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印刷2014/09/04 13:29

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Samsung,スマホをはめ込んで使うVR型HMD「Gear VR」発表。開発にはOculus VRが協力

Gear VRの装着イメージ
画像集#003のサムネイル/Samsung,スマホをはめ込んで使うVR型HMD「Gear VR」発表。開発にはOculus VRが協力
 ドイツ時間2014年9月3日,Samsung Electronics(以下,Samsung)は,ベルリン市で9月5日から開催される家電見本市「IFA 2014」に合わせて,仮想現実対応型ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR Innovator Edition」(以下,Gear VR)を発表した。
 仮想現実対応型ヘッドマウントディスプレイ(以下,VR型HMD)「Rift」の開発元であるOculus VRの協力を得て開発されたというGear VRは,同日に発表された別売りのSamsung製Androidスマートフォン「GALAXY Note 4」をはめ込んで使用するという大胆な構成が特徴だ。
 発売時期は2014年秋の予定で,Riftのステータスが現在「基本的にはソフトウェア開発者向け」ということもあり,Gear VRも同じ位置づけとなっている。

黒いゴーグルの前面を外して,内部にGALAXY Note 4をはめ込んで使うという大胆な構成のGear VR
画像集#002のサムネイル/Samsung,スマホをはめ込んで使うVR型HMD「Gear VR」発表。開発にはOculus VRが協力

 ディスプレイ代わりに使うGALAXY Note 4は,5.7インチサイズで解像度2560×1440ドットの有機ELパネルを搭載するスマートフォンだ。そのため,これをはめ込んだGear VRは,5.7インチサイズで画面解像度が1920×1080ドットの「Rift Development Kit 2」(以下,Rift DK2)よりも高精細な画面を持つことになる。
 Rift DK2は,画面を左右に分割してそれぞれに映像を表示し,それをレンズで拡大してそれぞれの目に見せる仕組みであるため,片目あたりの解像度は,画面解像度の半分(960×1080ドット)になってしまう。同じ仕様を採用するGear VRの場合,片目あたりの画面解像度は1280×1440ドットになる計算だ。

正面から見ると,黒い半透明カバーの中にレンズが見える。このカバーを外して,レンズの前にGALAXY Note 4をはめ込む
画像集#004のサムネイル/Samsung,スマホをはめ込んで使うVR型HMD「Gear VR」発表。開発にはOculus VRが協力
 また,ゴーグル部分にスマートフォンをはめ込んで使うという構成であるため,RiftのようにPCに接続したりすることなく,Gear VRだけでコンテンツを楽しめることも,Rift DK2にはない特徴といえよう。
 ただし,GALAXY Note 4をPCとつないで,PC側の映像を表示するような仕組みは用意されていないので,PC用に作られたRift DK2向けコンテンツは利用できない。そのため,Gear VR用のアプリケーションを開発する開発者向けキット「Oculus Mobile SDK」が,Oculus VRから10月下旬に提供される予定とのことだ。

 ゲーマー向けPCよりもグラフィックス性能が劣るスマートフォンで,どれくらい快適なVR映像を表現できるのかは疑問が残るものの,VR型HMDの可能性を広げる存在になりそうではある。登場が楽しみだ。

Samsungによる当該プレスリリース(英語)


  • 関連タイトル:

    Rift

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