「チョコットランド」の新キャラクター，「ヴァンフリート」と「アビゲイル」が発表に。ゲーム内アイテム付きのキャラクターソングも配信開始

　ゴールデンウィークの最終日となった2012年5月6日，音楽レーベル「EXIT TUNES」の10周年を記念したイベント「EXIT TUNES ACADEMY -EXIT TUNES 10th ANNIVERSARY SPECIAL-」がさいたまスーパーアリーナで開催された。しゃむおんさん，Mayumi Morinagaさん，＿＿（アンダーバー），40mP.シャノといった人気アーティスト陣のライブパフォーマンスによって，全国から集結した1万8000人ものファンは大いに盛り上がった。

　本稿では，開演に先立って行われたオンラインRPG，「チョコットランド」の発表と，ライブ本編の模様をお伝えしよう。

「チョコットランド」公式サイト

　今回の発表では，まずEXIT TUNESとのコラボレーションから生まれた新キャラクター（NPC），ヴァンフリートとアビゲイルが紹介された。ヴァンフリートの声はしゃむおんさん，アビゲイルの声はMayumi Morinagaさんが担当する。2人の新キャラクターは，5月10日にゲーム内へ登場予定だ。

ヴァンフリート

アビゲイル

しゃむおんさんとMayumi Morinagaさんがステージに登場

　続けて，ヴァンフリートのキャラクターソング「Believe In Me」と，アビゲイルのキャラクターソング，「君にエールを・・・！」が発表された。もちろん，「Believe In Me」はしゃむおんさん，「君にエールを・・・！」はMayumi Morinagaさんが歌っている。発表会当日の5月6日に着うたフルで配信開始となり，楽曲とゲーム内アイテムのセットが用意されていることも明らかにされた。セット内容は以下のとおりだ。

・ヴァンフリート
着うたフル
Believe In Me（ORIGINAL MIX）
Believe In Me（Acid＝Stone Valley REMIX）

ゲーム内アイテム
「フェアリーエッグW」

・アビゲイル
着うたフル
君にエールを…！（ORIGINAL MIX）
君にエールを…！（DJ UTO REMIX）

ゲーム内アイテム
「フェアリーエッグA」

　さらに，ゲーム内で，ヴァンフリートとアビゲイルが登場するクエストをクリアすることによって，タイアップ曲（ORIGINAL MIX）が少しだけ聴けるゲーム内アイテムが手に入ることも発表された。このクエストは5月10日にスタート予定だ。

　ステージではキャラクターソングが一足先に披露された。チョコットランドのプレイヤーは，5月10日の新キャラクター実装を楽しみに待とう。

「チョコットランド」公式サイト

約4時間にも及ぶライブは熱狂の嵐。新ボーカロイドの発表も

ライブは，アイドリング!!!による元気いっぱいのステージで幕を開け，会場はケミカルライトで埋め尽くされた。続いて登場した赤飯さんは，雰囲気をガラリと変えて激しいステージを披露。「骸Attack!!」では，シャウトで客席を圧倒した。

　その後もライブは続き，力強いボーカルが魅力のCLΦSH（96猫×囚人P），アップテンポの楽曲が心地良い幽閉サテライトらが登場して会場のボルテージを上げまくる。中盤では灯油さんが登場して，ゆるいMCを披露。会場を笑いに包みつつ，「アンハッピーリフレイン」で観客の心を一つにした。
　cosMo＠暴走Pさんは，初音ミクの楽曲「R-18」「初音ミクの暴走」「初音ミクの戸惑」「初音ミクの消失」を一挙に披露。会場をミク色に染め上げた。


　ここで次に登場するアーティストとして，「MAYU」という謎のアーティストの名前がスクリーンに浮かびあがった。多くの観客は戸惑ったようだが，すぐに大歓声が起きた。「MAYU」とは，EXIT TUNESから登場する新たなボーカロイドだったのだ。

　ここで，MAYUのイラストを手がけた左氏と，DJ UTO氏が登場してMAYUを紹介した。左氏によると，MAYUは「ヤンデレ中学生」をコンセプトにしており，これまでのボーカロイドとは一線を画したキャラクターを提示するという。今までは，優しい雰囲気のボーカロイドが多かったゆえ，MAYUはその中でも特出したキャラクターにするそうだ。なおUTO氏によると，MAYUを二次創作で使用するときは，とくに規制などはなく，自由に使用して良いという。事前申請も必要ないということなので，重宝する人は多いだろう。またこの後，左氏が手がける「神巫詞（かみうた）」のPVが披露され，観客はスクリーンを食い入るように見つめていた。

　その後もライブは大盛り上がりのまま続き，ラストはAll Castによる「千本桜」でステージは華々しく終了。UTO氏は，2013年以降もこのようなイベントをやっていきたいとコメントし，今後もEXIT TUNESを大々的に展開していきたいと展望を述べてライブを締めた。

セットリスト