RAM RIDER / アーティスト / 音楽プロデューサー
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RAM RIDER「明日なにあそぶ?」公式サイト:https://ramrider.com/ |
ゲーム戦線異常アリ!? 今年のTGSで感じた変化とは
先月の話になるが,毎年様々な形で参加しているゲームの祭典TGSこと東京ゲームショウ2025に全日に渡って参加してきた。今年はセガ/アトラスブースのステージにDJとして出演。「ペルソナ3リロード」(PC / Nintendo Switch 2 / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One。以下,P3R),「ペルソナ5: The Phantom X」(PC / iOS / Android。以下,P5X)をテーマにしたDJと,加えてゲストボーカルの皆さんとパフォーマンスを行った。
今年のTGSも見どころが多く,思うこともいろいろあり,本当は会期中にこの原稿を書きたかった! のだが! セガ/アトラスさんのブースに出演していたこともあり,一応大人の配慮ということでメモをしたためるに留めていたのです。ちなみにTGS開幕の前日は銀座でセガ/アトラスのメディア,関係者向けのレセプションパーティーがあり,そちらにもDJとして出演。そこでは「ペルソナシリーズを含むアトラスのほかのゲーム作品の音楽も交えたショーケース」,加えて「龍が如くシリーズ全作からの楽曲によるミックス」なんてこともやらせてもらいました。会場の熱気がすごかった。いつか機会があれば作品ファンの皆さんの前で再演してみたい。
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P3Rは大幅な追加要素を加えたリメイクで,Switch2版の発売が新たに発表,P5XはPC / スマホ向けにリリースされた新作だ。とくにP5Xは移植やリメイクではなくスマートフォンにも対応したチャレンジングな新作。開幕日前日の「日本ゲーム大賞2025」では大賞を「メタファー:リファンタジオ」が受賞しており,人気シリーズを大事に展開しながらしっかり新作を生み出しているアトラスは素敵だなと思った。そういえばこの連載も「十三機兵防衛圏」からスタートしてましたね(関連記事)。同じステージで展開していたバーチャの新作については,25年の付き合いになるVF担当のセガの友人にしつこく話を聞こうとしたがまだ具体的な内容については教えてもらえなかった。早く全貌を!
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会期中は4Gamerのブースにも出演した。White Owlsの新作「ホテル・バルセロナ」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)の開発者,SWERYさんと登壇(関連記事)。90年代から様々なゲームに携わってきたSWERYさんが個人で会社を立ち上げ,本作をリリースするまでのお話と,実際のゲームの内容についてうかがった。「ホテル・バルセロナ」はなんとこの日が発売の前日,大事なタイミングを預けていただいて恐縮です。本作はホラー映画愛に溢れた要素の数々に,(ゴア描写的な意味で)景気のいいアクションを加え,さらにローグライクなシステムをかけ合わせた怪作。個人的には「スプラッターハウス」など90年代のホラーを題材にしたゲームが好きだった人には大変おすすめです。自キャラが死ぬとゴーストとして蘇り,それまでの動きで援護してくれる,という実際にプレイしてみないと意味が分からない,まさに「新感覚アクション」。繰り返しプレイすることで進めるイージー&ハードなセッティングの作品だ。僕もPS5版で遊ばせていただきます。SWERYさんありがとうございました。
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またこの4Gamerステージについて,他社のゲーム作品,かつステージとステージの合間のブッキングにもかかわらず気持ちよく送り出してくださったアトラスチーム,とくに担当の高見さんにはたいへん感謝です。ゲームを愛する人は心が広い!
そして厳密にいうとTGS会期中ではないのだけどうれしかったのは,前述の「日本ゲーム大賞2025」での「都市伝説解体センター」の優秀賞受賞の知らせ。ゲームの発売の約1年前,とあるイベントで僕の音楽を好きだと声をかけてくださったのが開発チームメンバーの方だった。「今こんなゲームをつくってます」とステッカーをいただき,それからあっという間の発売,そして今回の受賞。ゲーム開発経験のない人が集まって一本の作品を作り上げ,発売までもっていくのがどれだけたいへんか,想像すると気が遠くなる。受賞のインタビュー本当に泣けた。あらためておめでとうございます。
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あ,そうそう,前述のセガ/アトラスさんのプレパーティーから感じていたことだが,今年はとにかくアジアを中心に海外のメディア関係者の来場が劇的に増えていたように思う。幕張はさまざまな言語に溢れていた。そしてSNSなどでもちょっとネタになっていた「インフルエンサー受付」の件。あれは笑い話でもなんでもなく確実に今の時代の流れそのものだろう。トレイラーや最新情報は動画で供給し放題,体験版も自由にダウンロードできるのが当たり前になった今,TGSに求められるのは「空間体験そのもの」であり,それをユーザー目線でリアルに伝えられるインフルエンサーが4Gamerのようなゲームメディアと並んで重要視されるのは自然な流れ。それだけに「案件」に流されず自由な切り口でゲームを取り上げてくれる人が増えることに期待します。世界のゲーム関係者の集う祭典としてTGSがますます重要な場所になってくれたら日本のゲームファンとしてはたいへんうれしいですね。
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また来年も幕張でいろんな人に会えるといいな!
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| ■■RAM RIDER(アーティスト / 音楽プロデューサー)■■ RAM RIDER氏は現在,YouTubeでは「オーディオギャラクシー」,Podcastでは「異業種Pたちの人生エンタメ会議室」「ストレージ2000」に出演中です。 |

























