日本一ソフトウェアは，「サモンナイト」シリーズを手がけたスタッフが集結して制作した新作シミュレーションRPG「
BLUE ROSES 〜妖精と青い瞳の戦士たち〜」（以下：BLUE ROSES）を，2010年9月16日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPSPで，価格はパッケージ版が6090円，ダウンロード版が4800円（共に税込）となる予定だ。
今回は，物語や戦闘システム，そしてキャラクターに関する情報が公開されているので，順番にお伝えしていく。また，文末には開発スタッフからのコメントも掲載するので，合わせて確認してほしい。
青い瞳を持つ戦士の集団
「ブルーローズ」の戦いが描かれる
「BLUE ROSES」は，妖精と人間が暮らす国「アウストレイル」を舞台としたファンタジー作品だ。普段は森や泉に暮らし，各地に存在する「妖精のほこら」を管理して魔力の均衡を保つ妖精達。人間の魂や妖精を喰らう異形の存在「ファントム」は，このほこらの力で抑えられているが，突如としてその数が増加し，人間を襲うようになる。この事態に，妖精を見ることができ，その力を借りて戦う
青い瞳を持つ騎士達の集団「ブルーローズ」が立ち上がる，というのが物語の概要となる。
妖精達は、妖精を見る青い瞳「ブルーローズ」を持つ者にしか見る事ができないという
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分かりやすいけど奥深い，
独自の要素を取り入れた戦闘システム
「BLUE ROSES」の戦闘は，マス目が引かれたマップの上で，自軍と敵軍が順番に行動していく
ターン制のシミュレーションだ。このタイプのゲームが好きな人にとってはおなじみの戦闘方法だが，独自の要素として
「チーム戦闘」というシステムが導入されている。これは, 近くにいる仲間と最大3人のチームを組んで敵を攻撃する
サイドビューのコマンド入力型戦闘パートのこと。仲間とチームを組むことで発生する効果はさまざまで，色々な組み合わせを試せば，新たな発見も期待できるという。
自軍と敵軍が、ターンごとに交互に行動をすすめる
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攻撃する敵を選び、戦闘に参加するメンバーを選ぶ。攻撃に参加できるメンバーは最大3人。3人でチームとして、敵に攻撃を開始！
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サイドビューの戦闘パートでは、最大３対３の賑やかな戦闘が繰り広げられる。派手なカットインや、可愛いドットキャラクターが動き回ります。くるくると表情を変えるキャラクターの可愛い姿は必見！
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チームを組んだキャラクターは，
リーダーとサポート役に分かれて戦闘を行う。サポート役はリーダーを補助しながら敵と対峙するのだ。ゲーム内には男女問わず魅力的なキャラクターが多数登場するので，女の子だらけのハーレムパーティを組むも，男だけのガチムチパーティを組むのもプレイヤーの好み次第。色々なチームを試して，お気に入りのチームを作り上げてほしい。
また，
カットインが入る派手なスキルや
2頭身で描かれる愛らしいドット絵も本作の魅力の一つ。以下のスクリーンショットのように，可愛らしいが迫力のある戦闘が楽しめるのだ。
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| 拡大戦闘では、キャラクターのカットインが入り、戦闘を盛り上げる。キャラクターごとに用意された派手なカットインは必見 |
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| 戦闘では妖精の力も重要。主人公と行動をともにする、ラトリスの大魔法が炸裂！果たして大魔法の効果は一体・・・！ |
 2頭身で描かれる可愛らしいドットイラスト。笑ったり、焦ったり、ころころと表情が変化する。なかには意外な表情も！？ |
 逃げるときの慌て顔や、敵に勝ったときの笑顔など、表情豊かにキャラが動きまわります。色んなキャラクターの意外な表情にも注目したい |
「ブルーローズ」に所属する個性的なキャラクター達
本作では男女どちらかの主人公を選ぶことができ，その選択によって物語の導入が若干異なるようだ。さらに，ほかの登場キャラクターが絡んだマルチエンディングが採用されているので，かなり遊び応えがあるように思える。ここでは，各主人公のプロフィールと主人公ごとのプロローグ，そして物語を彩る魅力的なキャラクターたちを紹介していこう。
街で配達屋を営む少年・ロシェ
ブルーローズ構成員として初任務に向かう少女・アリシア
立場の異なる二人の物語が、幕を開ける。
■ロシェ（CV：梶 裕貴）
本タイトルの男主人公。17歳。
配達屋として、生計をたてている。一見クールな性格だが、心を許した相手には優しい一面もみせる。貴族にしか現れないはずの『妖精を見る青い瞳』をもち、その力を使うことができる。
・STORY
下町で配達屋を営む少年・ロシェ。
彼は幼い頃、ファントムによって両親を殺された過去を持つ少年です。ファントムとは人々に害をなす魔物。そのファントムが、昨今突如増加し、街を襲っているのです。
ある日、街でいつものように、配達屋の仕事をしていたロシェは、街の中で人々を襲うファントムに遭遇します。ファントムの凶行を目の当たりにしたロシェは剣を握り、ファントムに立ち向かいます。
■アリシア（CV：喜多村英梨）
本タイトルの女主人公。16歳。
ブルーローズの見習い構成員として、頑張る元気な女の子。明るく前向きな性格だが、無鉄砲なところも。しかし可愛らしいものや、買い物が好きだったりと、女の子らしい一面もある。
・STORY
意気揚々と街へ繰り出すアリシア。
今日は彼女が「ブルーローズ」の構成員として初めて任務に向かう日です。「ブルーローズ」とは妖精を見ることのできる青い瞳をもった貴族による組織です。彼らは妖精の力を借りることによって人々を襲うファントムたちに立ち向かい平和を守っています。
街をパトロールするアリシアと、教育係のマリウス。巡回していた二人は、ファントムに襲われている少女を発見します。物語は一人の少女を助けるところからはじまります。
ブルーローズを統率するリーダー
■ジャック（CV：浜田賢二）
これは子供の遊びではない。
戦闘経験のないお前を入れるわけにはいかない。
ブルーローズの構成員を取りまとめているリーダーでもあり、ロシェの養父でもある。45歳。厳しくも優しい性格で、構成員や妖精から慕われている。
すーぱーぞんび氏・大塚真一郎氏が描く個性豊かなキャラクター達
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真面目で負けず嫌いな戦士
■マリウス（CV：細谷佳正）
だったら僕は帰る。君たちと違って忙しいんだ。
ブルーローズの構成員。19歳。
主人公の教育係だが、空回りすることも多く、いじられ役として振り回されている苦労人。アリシアには「ヘタレ」のレッテルを貼られてしまっている。
メイドからブルーローズに転身した少女
■クレア（CV：阿久津加菜）
貴方が心配だから。それじゃダメ？
17歳。貴族の屋敷で働くメイドだったが、ファントムに襲われていたところ、主人公に助けられたことをきっかけに、ブルーローズの見習い構成員になる。おっとりした癒し系。お菓子作りが得意だったりと、女の子らしい性格の持ち主。
アドベンチャーパートと思われるシーンでは，キャラクター達とのユニークなやりとりが楽しめる
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ブルーローズのムードメーカー
■ベリー（CV：赤羽根健治）
やっぱり若くて可愛い子と一緒ってのはなかなか心踊る展開だよな〜。
ブルーローズのムードメーカー的な存在の構成員。20歳。いつも明るくお調子者な振る舞いが目立つが、状況を冷静に判断し、鋭い意見も発する。マイペースに行動する、自由人。
ブルーローズの若き知将
■ミレーユ（CV：庄司宇芽香）
私は戦うだけが仕事ではありませんから。
ブルーローズの構成員。21歳。思慮深く、几帳面な性格の持ち主。そのため、主人公達の破天荒な行動が最近の頭痛の種。
主人公と行動をともにする、しっかりものの妖精
■ラトリス（CV：伊瀬茉莉也）
それでよし。まったく、手のかかる子なんだから
10年前、迷子になっていたところを主人公と出会い、以降主人公と行動をともにしている妖精。しっかりした性格で、主人公の友達兼、保護者的存在。
妖精の森」を管理する、いたずら好きの元気な妖精
■プラカブ（CV：井澤詩織）
俺様のゲージュツ作品を壊した恨み、ここで晴らしてやるぜいっ！
「妖精の森」を管理している妖精。好奇心旺盛な性格で、いたずらが大好きなため、しばしば周囲に面倒をかけることも。
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ちなみに，今回公開された画面写真の中に，
会話相手を選ぶシーンが見られる。これは推測だが，キャラクターごとに好感度のようなものが存在し，そのパラメータによってエンディングが変化するのかもしれない。このあたりは定かではないので，続報に期待しよう。
開発スタッフのコメントと予約特典情報
「サモンナイト」シリーズなど，多くのシミュレーションRPGを手がけたスタッフ達が送り出す新作「BLUE ROSES」。今後も，戦闘システムに関する情報などが公開される予定だ。もちろん4Gamerでもお伝えしていくので，楽しみに待っていてほしい。
なお，「BLUE ROSES」の予約特典には，
イラストを手がけたすーぱーぞんび氏と大塚真一郎氏（SAVASTUDIO）によるビジュアルブックが用意されるとのこと。約40ページにもわたるこのビジュアルブックは，ハードカバーで装丁された豪華な一冊となるようだ。数には限りがあるようなので，手に入れたい人は予約の際，店舗で確認することをお忘れなく。
最後に，本作のディレクターである川瀬浩一氏，プランナーの竜河洋騎氏および開発スタッフからのコメントと，オープニングアニメーションの一部をスクリーンショットで紹介する。開発者が語る「BLUE ROSES」への意気込みや見所をチェックするとともに，一足早く本作の雰囲気が分かる画面写真を楽しんでほしい。
■開発スタッフからのコメント
ディレクター 川瀬浩一氏
・本タイトルへの意気込みについて
本商品は、SRPGの発展系を目指しつつ、このジャンルをプレイしたことのない10代のユーザーに振り向いて頂けるよう徹底的に意識しました。可愛いグラフィックとやり込めるシステムを是非ご覧下さい。
プランナー 竜河洋騎氏
・本タイトルの見どころについて
SLRPGとRPGの融合を是非ご覧下さい。1ターン中に何度でも戦闘に参加出来るチームメイクは、仲間の組み合わせによって様々な攻防を繰り広げ、やりやすいのに、いつの間にか戦略を考え始めちゃいますよ！
開発スタッフ一同
・ユーザーさんへ一言
SRPGをプレイしたことの無い方でも、気 軽に遊んで頂けるよう、楽しいゲームシステムが出来あがりました！ 2人の主人公が織りなす物語や可愛い妖精たちの世界を、一目のぞいてみて下さい！！
■オープニングアニメーション
本タイトルのオープニングは、物語の想像がふくらむアニメーションになっている
アニメーションは「白組」による制作だ
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※画面は開発中のものです。
つぶやく
2010/06/17 00:00
BLUE ROSES 〜妖精と青い瞳の戦士たち〜
