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MMORPG「ドルアーガの塔」を大フィーチャーした「遠藤雅伸のMGSラジオ〜ドルアーガスペシャル〜」の公開収録現場に行ってきた
「ドルアーガの塔〜the Recovery of BABYLIM〜」公式サイト
登壇したのは遠藤氏と,もう一人のパーソナリティを務めるゲーム声優の北嶋ひろみさん,そして「ドルアーガの塔〜the Recovery of BABYLIM〜」(以下,オンラインゲーム版)のプロデューサーであるロッソインデックスの大槻林太郎氏。トークでは,遠藤氏が手がけてきた往年の名作ゲーム「ドルアーガの塔」シリーズおよび,アニメ版とオンラインゲーム版の関連などが紹介された。過去に4Gamerの記事でも触れてきたが,遠藤氏はオンラインゲーム版では当初の企画に深く関わっておらず,一プレイヤーとしてサービスにちょくちょく異議を唱えていたというエピソードも,あらためて披露された。
ネットラジオ「遠藤雅伸のMGSラジオ」のパーソナリティ,北嶋ひろみさん(左)と遠藤雅伸氏(右) |
MMORPG「ドルアーガの塔」のプロデューサー,大槻林太郎氏は来場者からもらったという,お面をつけて登場 |
しかし2010年に入ってから,遠藤氏はサービスを提供しているロッソインデックスからの要請で,実際にオンラインゲーム版の企画にも関わるようになった。以来,遠藤氏と大槻氏をはじめとする運営スタッフは,週1回のペースで打ち合わせを行っているとのこと。遠藤氏が手がけるのは,一連のドルアーガの塔シリーズの流れに沿ったストーリー展開と,新マップのデザインなどの企画/監修だ。このあたりの詳細な内容は,以前掲載したインタビューでも取り上げているので,興味のある人はぜひそちらもご一読いただきたい。
なお遠藤氏は,これらの企画について「“中二病”を全開にしてほしい」と大槻氏から依頼されているという。また新マップに関して遠藤氏は,「ゲームデザイナーが作るとこうなる」と自信をのぞかせていた。しかし遠藤氏自身が開発の指揮を執っているわけではないため,「どう仕上がるか」と期待する一方で,「きっと斜め上を行くものになる」と冗談めかした言葉もつけ加えていた。
ネットラジオのリスナーや来場者からの質問に,遠藤氏と大槻氏が回答するコーナーでは,オンラインゲーム版の細かい仕様が今後どのように変更されていくか,その方向性が示唆された。具体的にはゲーム内コンテンツ「サキュバスの窟」の難度緩和,メイジ系のスキル追加をはじめとする職業バランスの調整などが挙がっていた。またデスペナルティは,経験値が減少するのではなく,倉庫に預けていない所持金が減少する方向で検討しているという。なおスーマール帝国に関しては,MMORPGの舞台となっている時代では,まだシリーズの主役的存在であるギルが到達していないという設定のため,実装は先送りになっているとのこと。
続いて,ゲーム内との連動イベントが行われた。これは遠藤氏と北嶋さんが操作するプレイヤーキャラクターとともに,「夢の塔」1階に集まったプレイヤー達が,ゴールを目指すという内容。制限時間内に達成できなければ罰ゲームが待ち受けているとのことだったが,プレイヤーの数が多すぎるのか,それとも各自が強すぎるのか,仕掛けられたトラップをものともせず,一同は無事にゴールイン。出現した巨大な宝箱に入っていたのは,24時間だけ遠藤氏のプレイヤーキャラクターとそっくりになれる幻像装備「遠藤雅伸なりきりセット」。宝箱の周囲に,遠藤クローンが続々と登場するという,異様な光景となったところでイベントは終了。
公開収録のエンディングでは,遠藤氏と北嶋さんが多数の来場者に感謝の意を述べていた。なお当日収録された内容は,後日あらためて「遠藤雅伸のMGSラジオ」にて配信される。記事には書かなかった(書けなかった?)遠藤氏の切れ味鋭いトークもちょこちょこ挟まれているので,興味のある方はチェックをお忘れなく。
- 関連タイトル:
ドルアーガの塔〜the Phantom of GILGAMESH〜
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