つぶやく
2015/09/03 13:57ニュース
最上位モデル「Premium」は世界初の4K液晶スマホに。ソニーモバイル，「Xperia Z5」シリーズ3製品を発表
ドイツ時間2015年9月2日，ソニーモバイルコミュニケーションズは，ベルリン市で9月4日から開催される家電見本市「IFA 2015」に合わせて，Androidスマートフォン「Xperia Z5」とそのバリエーションモデル「Xperia Z5 Premium」「Xperia Z5 Compact」を発表した。全モデルで，本体側面の［電源/スリープ］ボタン指紋認証センサーを内蔵するのと，最上位モデルとなるXperia Z5 Premiumが，5.5インチ液晶パネル搭載スマートフォンで初めて解像度2160×3840ドットの4Kを実現したのがトピックだ。
3製品とも，2015年秋以降に，日本を含む世界市場で発売される予定になっているという。
冒頭で紹介したとおり，Xperia Z5 PremuiumとXperia Z5 CompactはXperia Z5のバリエーションモデルとなるため，まずは“無印”のXperia Z5からチェックしてみよう。本製品は，2015年春モデルとして発売された「Xperia Z4」の仕様を受け継ぎつつ，いくつかの要素が強化された製品という位置づけになる。余談気味に続けると，Xperia Z4は「Xperia Z3＋」という名称なので，欧米市場においては「4」がスキップされた格好だ。
Xperia Zシリーズといえば，本体右側面の中央に銀色の丸い「電源/スリープボタン」を備えるのが，シリーズにおけるデザイン上の共通点となっていた。それに対して，Xperia Z5では，指紋認証センサーの搭載に伴って，［電源/スリープ］ボタンの形状が縦長に変わっている。指紋認証センサーは，ロックの解除やアプリケーションにおける個人認証に使える便利なものだが，Xperiaシリーズにおける大きな特徴の1つが変更になったことで，賛否は分かれるかもしれない。
アウトカメラは，広角24mmのレンズとソニー製の撮像素子である「Exmor RS」センサーを採用した約2300万画素仕様になっており，スペック的にはXperia Z4の約2070万画素よりも高画素化されている。4K解像度でのビデオ撮影機能などは従来機種でも対応していたため，数字上だとあまり大きな変化はないが，オートフォーカスが高速化しているとのことなので，細かな使い勝手や画質レベルでの進化が入っているという可能性が高そうだ。
インカメラは，広角25mmのレンズと約500万画素の「Exmor R」センサー採用をしており，こちらはXperia Z4と変わっていない。
搭載する液晶パネルが，5.2インチサイズで解像度1080×1920ドットのトリルミナス液晶パネルという点もXperia Z4から変わっていないのだが，本体サイズと重量は，Xperia Z4の146（W）×72（D）×6.9（H）mm，約144g（グローバルモデルの場合）から，146（W）×72（D）×7.3（H）mm，約154gへと，若干ながら厚みが増して重くなっている。
Xperia Z4は，シリーズでも最薄クラスのボディを採用していた一方で，低温やけどしかねないほど発熱するという問題点を抱えていた。搭載されるSoC（System-on-a-Chip）がQualcomm製の「Snapdragon 810」で，メインメモリ容量3GB，内蔵ストレージ容量32GBといった主な仕様は，Xperia Z4と完全に同じなので，この厚みは，Xperia Z4を“使い物になるようにした”結果ということなのかもしれない。
なお，プリインストールのOSはAndroid 5.1（Lollipop）。Xperia Z4ユーザーを大いに悩ませた熱問題が解決しているのであれば，実用性の高いスマートフォンになっている可能性がありそうだ。
そのほかの2機種は，指紋認証センサーやカメラ，SoCといった主なスペックに違いはないので，異なる部分のみを紹介したい。
まずXperia Z5 Premiumだが，先述したとおり，5.5インチサイズで解像度2160×3840ドット，精細度806ppiという極めて高精細なトリルミナス液晶パネルを採用するのが最大の特徴だ。3Dゲームのグラフィックスを4K解像度で動かすほどのGPU性能はないが，4K解像度で撮影したビデオを見たり，高画素の写真を見たりするときには威力を発揮するかもしれない。PC向けWebサイトを表示させるとどう見えるかは，実機で試してみたいところだ。
本体サイズは154.4（W）×76（D）×7.8（H）mmで，重量は約180gとなっている。
もう1機種のXperia Z5 Compactは，4.6インチサイズで解像度720×1280ドットのトリルミナス液晶パネルを採用したコンパクトな製品だ。指紋認証センサーの搭載や，カメラとSoC，内蔵ストレージ容量などのスペックは，兄貴分であるXperia Z5と変わらない。ただ，メインメモリ容量だけは2GBに減っている。
本体サイズは127（W）×65（D）×8.9（H）mmで，重量は約138g。5インチ超のスマートフォンは大きすぎると感じている人には，本機も選択肢の1つになるだろう。
●Xperia Z5の主なスペック
●Xperia Z5 Premiumの主なスペック
●Xperia Z5 Compactの主なスペック
3製品とも，2015年秋以降に，日本を含む世界市場で発売される予定になっているという。
 |
Xperia Z5
冒頭で紹介したとおり，Xperia Z5 PremuiumとXperia Z5 CompactはXperia Z5のバリエーションモデルとなるため，まずは“無印”のXperia Z5からチェックしてみよう。本製品は，2015年春モデルとして発売された「Xperia Z4」の仕様を受け継ぎつつ，いくつかの要素が強化された製品という位置づけになる。余談気味に続けると，Xperia Z4は「Xperia Z3＋」という名称なので，欧米市場においては「4」がスキップされた格好だ。
 |
アウトカメラは，広角24mmのレンズとソニー製の撮像素子である「Exmor RS」センサーを採用した約2300万画素仕様になっており，スペック的にはXperia Z4の約2070万画素よりも高画素化されている。4K解像度でのビデオ撮影機能などは従来機種でも対応していたため，数字上だとあまり大きな変化はないが，オートフォーカスが高速化しているとのことなので，細かな使い勝手や画質レベルでの進化が入っているという可能性が高そうだ。
インカメラは，広角25mmのレンズと約500万画素の「Exmor R」センサー採用をしており，こちらはXperia Z4と変わっていない。
搭載する液晶パネルが，5.2インチサイズで解像度1080×1920ドットのトリルミナス液晶パネルという点もXperia Z4から変わっていないのだが，本体サイズと重量は，Xperia Z4の146（W）×72（D）×6.9（H）mm，約144g（グローバルモデルの場合）から，146（W）×72（D）×7.3（H）mm，約154gへと，若干ながら厚みが増して重くなっている。
Xperia Z4は，シリーズでも最薄クラスのボディを採用していた一方で，低温やけどしかねないほど発熱するという問題点を抱えていた。搭載されるSoC（System-on-a-Chip）がQualcomm製の「Snapdragon 810」で，メインメモリ容量3GB，内蔵ストレージ容量32GBといった主な仕様は，Xperia Z4と完全に同じなので，この厚みは，Xperia Z4を“使い物になるようにした”結果ということなのかもしれない。
なお，プリインストールのOSはAndroid 5.1（Lollipop）。Xperia Z4ユーザーを大いに悩ませた熱問題が解決しているのであれば，実用性の高いスマートフォンになっている可能性がありそうだ。
Xperia Z5 Premium，Xperia Z5 Compact
そのほかの2機種は，指紋認証センサーやカメラ，SoCといった主なスペックに違いはないので，異なる部分のみを紹介したい。
 |
まずXperia Z5 Premiumだが，先述したとおり，5.5インチサイズで解像度2160×3840ドット，精細度806ppiという極めて高精細なトリルミナス液晶パネルを採用するのが最大の特徴だ。3Dゲームのグラフィックスを4K解像度で動かすほどのGPU性能はないが，4K解像度で撮影したビデオを見たり，高画素の写真を見たりするときには威力を発揮するかもしれない。PC向けWebサイトを表示させるとどう見えるかは，実機で試してみたいところだ。
本体サイズは154.4（W）×76（D）×7.8（H）mmで，重量は約180gとなっている。
 |
もう1機種のXperia Z5 Compactは，4.6インチサイズで解像度720×1280ドットのトリルミナス液晶パネルを採用したコンパクトな製品だ。指紋認証センサーの搭載や，カメラとSoC，内蔵ストレージ容量などのスペックは，兄貴分であるXperia Z5と変わらない。ただ，メインメモリ容量だけは2GBに減っている。
本体サイズは127（W）×65（D）×8.9（H）mmで，重量は約138g。5インチ超のスマートフォンは大きすぎると感じている人には，本機も選択肢の1つになるだろう。
●Xperia Z5の主なスペック
- メーカー：ソニーモバイルコミュニケーションズ
- OS：Android 5.1（Lollipop）
- ディスプレイパネル：5.2インチ液晶（「トリルミナス液晶」），解像度1080×1920ドット
- プロセッサ：Qualcomm製「Snapdragon 810 MSM8994」（4＋4 CPUコア，最大CPU動作クロック2GHz，Adreno 430 GPUコア）
- メインメモリ容量：3GB
- ストレージ：内蔵（容量32GB）＋microSDXC（最大200GB）
- アウトカメラ：有効画素数約2300万画素
- インカメラ：有効画素数約510万画素
- バッテリー容量：2900mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間：未公開
- 3G連続通話/LTE連続通話：未公開
- 無線LAN対応：IEEE 802.11n/ac
- Bluetooth対応：4.1
- 本体サイズ：146（W）×72（D）×7.3（H）mm
- 本体重量：約154g
- 本体カラー：グラファイトホワイト，グリーン，ゴールド，ブラック
- 主な機能：PS4 リモートプレイ，指紋認証センサー，NFC，防水/防塵（IP65，IP68）
●Xperia Z5 Premiumの主なスペック
- メーカー：ソニーモバイルコミュニケーションズ
- OS：Android 5.1（Lollipop）
- ディスプレイパネル：5.5インチ液晶（「トリルミナス液晶」），解像度2160×3840ドット
- プロセッサ：Qualcomm製「Snapdragon 810 MSM8994」（4＋4 CPUコア，最大CPU動作クロック2GHz，Adreno 430 GPUコア）
- メインメモリ容量：3GB
- ストレージ：内蔵（容量32GB）＋microSDXC（最大200GB）
- アウトカメラ：有効画素数約2300万画素
- インカメラ：有効画素数約510万画素
- バッテリー容量：3430mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間：未公開
- 3G連続通話/LTE連続通話：未公開
- 無線LAN対応：IEEE 802.11n/ac
- Bluetooth対応：4.1
- 本体サイズ：154.4（W）×76（D）×7.9（H）mm
- 本体重量：約180g
- 本体カラー：クローム，ブラック，ゴールド
- 主な機能：PS4 リモートプレイ，指紋認証センサー，NFC，防水/防塵（IP65，IP68）
●Xperia Z5 Compactの主なスペック
- メーカー：ソニーモバイルコミュニケーションズ
- OS：Android 5.1（Lollipop）
- ディスプレイパネル：4.6インチ液晶（「トリルミナス液晶」），解像度720×1280ドット
- プロセッサ：Qualcomm製「Snapdragon 810 MSM8994」（4＋4 CPUコア，最大CPU動作クロック2GHz，Adreno 430 GPUコア）
- メインメモリ容量：2GB
- ストレージ：内蔵（容量32GB）＋microSDXC（最大200GB）
- アウトカメラ：有効画素数約2300万画素
- インカメラ：有効画素数約510万画素
- バッテリー容量：2700mAh
- 3G待受時間/LTE待受時間：未公開
- 3G連続通話/LTE連続通話：未公開
- 無線LAN対応：IEEE 802.11n/ac
- Bluetooth対応：4.1
- 本体サイズ：127（W）×65（D）×8.9（H）mm
- 本体重量：約138g
- 本体カラー：ホワイト，コーラル，イエロー，ブラック
- 主な機能：PS4 リモートプレイ，指紋認証センサー，NFC，防水/防塵（IP65，IP68）
ソニーモバイルコミュニケーションズの当該プレスリリース（英語）
- 関連タイトル：
Xperia - この記事のURL：
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
新着連載
新着レビュー
