エレクトロニック・アーツのEA SPORTSブランドでは初めての本格的な格闘技モノとなる「EA SPROTS 総合格闘技」(PlayStation 3/Xbox 360)。日本での発売は,11月11日が予定されている。欧米では「EA SPROTS MMA」の名前で発表されており,そのあまりの直訳(Mixed-MartialArts=総合格闘技)ぶりに驚いた格闘技ファンもいるかもしれないが,これはこれで,分かりやすいのではないだろうか。
今回は,TGS前のあわただしい時期に開催されたエレクトロニック・アーツのイベント(関連記事)で展示された本作のプレイインプレッションを簡単に紹介しよう。また,日本人選手をフィーチャーしたムービーやスクリーンショットもできる限り掲載するので,ファンは要チェックだ。
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ゲームには,金網やリングなど複数の試合会場が用意されており,キャリアモードではアメリカやブラジル,日本,タイなどで練習を積み,自分の作ったファイターを強化することができるという。おなじみの「Game Face」機能も実装されており,自分の顔をプレイヤーキャラクターに貼り付けることも可能だ。
開発は,「Madden NFL」シリーズや「NCAA Football」シリーズなどを手がける,フロリダのEA Tiburonが担当しており,グラフィックスのレベルの高さと試合の再現度に期待が持てるところ。名作ボクシングゲームとして評価の高い「ファイトナイト」シリーズを制作するEA Canadaは参加していないようだが,ゲーム画面から受ける印象はよく似ている。
日本の格闘技ファンとして注目したいのは,やはり青木真也や桜井“マッハ”速人といった日本人ファイターがゲームに登場すること。とりわけ,元総合格闘家の吉田秀彦氏としてプレイできるところが魅力だ。
残念ながら,2010年に現役を引退してしまった吉田氏だが,彼を操作して外国人選手と戦えるというのは,日本のプレイヤーにとってはたまらないところだ。
■華麗なる日本人選手達
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筆者が試遊プレイできたのは,担当者によれば(ほぼ)完成バージョンとのことで,対応機種はPlayStation 3だった。2010年6月22日に掲載したE3レポートでも紹介したように,PlayStation 3版の場合,基本操作は左スティックで移動,右スティックで打撃を繰り出すことになる。「ファイトナイト」同様に,右スティックの動かし方でパンチの軌道(種類)が変化する。
また,R2で防御を行い,防御中に左スティックを倒すと,ヘッドスリップが行えるといった具合で,初めての人でも短い時間で基本操作は覚えられるだろう。
スタンドのグラップリングは,×ボタンでタックル,○ボタンでタックル防御,△ボタンで首相撲。グラウンドの攻防も,×でスイープ(ポジションチェンジ),□でスイープ防御,△でサブミッションを仕掛ける――というように,ワンアクションがワンボタンに振り分けられている。そのため,難しい操作を必要としない,タイミング重視のシンプルな駆け引きが楽しめそうだ。
また,アクションごとに減少するスタミナ値や,部位ごとのダメージ(蓄積するとKOが出やすくなる)といった要素もある。ゲーム中,金網やロープに相手を押し込むシーンも見られ,現代総合格闘技で見られるアクションのほとんどが再現されているという印象を受けた。
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以上,簡単にまとめてみたが,格闘技ファンの人はどのような印象を持たれただろうか。格闘モノのタイトルといえば,ユークスから発売中の「UFC Undisputed 2010」(PlayStation 3/Xbox 360)が有名で,欧米では大ヒットタイトルとなっている。
その牙城を崩すべく送り込まれたエレクトロニック・アーツの新作は,EA SPORTSブランドで築き上げたプレイのしやすさや,データの豊富さなどが魅力的なタイトルに仕上がっているようだ。格闘技ファンはぜひ,吉田選手や青木選手を使いこなしてプレイしてもらいたい。
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