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豚型キャラ「くりぷトン」を収集・売買するスマホゲーム「くりぷ豚」の発表会が開催。国内初の本格ブロックチェーンゲーム事業の確立を狙う
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印刷2018/04/27 18:16

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豚型キャラ「くりぷトン」を収集・売買するスマホゲーム「くりぷ豚」の発表会が開催。国内初の本格ブロックチェーンゲーム事業の確立を狙う

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 セレスとグッドラックスリーは本日(2018年4月27日),両社が共同で今春にリリースする新作スマートフォンゲームアプリ「くりぷ豚」iOS / Android)に関するメディア向け発表会を東京都内で開催した。本作は,仮想通貨イーサリアムを使ってキャラクターを売買するブロックチェーンゲーム。今回の発表会ではその概要と狙い,今後の展開などが示された。

(写真左から)グッドラックスリー 代表取締役社長の井上和久氏,セレス 代表取締役社長の都木 聡氏
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 くりぷ豚は,プレイヤーが豚型キャラクター「くりぷトン」をコレクションするゲームだ。くりぷトンは交配させることで新種を誕生させたり,プレイヤー間で売買したりできる。登場する「くりぷトン」は,組合せにより3京6000兆通りにものぼり,高いコレクション性を誇っている。

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 本作最大の特徴は,ブロックチェーンを用いたアプリ・Dapps(非中央集権型アプリ)でゲームが構築されている点。具体的には,イーサリアム上のブロックチェーンを使ったオンラインゲームとなっている。

 2015年より,仮想通貨およびブロックチェーン分野で事業を展開しているセレス 代表取締役社長の都木 聡氏は,ブロックチェーン活用のメリットとして以下の3点を挙げた。まずは構造上「改ざんがほぼ不可能」なこと,2つめは,サーバーやシステムが停止しない「ゼロ・ダウンタイム」,3つめは「安価な構築」である。
 そのブロックチェーンを用いたDappsは,「オープンソース」「トークンの活用」「ユーザーの合意のもとでの改善」を特徴とするそうだ。都木氏は,「ゲームの運営者がプレイヤーの知らない間にガチャのレートを変えてしまうといったことができなくなる」という例を挙げていた。

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 Dappsはすでにさまざまな分野で採用されているとのこと。ゲームでは,2017年11月にリリースされたカナダ発の作品「CryptoKitties」のヒット以降,海外ではイーサリアム上のブロックチェーンゲームが次々に展開されている。
 その一方で,日本では本格的に事業化しているブロックチェーンゲームの事例ははまだない。そこでセレスとグッドラックスリーが,国内初のブロックチェーンゲームの本格事業化を目指し,くりぷ豚に取り組んだというわけである。

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 グッドラックスリー 代表取締役社長の井上和久氏は,2017年よりブロックチェーンゲームに取り組んでいる同社と,ブロックチェーンに関する事業経験が豊富なセレスがタッグを組むことで,「ブロックチェーンゲーム市場でNo.1を目指す座組みになり得る」と説明。
 すなわち,ブロックチェーンゲームには「開発をゼロから始めるには莫大な研究費用が必要」「仮想通貨関係は法律などが複雑でリスクが取りにくい」という2つのハードルがあるのだが,今回の取り組みではすでにそれらをクリアしているというわけである。

 くりぷ豚の今後の展開も語られた。まずセレスの抱えている仮想通貨ユーザーをターゲットにするとのこと。都木氏によると,イーサリアムを使ってスマホゲームに課金している日本人ユーザーのマーケットは,世界的に見ても大きいという。さらに井上氏は,「セレスの豊富な仮想通貨ユーザーは,競合との大きな差別化になる」と続けた。
 またグッドラックスリーは,ゲームに留まらずコミックや音楽関連のスマホ事業も手がけているため,クロスメディア展開も視野に入れられているとのこと。くりぷ豚もすでにWebコミック展開をスタートさせている。
 ゲーム内では,くりぷトンを使ったレースなど,よりプレイヤーが楽しめる機能やコンテンツを追加していくそうだ。

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セレス公式サイト

グッドラックスリー公式サイト

  • 関連タイトル:

    くりぷ豚(トン)

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