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ROCCAT,ボタン1つでPCとスマートフォンへの入力を切り替えられるゲーマー向けキーボード「Skeltr」を発表
メーカー想定売価は未公表で,国内での販売予定も明らかになってはいないが,日本語の製品情報ページも用意されているので,国内販売の可能性は高そうである。
Skeltrの外観は,ROCCATのメカニカルキーボードであるRyosシリーズとよく似たものとなっている。10キー付きのフルキーボードで,メインキー左側には縦に並んだ5つのマクロキー,[Space]キーの手前側には,3つの「Thumbster」キーを配置するというレイアウトは,Ryosシリーズとよく似ている。
大きな違いの1つは,本体奥側にある横長の溝「Universal Device Docking Port」(以下,ドッキングポート)だ。ドッキングポートはスマートフォンやタブレット端末を差し込めるスタンドになっているので,ここに立てかけておけば,ゲーム中にもこれらデバイスの画面を確認できるというわけである。
あるいは,スマートフォンやタブレットにPCのCPU負荷やネットワーク通信情報を表示したり,アプリやゲームを操作できるROCCAT製のアプリ「Power-Grid」を使って,スマートフォンやタブレットからPCのステータスモニタリングを行ったりするのもありだろう。
冒頭でも触れたとおり,Skeltrは,単にスマートフォンを立てかけるだけでなく,デバイス側とBluetoothで接続して,Bluetoothキーボードとしても利用できるのが大きなポイントだ。Skeltrの右奥側には,PCとBluetooth接続デバイスのどちらを操作するか選択できるボタンがあり,ボタンを押すだけで,PCからスマートフォン,スマートフォンからPCへと入力を切り替えられるとという。
また,左奥側には通話着信用の「Call button」とサウンド入出力切り替え用の「Audio button」ボタンがあり,ボタンを押して通話を受けたり,スマートフォンの音声をSkeltrのヘッドフォン出力につないだヘッドセットで聞いたりといった使い方もできるそうだ。
肝心のキーボード部分だが,キースイッチはメンブレンタイプとなっている。同時押し関連の仕様については記述がないので,ロールオーバーやアンチゴーストがどうなっているのかは分からない。
キーボードバックライトや側面のLEDイルミネーションの発光色や,マクロキーの設定などは,ROCCATの統合設定ソフトウェア「Swarm」でカスタマイズ可能とのことだ。
率直に述べて,スマートフォンやタブレットと連携するギミックがユーザーに受け入れられるものかどうかは見当がつかない。ただ,ゲームをしながらでもボタン1つで入力を切り替えて,スマートフォンのメッセンジャーアプリやTwitterクライアントに入力できると聞けば,「それは便利だ」と考える人もいるだろう。
ともあれ,続報を待ちたいところだ。
ROCCATのSkeltr製品情報ページ
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