［韓国ゲーム事情＃810］かくれんぼをテーマにした「GGA GGUNG Online」が話題に

Kimの韓国最新PCゲーム事情＃810

かくれんぼをテーマにした「GGA GGUNG Online」が話題に（11月20日）


　かくれんぼをテーマにしたオンラインゲーム「GGA GGUNG Online」が，いま韓国で話題になっている。新生デベロッパであるGPM Studioが開発中のカジュアルアクション心理ゲーム，「GGA GGUNG Online」のクローズドβテストが行われ，それが業界の注目を集めているのだ。

　同ゲームは世界中の誰もが，幼い時期に楽しんだであろう“かくれんぼ”という一般的な遊びをオンライン化したもので，ゲームのウリとして“プレイヤーの心理”と“独特なコミュニティ性”が強調されている。



　同作は，最大16人まで一つのルームで楽しめるゲームで，決まったマップで制限時間内（5分程度）に，プレイヤーは追って追われてどこかに隠れて……というスリル感あふれるかくれんぼを楽しめるのだ。さらに，プレイヤー間の心理戦とチームプレイも，本作独特のもの。例えば，探索する役割の人に逃走する一人が，ほかプレイヤーの位置をこっそりと教えて自分の身の安全を確保するという，プレイヤー間の裏切り（？）のような，微妙な心理戦が繰り広げられているのだ。
　実際のかくれんぼと同様に隠れている場所に，相手（探索の役割プレイヤー）が近づけば緊張感が走り，逆に隠れているのを発見したときには喜びを感じるといった生の感情を，ゲーム上で絶妙に表現している。

　同社の社長兼総括プランナーのPark Sung Joon氏は「ここ最近は，登場するカジュアルオンラインゲームのほとんどが，非常によく似たジャンルとプレイタイプであり，残念に思っていました。このようなカジュアルゲームの固定された考えから外れ，新しいタイプのゲームを作りたかったのです。GGA GGUNG Onlineは，プレイヤーよって（隠れる場所を変えたり，ずっと同じ場所に居たりなど）積極的，または消極的な行動をとるように，その人の性格がゲーム進行に大きく関わるので，いろいろな展開が楽しめます」とコメントしている。


　G★ 2007期間中，北米，日本，中国など海外パブリッシャからかなりのオファーがあったという同作。これは“世界中の誰でも知っているかくれんぼのルール”と“独特なコミュニティ性”を持っているからだと，同社の関係者は話している。
　一方，韓国内で独自のサービスを決めた「GGA GGUNG Online」は12月中のCBTを経て，来年の上半期中にOBT開始を目標にしている。