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タッチパッド搭載のPS4&PS3両対応アケコン「リアルアーケードPro.V 隼」レビュー。海外大会での使用には注意が必要かも?
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印刷2015/02/12 00:00

レビュー

タッチパッド搭載のRAP新モデルは,海外での取り扱い要注意!?

HORI リアルアーケードPro.V 隼 for PlayStation 4 / PlayStation 3

Text by ハメコ。

リアルアーケードPro.V 隼 for PlayStation 4 / PlayStation 3
メーカー:HORI
問い合わせ先:製品サポートページ
実勢価格:1万3200円〜1万4500円程度(※2015年2月12日現在)
ファイティングエッジ,リアルアーケードPro.
 2015年2月14日,HORIからアーケードスティックの新製品「リアルアーケードPro.V 隼 for PlayStation 4 / PlayStation 3」(以下,RAPV隼)が発売となる。

 RAPV隼は,レバーに「隼」,ボタンに「玄」と,いずれもHORI自社開発のパーツを採用し,PlayStation 4(以下,PS4)とPlayStation 3(以下,PS3)の両ハードに対応するアーケードスティックだ。この仕様自体は従来製品である「リアルアーケードPro.V4 隼」(以下,RAP従来モデル)と同じだが,その後継となるRAPV隼では筐体の形状が変わり,PS4対応アーケードスティックでは初となるタッチパッド,そして[L1][L2][Start/Options]ボタンにほかの機能を割り当てられる「アサインモード」機能が新要素として追加されている。

 「リアルアーケードPro.V3 SA」からスタートしたRAP Vシリーズ,その最新モデルの使い勝手はどんな塩梅なのか。テスト結果をお届けしてみたい。

RAPVシリーズはこれまで,製品名が対応ハードと採用パーツを指し示すものになっていた。たとえば「V3SA」ならRAPV(「V」)シリーズのPS3(「3」)用で,三和電子(「SA」)採用。あるいは「V4隼」ならPS4(「4」)用で「隼」採用といった具合だ。その点,今回のRAPV隼では対応ハード表記が消え,代わりに「for PlayStation 4 / PlayStation 3」と,対応ハードが付記されることになった。長いが,このほうが分かりやすくはある
ファイティングエッジ,リアルアーケードPro.

HORIの「リアルアーケードPro.V 隼 for PlayStation 4 / PlayStation 3」製品ページ



RAP Vシリーズ最新モデルの基本仕様をチェック


 それでは,RAPV隼の基本仕様から見ていこう。公称サイズは約430(W)×約237(D)×約114(H)mm,重量は約2.2kgで,RAP従来モデルから筐体の厚さが約8mmほど薄くなったが,重量は変わらない。
 RAPシリーズは重量が軽い分,とくに膝置き時に筐体が動いてしまいがちだったが,どうやら重心が低くなったようで,若干ではあるが安定性が向上しているのが嬉しい点だ。

RAPV隼(左)とRAP従来モデル(右)を側面から比較したところ。たった8mmとはいえ,厚さの違いは一目瞭然だ
ファイティングエッジ,リアルアーケードPro.

 冒頭で紹介したとおり,採用されるレバーと主要8ボタンはHORI自社開発の隼および玄となる。ボタンレイアウトはアーケード筐体「VEWLIX」準拠で,[Start/Options]ボタンは,[L1][L2]ボタンの右側に配置される格好だ。
 なお,隼と玄の特徴を簡単に説明すると,「レバー/ボタンともに,スイッチが入るまでの遊びは小さいが,クリック感がはっきりしている」ことだろうか。これらの詳細は,以前に掲載したファイティングエッジシリーズのレビュー(関連記事 )に詳しいので,そちらを参考にしてほしい。

レバーと主要8ボタンのレイアウトはVEWLIX準拠だ
ファイティングエッジ,リアルアーケードPro.

 RAP従来モデルで,天板上部に配置されていたコントロールパネル――[L3][R3][START][SHARE][PS]の各ボタンと,各種機能の設定スイッチが並んでいた――は,RAPV隼では筐体左側面に配置されている。RAPVシリーズでは持ち運びやすさを考慮し,手をかけやすいよう天板が左右に突き出ていることもあって,プレイ中にコントロールパネルに触れてしまう危険性はほとんどないだろう。
 なおコントロールパネルの移動に伴い,USBケーブル収納ボックスの容量が増えており,かなり適当にケーブルを束ねても問題なく収納できるようになった。細かいところではあるが,筆者をはじめとした,がさつな格闘ゲーマーにとっては,これも嬉しい変更点だろう。

コントロールパネル部。左から[SHARE]ボタン,スティック機能切り替えおよび連射速度切り替え,後述するアサインモード切り替え,接続先となるゲーム機切り替えに対応する4つのスイッチ,[L3]ボタン,[PS]ボタン,[R3]ボタン,連射機能のオン/オフを司る[TURBO]ボタンが並ぶ。なおRAP従来モデルにあった誤爆防止用の「ファイティングモード」スイッチは,アサインモードの追加に伴って削除されている
ファイティングエッジ,リアルアーケードPro.


タッチパッドとアサインモードの使い勝手,そして問題点


 ここからはRAPV隼の新機能であるタッチパッドとアサインモードをチェックしていこう。

 まずはPS4の純正コントローラ「DUALSHOCK 4」のそれと同等の機能を持つタッチパッドからだが,前述のとおり筐体背面部に搭載されているため,天板をまたぐ形で手を伸ばして使用することになる。そして,このとき特筆すべき点としては,「タッチパッド操作の上下が逆転していないこと」が挙げられるだろう。つまりタッチパッド上で底面側から天面側に向かって指でなぞると,DUALSHOCK 4でいうところの上から下になぞる操作となるわけだ。
 操作する指先の動きを考えれば,この仕様は非常に直感的であり,筐体背面という特殊な配置でありながら,いつもどおりに使える印象を受けた。暴発の危険性も少ないことから,今後アーケードスティックにタッチパッドを搭載するときの,スタンダードなレイアウトになるかもしれない。

使うときは,このように天板をまたぐように手を伸ばして触ることになる。そうした使い方を考慮して,タッチパッド操作の上下が逆転していないのがポイントだ

 とまあ,タッチパッドの使用感そのものは好印象なのだが,惜しむらくは「現行のPS4向け格闘ゲームで,タッチパッドが必要となる操作がほとんどない」ことだろう。一応,PS4版「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」(以下,GGXrd)には,トレーニングモード中にタッチパッドの押し込みがリスタートに割り当てられているので,これに使えないこともない。ただ,これは[記録]+[再生]ボタンの同時入力でも代替可能な操作でもあり,積極的に使う必要はないとも言える。

 そのほかの用途を考えるなら,たとえばGGXrdのオンライン対戦では,チャット時にタッチパッド操作でカーソルを動かして文字入力を行うこともできる。しかしバーチャルキーボード方式のため非常に使いづらい。実際に試してみても,これならまだレバーとボタンで入力した方がマシ,という印象だ。せめて,PS4のインターネットブラウザがタッチパッドに対応していれば,「トレーニングモード中の情報検索や閲覧に使う」といった活用法も出てくるのだが……。
 いずれにせよ,バーチャルキーボードやインターネットブラウザの挙動はPS4のシステムソフトウェアに依存する部分なので,今後のアップデート次第で“化ける”可能性はある。だが,2015年2月時点において,アーケードスティックに搭載されたタッチパッドが役に立つ場面は,ほとんどないと言ってしまって過言ではない。

タッチパッドを使った文字入力は,バーチャルキーボードをタッチしたあと,タッチパッドを押し込んで入力していく仕様になっており,お世辞にも使いやすいとは言えない。たとえばフリックによる文字入力が可能だったりすると,かなり役に立ちそうなのだが……

 続いては,ハードウェア上でボタン割り当てを変更できるアサインモードだ。これは[L1][L2][Options/Start]の3つのボタンに,主要8ボタンと[L3][R3]ボタン,タッチパッドボタン,PS3用[Select]ボタンの機能を,最大3つ割り当てられるというものである。

 同様の機能が搭載されていたファイティングエッジとの違いは2点だ。1つは主要8ボタンと[SELECT]の9ボタンの機能を自由に設定できたファイティングエッジに対し,RAPV隼で機能を割り当てられるのは,[L1][L2][Options/Start]の3ボタンのみとなった点。もう1つは,1ボタンに1機能しか割り当てられなかったファイティングエッジに対し,RAPV隼では1ボタンに最大3つまでの機能を割り当てられるようになった点である。
 特筆すべきは後者で,つまりRAPV隼では「ボタン3つ同時押し」といった機能を,ハードウェア上で実現できてしまう。GGXrdを例に取れば,キーコンフィグでは設定不可能だった[P]+[HS]ボタン――いわゆる「投げ仕込みP」ボタン――を作ることができるのだ。あるいは[Select]ボタンをいずれかのボタンにアサインすれば,「ウルトラストリートファイターIV」でのコパン辻式を楽に入力できるだろう。そのほかにもタイトルごとにさまざまな活用方法が考えられる。

※コパン辻式……ストリートファイターIVシリーズなどで用いられる特殊な入力方法。弱パンチ(コパン)とアーケード版のスタートボタンに相当する[SELECT(BACK)]ボタンを,1フレーム(約16ms)ズラして押すことで,弱パンチを使ったコンボの入力難度を大幅に下げるテクニックである。

 ただし,このアサインモードについては,運用上の懸念点を指摘しておかなくてはならない。それは,Evolution(以下,EVO)をはじめとする海外大会において,この機能が違反行為と認定される可能性が高いということだ。
 EVOのレギュレーションは,現状のところ「ハードウェア上で2つ以上の入力を結線する改造および機能」を「マクロの利用」という違反(チート)行為に認定している。ファイティングエッジのアサインモードは,あくまで「単一のボタンや方向キーの増設/配置換え」の範疇であったため問題とはならなかったが,RAPV隼の場合は3つまでのボタン機能を1つのボタンに割り当てられるため,このレギュレーションに十中八九抵触する。アサイン機能の使用不使用に関わらず,その機能を持つだけで利用がNGとされることになるので,海外大会への参加を考えているコアプレイヤーは,留意しておいた方がいいだろう。

ボタンアサイン変更は,アサインモードのスイッチをA-ON側に切り替えた後,[L1][L2][Options/Start]ボタンからボタンアサインを切り替えたいものを押し,その後に割り当てたいボタンを3秒間押し続ける,という手順となる。ボタンアサイン変更中は,天板上部のアサインLEDが点灯するが,正直分かりにくい。なお,[Start/Options]ボタンに操作を割り当てたときは,[TURBO]ボタンに[Start/Options]がアサインされる


製品自体は素晴らしいが,海外遠征を予定しているコアプレイヤーは要注意


 ここまで新機能について詳しく見てきたが,総合的な使用感についても一応触れておこう。とはいえRAP従来モデルとの違いは筐体の変更くらいなので,今さら書くべきことはそれほどない。独自開発のレバー&ボタンである隼と玄の操作感は好みが分かれるところだが,それ以外は従来どおりの素晴らしさである。筐体が軽量でかつ省スペースなので,可搬性/収納性が高いのも嬉しいところ。流行の天面の開閉機構などはないのでメンテナンス時は少し苦労するだろうが,普段使っていく上で困ることはないだろう。

膝置き派の筆者としては,あとはゴム足の替わりに滑り止めシートを付けてくれれば言うことはないのだが
ファイティングエッジ,リアルアーケードPro.
 とまあ,基本的な使い勝手は素晴らしいのだが,新機能であるアサインモードが海外大会のレギュレーション違反となる可能性は,トーナメントへの参加を考えるコアプレイヤーにとって大きな懸念材料となる。もう1つの新機能であるタッチパッドも現状ではほとんど使う機会がないので,そういった用途を考えている人は,1つ前の製品であるRAP従来モデルを選んだほうがおそらく安全だ。RAPV隼の登場により,RAP従来モデルは今後品薄になっていくと思われるので,その場合は購入を急いだほうがいいかもしれない。

 自宅用と割り切るなら必要十分以上の機能と,確かな使用感を備えたアーケードスティックRAPV隼。「PS4対応アーケードスティックがほしい」「オフライン大会に参加する予定がない」「アサインモードを利用したアイデアが浮かんでくる」といったプレイヤーなら,購入を検討する価値があろう。

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「リアルアーケードPro.V 隼 for PlayStation 4 / PlayStation 3」製品ページ

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