 4年前に開発が始まったと聞きましたが,ちょうど弥助に関する小説やアニメがリリースされた頃ですね。主人公が実在の人物になったのは,その影響があったからなのでしょうか。

ベノア氏:
 いえ,実は「アサシン クリード シャドウズ」の企画はずいぶんと古くからあり,侍と忍が登場し,日本が統一されていく時代を描きたいと思っていたのです。
 弥助に関しては,生い立ちのスケールの大きさからも,日本の歴史に名を残しているということからも,「アサシン クリード」に登場するキャラクターのような半生に興味が湧きました。

4Gamer:
 実際,弥助は侍と呼べない身分だったとも言われています。「アサシン クリード シャドウズ」のスタート時には,まだ信長に召し抱えられていないので,武術をどこで体得したのかといった疑問も残ります。

ベノア氏:
 史実として,弥助が織田信長に出会うのは1581年ですが,日本にはもう少し早く(ゲーム開始時の)1579年頃には連れて来られていたかもしれない。あくまでゲームは歴史事実を絡めたフィクションですから,その数年間に武術を学び,信長に寵愛されるうちにさらに体得していったのではないか,という設定がバックボーンになっています。
 弥助については知られていないことが多く,そこに肉付けしていくことも主人公として魅力を感じます。

4Gamer:
 アナウンストレイラーでは,炎に包まれた村で奈緒江が弥助と出会うシーンが描かれています。天正伊賀の乱がベースにあると思いますが,奈緒江は織田家に故郷を破壊されているわけですよね。そこから,どのように2人は打ち解けていくのでしょうか。

ベノア氏:
 それをお話することはできません。奈緒江がなぜ「隠し刃」を持っているのかといったことと合わせて,ゲームの鍵となるストーリーですからね。

4Gamer:
 つまり,忍の者全員がブラザーフッドではない?

ベノア氏:
 そのとおりです。

4Gamer:
 漫画の「アサシン クリード チャイナ」には,戦国時代に中国に流れ着いた日本人少年のコテツがシャオ・ユンからイニシエーションを受け,日本に戻っていく描写があります。

ベノア氏:
 「アサシン クリード シャドウズ」にコテツは登場しません。ブラザーフッドは異なる経路で日本に到達しているのですが,それもゲームをプレイしてからのお楽しみです。

4Gamer:
 弥助と奈緒江のスキルがまったく違うところが面白いです。

コレクターズエディションには,主人公2人の大きなフィギュアを同梱。侍の弥助と忍の奈緒江には,どのような運命が待っているのだろうか
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ベノア氏:
 ありがとうございます。それぞれの武器にスキルツリーがあり,プレイヤーは徐々に学んでいくことになります。福知山城のミッションはゲームの中盤ですが,弥助はそれぞれの武器について学び,マスターから武術の手ほどきを受けてスキルを上達させていく。
 もちろん,弥助は最初から怪力で優れた戦士ですが,さまざまなスキルを伸ばすことにより,プレイヤーはキャラクターの進化を実感できると思います。

4Gamer:
 鎖鎌のアクションは本当にカッコいいですね。

ベノア氏:
 忍の奈緒江には,ツール系の武器を多く用意しています。今回のライブデモでは手裏剣,クナイ,煙幕弾のような武器をお見せしましたが,相手の注意を引きつける鈴などもあります。
 弥助の武器は火縄銃を紹介しましたが,弓や薙刀も登場します。

4Gamer:
 福知山城のミッションは中盤とのことですが,弥助は織田の桔梗紋が付いた甲冑で敵地に乗り込んでいます。

ベノア氏:
 信長が落命したあと,1583年以降に発生するミッションですが,弥助と信長の関係が分かると思います。もちろん,装備にはさまざまなものがあり,必ずしもあの武具であるとは限りません。

4Gamer:
 天候や季節もダイナミックに変化するそうですね。

ベノア氏:
 はい。暴風雨や雪嵐が発生し,視界が悪くなることもあります。ゲーム中では必ずしも四季が変化しても1年が経つわけではないですが,春には桜が咲き,冬は雪が積もります。


 もちろん冬が20回も来たら時の流れを感じるでしょうから,そのあたりは調整していますが,異なる季節が世界を彩ることはプレイヤーに新鮮な感情を与えられると思います。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。

「アサシン クリード シャドウズ」公式サイト

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