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SteelSeries,Senseiの廉価版「Raw」を発表。センサーの変更や機能削減で59.99ドルに
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Sensei[Raw]は,Senseiのボディ形状や搭載ボタンはそのままに,搭載するセンサーを変更し,さらにプロファイル周りを中心として機能も削減してきた製品だ。そのぶん,通常モデルと比べて30ドル安くなっているのが一番のポイントとなる。
製品ラインナップはボディ表面がラバーコートされたモデルと,光沢加工されたモデルの2種類。Senseiにおける特徴の1つであった滑りにくい金属コーティングがなくなった代わりに,2種の表面加工から選択できるスタイルとなったようだ。
ボディサイズに変化はないが,本体側でマウスの設定を行えるようにするための液晶パネルが省かれ,それに合わせて公称重量が102gから90gへと軽量化されている点は,プラス材料といえるかもしれない。
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気になるセンサーは,Sensei[Raw]でSenseiから変更されている。SteelSeriesによれば「『センサー仕様はDiablo III Mouse』に近い」とのことだ。
トラッキング速度150IPS,最大加速度30Gというスペックのうち,前者はSenseiと変わらないので,少なくとも「廉価版だからといって低スペックのレーザーセンサーを搭載してきた」ということはなさそうだが,物理的に異なる以上,挙動には多少なりとも違いが生じるものと思われる。
なお,設定可能なCPIの幅は90〜5700CPI。Senseiだと1〜5700CPIで,また,ソフトウェア補間により最大11400CPIを実現できる「Double CPI Range」も用意されているが,Double CPI Range自体,SteelSeriesも意味がある機能だとは思っていないので(関連記事),CPI設定周りに実使用上の違いはそれほどないといっていいのではなかろうか。
一方,本体の底面から液晶パネルが省かれたことは先ほど述べたが,それとセンサーの変更とに合わせて,本体内のフラッシュメモリへ保存できるプロファイルがSenseiの5個から1個に減った点は,コストダウンにおける重要な変更点として指摘しておく必要があるだろう。また,物議を醸したLEDイルミネーションは,Senseiだと約1677万色から変更できるのに対し,Sensei[Raw]では白1色のみとなる点も押さえておきたい。
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全体的には,Senseiに搭載されていた付加機能をそぎ落とし,シンプルにすることで価格をグっと抑えてきたモデルとまとめられそうだ。むしろ軽量化したことを歓迎する人もいると思われ,ユーザーのなかで,「SteelSeries Ikari」における「Laser」と「Optical」のような棲み分けが進むと面白くなるかもしれない。
気になるのは国内販売価格がいくらになるかだが,そのあたりは続報を待ちたい。
●SteelSeries Sensei[Raw]の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン数:8(左右メイン,センタークリックボタン機能付きスクロールホイール,左サイド×2,右サイド×2,スクロールホイール手前×1)
- トラッキング速度:150IPS
- 最大加速度:30G
- 画像処理能力:10.8Mpixel
- フレームレート:12000fps
- トラッキング解像度:90〜5700CPI
- ポーリングレート:1000Hz
- リフトオフディスタンス:2mm
- データ転送フォーマット:未公開
- 本体サイズ:68.3(W)×125.5(D)×38.7(H)mm
- 重量:90g(※ケーブル含まず)
- マウスソール:「Gaming grade UPE teflon」
- ケーブル長:未公開
- 対応OS:Windows 7・Vista・XP&2000,MacOS X
「SteelSeries Sensei[Raw]」製品情報ページ
- 関連タイトル:
SteelSeries
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Copyright 2010 SteelSeries Aps



























