業界動向
新作MMORPG「コード:ドラゴンブラッド」,初月の売り上げは約5.2億円。海外収益の65%はアメリカ市場
SensorTowerの統計によると,この数字は2019年1月以降に欧米でヒットした著名なスマホRPGタイトル――「サマナーズウォー」「Fate/Grand Order」「エピックセブン」「RAID:Shadow Legends」など――を上回っている。初月で600万ドル(約6.45億円※)以上の「Star Wars Galaxy of Heroes(邦題:スター・ウォーズ/銀河の英雄)」「Marvel ストライクフォース」「黒い砂漠MOBILE」の3タイトルには及ばなかったが,極めて高い評価で受け入れられている状況だ。海外収益の65%はアメリカ市場での売り上げとなり,ほかにはカナダ5.6%,ロシア4.6%という数字が出ている。ダウンロード数においてもアメリカは34.4%と最大で,以下ロシア17.9%,ブラジル6.9%と続く。
※2020年4月1日のレート,1ドル=107.55円で計算している
SensorTower:《Dragon Raja》跻身欧美热门RPG手游,首月收入近500万美元
「コード:ドラゴンブラッド」は,原作となった近未来ファンタジー小説「龍族」のIPを元に,Archosaur Gamesが開発したタイトルだ。日本では4月9日にリリース予定で,「爆走ドリフターズ」(iOS / Android)に続いてテンセントが本格的に日本でサービスする2作目のビッグタイトルとなる。
あまり表立って書かれていないので気付かないが,開発を担当するArchosaur Gamesは,完美世界時代にMMORPG「パーフェクトワールド」を制作したスタジオだ。4月3日に香港証券取引所で新規株式公開申請(IPO)を提出したことなど,いろいろな意味で今後,台風の目となりそうなデベロッパなので,「コード:ドラゴンブラッド」を契機に注目しておくとよいかもしれない。
なお,「コード:ドラゴンブラッド」にはEpic Gamesとの業務提携でUnreal Engine 4が採用されている。「パーフェクトワールド」の制作スタジオがEpic Gamesと提携してUnreal Engine 4でゲームを制作というのは,けっこうなパワーワードの組み合わせだが,ここにテンセントの資金力が加わることで「映画のような迫力」で「自由に楽しめる超大作」という,キャッチコピーどおりのMMORPGが日本でも楽しめるようになる。プレイヤーとしても大きく期待したい。
Archosaur Games
「コード:ドラゴンブラッド」公式サイト
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©ARCHOSAUR GAMES All rights reserved.
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