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ハロー!Steam広場 第39回:今週の敵は寒さと怨霊。極寒の地で生き延びるサバイバルアドベンチャー「The Long Dark」などを紹介
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,カートをウィッシュリスト代わりに使う上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第39回は,極寒の地でサバイバル生活に挑むアドベンチャーゲーム「The Long Dark」をメインに紹介しよう。プレイヤーは,本作における最大の敵“寒さ”と戦いながら数々の困難を突破していくのだ。このほか,女性の怨霊の呪いを断ち切るホラーアドベンチャー「The Cursed Forest」もあるのでお見逃しなく。
極寒の地でサバイバル生活に挑むアドベンチャーゲーム「The Long Dark」
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,Hinterland Studioが手掛ける「The Long Dark」を紹介しよう。
本作は,ライフラインが絶たれ,食料の確保すら困難な極寒の地を舞台にした作品だ。プレイヤーは,この地で何日生き延びられるかというサバイバル生活に挑むことになる。
本作における最大の敵は“寒さ”だ。ゲームは,寒空の下に放り出された状態でスタートするので,まずは暖を取って寒さを凌ぐ必要がある。ここで真っ先に思いつくのが焚き火なのだが,ゲーム開始時は火を起こす手段がなく,そもそも焚き火で身体を暖めたところで,すぐに食料や寝床の問題が出てくる。
このことを踏まえると,プレイヤーがゲーム開始時に真っ先に取るべき行動はただ1つ。それは“小屋探し”だ。小屋に入れば,寒さを凌ぐことができるうえ,高確率で食料と寝床が確保できる。むしろ,この厳しい土地で生き延びていくためには,小屋巡りが必要不可欠な要素となってくるのだ。
暖,食料,寝床。この3つが確保できればひとまずは安心だ。食事や睡眠を取るタイミングは,サバイバルパネルに表示されているステータスの状態を参考にしよう。「FATIGUE」は疲労,「COLD」は寒さ,「HUNGER」は空腹,「THIRST」は喉の渇きといった具合で,それぞれの状態がゲージで確認できる。
なお,これらの欲求を満たせずにいると,次第にゲージが赤くなっていく。この赤いゲージは,プレイヤーの「CONDITION」に影響し,これが0%になるとゲームオーバーだ。ゲーム中は各ステータスの状態に気を配っておこう。
また,上記とは別に「CALORIE」(カロリー)というステータスが存在する。カロリーの摂取量がマイナスになると,CONDITIONが著しく低下していくので,栄養価の高いものや,ジュースを飲むなどして,定期的に摂取していきたい。
ただし,食料の中には状態の悪いものが存在し,それを食べたり飲んだりしてしまうと,食中毒にかかる危険がある。特に,生肉や雪解け水は高確率であたるので,必ず加熱処理をしよう。
ちなみに加熱処理した肉は,カロリーを大量に摂取できる食料として重宝する。肉は,鹿の死骸から入手できるので,死骸を見つけたら積極的に確保しておきたい。また,ハンティングライフルを使えば,野生の鹿を狩って新鮮な肉を手に入れることも可能だ。
さて,小屋巡りはサバイバル生活における基本ではあるものの,そう運良く次々と小屋が見つかるわけでもない。探索中に日が暮れてしまった場合は,野宿も視野に入れる必要があり,焚き火や寝床の準備もできないまま,夜を迎えてしまったら一巻の終わりだ。
したがって,探索中は定期的に時間を確認して,日が暮れそうになったら急いで近くの小屋に逃げ込もう。
また,探索中は野生動物にも気をつける必要がある。中でもオオカミは特に危険で,プレイヤーを見つけるや否や猛スピードで襲いかかってくるのだ。噛まれると当然出血するが,それだけではなく感染症にも苦しめられることになるので,オオカミの姿を確認したら慎重に行動しよう。
2014年10月3日現在,Steamで配信されているバージョンは,ストーリーモードが実装されておらず,今回紹介したサンドボックスモードしかプレイできない。ただ,それでも内容的には十分に楽しめるので,サバイバルに自身のある人は,ぜひ何日生き延びられるか挑戦してみてほしい。参考までに筆者は2日が限界でした。
「The Long Dark」Steamページ(1980円)[税込]
女性の怨霊の呪いを断ち切るホラーアドベンチャー「The Cursed Forest」
「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今週は,NoosTycheが開発中の「The Cursed Forest」を紹介しよう。
本作は,とある農村部の離れに位置する呪いの森を舞台にしたホラーアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは,森の呪いによって倒れてしまった母親を救うべく,その元凶を断ち切るため,森に足を踏み入れることになる。
森全体を覆う呪いを生み出しているのは,なんでも以前この森で惨殺され,まだ遺体が発見されていない女性の怨霊とのこと。プレイヤーは,森の中で彼女のものであろう所持品や骨を見つけながら,事件の真相を辿っていくのだ。
ちなみに,本作は「CryENGINE 3」で開発されており,最新エンジンが描き出す薄気味悪い森のディテールがスクリーンショットやムービーでも確認できる。
GREENLIGHTを通過すれば,2015年春にリリース予定となっているので,興味のある人は“いいね”を押しておこう。
「The Cursed Forest」GREENLIGHTページ
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