堀井雄二氏も思わぬかたちでゲスト出演！　「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」体験会レポート

　スクウェア・エニックスが2012年8月2日に発売を予定しているオンラインRPG「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」（Wii / Wii U）。本作初となる店頭体験会が，2012年4月28〜29日にかけ，東京都武蔵村山市のイオンモールむさし村山にて開催中だ。
　事前応募で当選したプレイヤーが対象の試遊に加え，Wii版「ドラゴンクエストX」のソフトが当たる抽選会やスタッフによるトークなど，盛りだくさんな内容となった本イベントの模様をお伝えしていこう。

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「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」公式サイト

　今回の体験会は，8人のプレイヤーが2組のパーティに分かれ，1時間交替でプレイする形式だ。実際に遊べるゲーム内容としては，先日の記者発表会におけるデモプレイと同様，「じんめんじゅ」の討伐と，グレン城のイベントシーンが中心。オンラインに対応しながらも“ドラクエらしさ”が味わえる戦闘システムや，スケールの大きな物語の一端が味わえる仕組みだ。
　ちなみに，本作はUSBキーボードでの文字入力にも対応しているが，キーボードがなくても定型文によるコミュニケーションが楽しめることを体験してもらうため，キーボードはあえて用意されていなかったようだ。

「じんめんじゅ」の討伐後には，アイテム「写真機」を使って，パーティメンバーによる写真撮影も行われた。この写真はプリントアウトされて，体験会の参加者に記念品として配布されたようだ

　また，体験会と同時進行のステージイベントでは，本作のゲーム内容についてのプレゼンテーションが行われていた。内容は，これまで発表されてきたゲーム内容のおさらいといったところで，体験会でのプレイ映像をスクリーンに上映しつつ，世界観やシステムについての解説がなされた。
　こちらのステージイベントは事前応募に関係なく飛び入りで観覧可能となっており，ステージの最後には「ドラゴンクエストX」の製品版ソフトが当たる（発売日の8月2日に自宅へ届く）抽選会も実施。会場で配られるアンケートに回答すれば，もれなく「スライムクリーナー」もプレゼントされる。
　ちなみに，アンケート項目の中には，無料で本作をプレイできる「キッズタイム」の実施時間帯についての質問も用意されていたようだ。「キッズタイム」の具体的な時間帯は今のところ明らかになっていないが，家族連れの多いショッピングモールでアンケートを取ることで，子ども達やその親達のニーズにあった時間帯に設定したいという意図なのだろう。

スクウェア・エニックス 齊藤陽介氏

　さらに，ステージイベントの本日正午に行われた回では，本作のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの齊藤陽介氏が登壇。体験会のプレイの模様を観ながら，本作のさまざまな特徴について，齊藤氏自ら解説を行った。
　サブタイトルに冠されているように，本作にはプレイヤーキャラとして“五つの種族”が登場する。いずれも見た目が大きく異なっており，キャラクターメイキングではどの種族を選ぶか迷ってしまいそうだが，齊藤氏は「ゲーム序盤では能力値はほぼ同じなので，見た目が気に入ったものを選んでもらえれば」と述べていた。
　また，キャラクターメインキングでは髪型や瞳の色などをカスタマイズできるが，ここで選択できるパーツの種類については「“こういう髪型が欲しい”と要望のあるものについてはなるべく入れていきたい」とコメント。

　なお，今回の体験会では現在実施中のクローズドβテストと同じサーバーを使用しいた。大型連休の初日ということもあってかサーバーは非常に盛り上がり，街中とフィールドの両方で多くのプレイヤーの姿が見受けられた。
　さらに，一般のテスター達に紛れて，なんと堀井雄二氏がゲーム内でメタルスライムと戦っている場面とばったり遭遇するというひと幕も。これはいわゆる“仕込み”ではなく，齊藤氏も思わぬ偶然にただただ驚いていた様子であった。


　齊藤氏は最後に，「なかなかゲームに触れていただく機会がないので，今日観ていただいて“なるほど，今までのドラクエと同じように遊べるんだ”というのが伝わればいいなと。今後も全国に向けて（体験会を）やっていきたいと思っています。なんとか8月2日に向けて頑張っていきますので，応援よろしくお願いいたします」と来場者に向けて挨拶し，今回のステージを締めくくった。

　なお，体験会は今後も福岡・名古屋で開催予定となっている。試遊の事前応募はすでに締め切られているが，製品版の当たる抽選会や「スライムクリーナー」のプレゼントが行われるステージについては飛び入り参加も可能なので，近隣に住んでいる人はぜひ足を運んでみよう。