「リーグ・オブ・レジェンド」，公式プロリーグ「LJL 2019 Summer Split」Week3 レポート。CGAとV3が無敗で首位をキープ

　2019年6月30日，東京・渋谷のヨシモト∞ホールで，「リーグ・オブ・レジェンド」の国内プロリーグ「LJL 2019 Summer Split」Week3の試合が行われた。本記事では，その結果をお伝えしていく。


　昨シーズンのFinal進出チームであるDFMとUSGがともに苦戦を強いられている「LJL 2019 Summer Split」。だが，今週の戦いでは両チームに復調の兆しが見られ，熱戦の続く一日となった。以下に，Week3の対戦結果を掲載する。

Week3

-	勝利チーム	-
第1試合	DetonatioN FocusMe	Rascal Jester
第2試合	DetonatioN FocusMe	AXIZ
第3試合	Crest Gaming Act	AXIZ
第4試合	Crest Gaming Act	Rascal Jester
第5試合	V3 Esports	Unsold Stuff Gaming
第6試合	Unsold Stuff Gaming	Sengoku Gaming
第7試合	Burning Core	Sengoku Gaming

「LJL 2019 Summer Split」Week3配信アーカイブ

各試合のバン・ピックまとめ

注目試合 第5試合 V3 Esports vs. Unsold Stuff Gaming

　今シーズン4勝0敗と波に乗っているV3と，昨シーズン準優勝ながらここまで0勝4敗と低迷が続いているUSGの対戦。

　この試合でまず注目されたのは，リワーク後のモルデカイザーが初めてピックされた点だ。モルデカイザーを操るUSG Arumik選手は，バロンファイトでRスキル「死の国」を使って相手のJunglerを隔離し，スマイト勝負に参加させないといった動きでチームに貢献していた。

Rスキル「死の国」は対象を冥界に一定時間閉じ込め，相手のステータスを吸収する。この間，ほかのチャンピオンたちはこの戦いに関与できない

　モルデカイザーを利用した戦術でバロンを獲得し有利な状況を作り出したUSGは，2回目のバロン戦でも再び同じ戦術を試みたが，ここではV3 Yutorimoyashi選手のエズリアルがRスキル「トゥルーショットバラージ」を完璧なタイミングで決め，バロンをスティールすることに成功。
　これにより息を吹き返したV3陣営はそこからエルダードラゴンを獲得し，USG陣営のネクサスを一気に破壊して逆転勝利を飾った。

ゲーム終盤のエズリアルの「トゥルーショットバラージ」はバロンに対してJunglerのスマイトと同等かそれ以上のダメージを叩き出す

Week3 終了時点 順位表

　首位のCGAとV3はともに無敗をキープし，全勝での首位を守っている。この両チームに最初に土をつけるのはどのチームになるのだろうか。

　2勝2敗と苦戦が続いていた昨シーズンの覇者・DFMは，MidのスターターをCeros選手へと戻して2連勝。戦い方を従来のプレイスタイルへと戻し，安定感のある試合運びを見せた。

　昨シーズン準優勝のUSGはここまで0勝4敗と苦しい戦いが続いていたが，この日は首位のV3に対して接戦を繰り広げ，SGには快勝し，本来の強さを取り戻しつつある。現在1勝5敗という厳しい状況ではあるが，ここからの巻き返しに期待したい。

「League of Legends Japan League（LJL）」公式サイト

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