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以前「こちら」の記事でお伝えしたように,パブリッシャ&デベロッパ大手のEidos plcは,複数の大手企業から買収提案を受けていたことを認めていた。
今回の説明会では,英国会社法に基づくスキーム・オブ・アレンジメント(買収手続き)が英国裁判所の認可を受け,英国時間4月22日に英国SQEX LTD.によるEidos plc全株式買付けの効力が発生,同日をもってEidos plcがSQEX LTD.の完全子会社となったと発表された。なお,Eidosの議決権はスクウェア・エニックス・ホールディングスが100%保有(間接保有)するに至った。買付け価格は1株32ペンス,発行済み全株式の価値は約8億4300万ポンド(約121億円)とのこと。
![]() スクウェア・エニックス・ホールディングス代表取締役社長の和田洋一氏 |
最初に和田氏は,Eidos plcのグループ化について「2001年にスクウェア・エニックスになって以来,いかにグローバル企業にするか考えていましたが,これでグループ全体の当面の骨格ができました」とコメント。和田氏が社長に就任して以来目指してきた,グローバル化の第一段階にたどり着いたことを述べた。
続けてEidos plcの概要,ここ数年の業績推移,株価推移,買付けの概要が説明された。和田氏は,Eidos plcはここ数年,パブリッシャとしての機能を維持するため無理をしていたことが業績悪化/株価下落を招いたと分析した。また,この無理をなくせば十分(パブリッシャとしての機能を)維持できるともコメントした。
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次に和田氏は,「エンタテインメントの顧客のイメージ」「エンタテインメント・ビジネスのイメージ」についての考えを述べたうえで,「エンタテインメント・ビジネスに必要な要素」について説明を行った。
「エンタテインメントの顧客のイメージ」「エンタテインメント・ビジネスのイメージ」を要約すると,顧客がコンテンツ/サービス(例:ゲームソフト)にたどり着くための端末/メディア(例:家庭用ゲーム機/PC)の接点をいかに増やすか,多種多様なコンテンツ/サービスを提供して顧客への求心力をいかに働かせるか,同じコンテンツ/サービスにたどり着いた顧客同士の交流で生まれたコミュニティをいかに強化していくかが重要とのことだ。
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そして和田氏は,「エンタテインメント・ビジネスに必要な要素」として,以下の三つを挙げた。
(1)ブランド価値の創出
(2)多様な顧客接点の確保
-多様な端末/メディアへのコンテンツの加工
-多様な端末/メディアでのビジネス展開
-グローバル展開
(3)コミュニティ・マネジメント能力
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和田氏は続けて,Eidos plcのグループ化に伴い,「Tomb Raider」や「Hitman」といった大型タイトルの充実や,開発拠点/事業所をアジア/北米/欧州にそれぞれ持つ形になることなどをメリットとして挙げた。また,技術などの共有についても積極的に行っていくとのことで,完全子会社となることで100%シェアできると述べていた。
また和田氏は,Eidos plcという企業はオリジナルのコンテンツを作り出せる,海外では数少ないメーカーであるものの,そのコンテンツを多様化して展開していく能力に欠けていると指摘した。たとえば「ファイナルファンタジー」シリーズであれば,ナンバリングタイトル個別の続編やスピンアウト作品をリリースしてきたように,Eidosのタイトルにおいても,一つ一つのコンテンツを多様に展開して収益化していくとも述べた。
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