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印刷2009/08/28 12:00

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【PR】Perfect World -完美世界- / 「Perfect World −完美世界−」はこう変わった

よりPerfectな世界に向かって「Perfect World −完美世界−」はこう変わった

Text by aueki

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 東洋でもない西洋でもない,あらゆるものを融合させたようなファンタジーの世界。「Perfect World −完美世界−」が特異な世界観とそれまで見たことのなかったようなシステムを満載した本格MMORPGとして日本に上陸してから2年半が経過した。その間,ゲーム内はより充実し,より遊びやすく変わってきている。ここでは,より完成されたゲームとして成熟しつつあるPerfect Worldの現在の姿を改めて紹介してみたい。

 「Perfect World -完美世界-」は,ハイファンタジーMMORPGである。
 ゲームの舞台となるPerfect Worldというのは,洪水で滅んだ地上に代わって神々が作り上げた新しい世界のこと。三つの種族とさまざまなモンスターが住まう大地で,プレイヤーは冒険を繰り広げていく。そして「Perfect」 WorldをよりPerfectなものに変えていくのだ。

 

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 完美時空の開発したMMORPGとしては最初の作品となるが,同社作品では最も大規模で,最も本格的MMORPGといえる。これがオンラインゲーム開発第一弾と考えると,驚異的なクオリティだ。
 日本サービスでも登録ID数は50万を超えており,中国で作られたという珍しさと自由度の高いシステムで2年前にはかなり話題になったので,4Gamerの読者でも一度は試してみたという人も少なくないだろう。だが,この2年半の間にゲームは進化している。不備のあった部分が修正され,新システムの導入,とくに最近追加された巫霊(みたま)は,ゲームの幅を大きく広げている。
 サービス開始から今年で3年目となり,Perfect Worldに大きな動きが起きつつあるようだ。この秋には,新サーバーの追加,そして年末には新種族・職業の追加という大イベントを控えているという。この機会に,改めてゲームの基本的な特徴と最新のゲーム要素を紹介しておこう。新たなゲームを探している人はもちろん,サービス初期だけしか知らない人も,どのようにゲームが変わってきたのか確認しておいてもらいたい。

 

キャラクターが示すファンタジーとしての独自性

 Perfect Worldの世界は,東洋風をベースに西洋風を盛り込み,さらにファンタジー風を加えた独自のものとなっている。これは,登場する種族を見てみればよく分かる。
 プレイヤーが作れるキャラクターは,以下のパターンになっている。

 

弓使い(エルフ 男/女)
戦士(人間 男/女)
魔導師(人間 男/女)
妖精(妖族 女)
精霊師(エルフ 男/女)
妖獣(妖族 男)

 

 プレイヤーキャラクターは人間,エルフ,妖族の3種族のうちの一つを選び,さらに職業を選ぶ。職業は6種類だが,種族によってなれる職業は決まっているので注意が必要だ。

 

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 戦士は,武器一般を使いこなすアタッカーで,魔導師は一般的な魔法使い,弓使いは……説明の必要はないだろう。やや分かりにくい精霊師は,回復役,妖獣は盾役,妖精はペット使いといった役回りになっている。
 Perfect Worldは,かなりの部分をソロでこなすことができるものの,ダンジョンなどではパーティ必須。きちんと役割をこなすことが求められる。
 種族の特徴としては,人間はごく普通であまり特徴はないが,エルフは羽根を持っており,レベル1から空中を飛行可能だ。妖族は,動物に変身できる。とくに職業にこだわりがなければ,見た目で決めてしまってもいいだろう。
 レベルアップ時に増えるポイントを以下の4種類のパラメータに振り分けることで,キャラクターのステータスが変化していく。クラスによって,多少の差はあるが,だいたい括弧内の効果があると思っておけばよい。

  • 体力(HP量,魔法防御力など)
  • (物理攻撃,物理防御)
  • 霊力(魔法攻撃,魔法防御)
  • 俊敏(命中率,回避率,クリティカル率など)

 キャラ育成の自由度は高いのだが,例えば,装備品ではクラスの指定は少なく,体力や霊力による制限が行われているので,重装備着用の魔法使いというのも不可能ではない代わりに,装備したいアイテムが決まっていると,その装備条件を揃えるためのパラメータ調整が必要になってくる。

 

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キャラクター自由自在
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 職業を決めたらキャラの作り込みである。
 Perfect Worldの特徴の筆頭に挙げられるのは,キャラクターカスタマイズの自由度の高さであろう。古くはStar Wars:GalaxiesやEverQuest IIなどを経て,キャラクター造形をカスタマイズできるMMORPGはいくつかあるが,Perfect Worldはそれらのなかでも間違いなくトップクラスのカスタマイズができるゲームである。
 キャラクターカスタマイズを売りモノにしたほかのタイトルとは,使い比べればコンセプトの違いは明確である。多くのゲームでは非常に重要な部分が欠けている。作成中のキャラクターをセーブできないのだ。保存するには,とりあえず作った顔でもキャラクターとして登録するしかない。あるいはスクリーンショットを何枚か撮って,だいたいのスライダー位置を確認できるようにするかだ。前者では,それ以上の変更はできないのでエディットを続けるには後者になるが,かなり煩雑で面倒な作業が必要である。

 

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 Perfect Worldでは,作成途中のファイルを保存したり,作成したキャラクターをファイルの形でやり取りすることもできる。一次保存しておいたデータと切り換えて比較したり,元に戻したりということが非常に簡単である(1クリック!)。正直いって,エディタの使い方やパラメータに癖はあるのだが,それを補って余るほどこれらの機能は強力だ。
 エディタ内で画像を参照できるというのもコンセプトの違いによるものだろう。基本的に,プレイヤー自身の姿をゲーム内で再現できるようにという考えで作られているようなので,データ作成の利便性と全体的な自由度の高さが際立っている。
 また,キャラクター作成後,しばらくの間は外見変更が可能になっている点も高く評価したい。作成中は実際のゲーム内と違って正面からのフラットなライティングなので,ゲーム内に入ると想像していたのと立体感が異なる場合も出てくる。キャラ作成後もエディット可能なので,実ゲーム内での状態を見たうえで細部を修正できる。

 

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写真参照機能を使って,できるだけ似せてみようとした例

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妖獣のパラメータはほとんどいじれないのだが,微妙にいじって口開けパンダを作ってみた

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ゲームの進行はクエスト主導型で親切設計
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 ゲームの序盤はクエストを順に追っていけば,どんどん成長していくタイプだ。しかもレベル5ごとにボーナス装備なども支給されるので,序盤の展開はかなり楽になっている。
 クエストシステム自体も,非常に親切だ。後発のゲームで採用されていたユーザーフレンドリーな要素がPerfect Worldにも搭載されている。マップクリックによる自動移動,クエスト時のキャラ名クリックによる自動移動などは,一度慣れると手放せなくなる機能だ。ただし,Perfect Worldのルート検索は空を飛んだりジャンプを使用したりすることが前提になっているようで,放置したままだと途中でオブジェクトに引っかかることが多いのだが,まあ,それでも十分使い物になる。
 こういった機能が旧作にも搭載されるというのは無条件で嬉しい。最近ではクエスト検索機能も追加されていたり,全体としてトップクラスでプレイしやすいゲームに仕上がっているといえるだろう。

 

どこでも行ける飛行機能
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 プレイヤーが空を飛べる飛行機能も最近ではそれほど珍しくなくなってはいるが,Perfect Worldは,自由度とバリエーションではいまだトップクラスだ。
 エルフであればレベル1から飛行が可能ということで,とりあえず精霊師キャラを作ってみるのもいいだろう。精霊師であれば,レベル1でもほとんど制限なく飛び回れるので,世界を飛んでいるだけでもかなり楽しめる。マップは広く,変化に富んでおり,当分は観光飛行を満喫できるだろう(思えば,半日ただあちこちを飛び回っていたりしたものだ……)。
 人間と妖族についてはレベル30から飛行が可能になる。人間は剣などの武器に乗り,妖族は大鷲やエイなどの生き物に乗る。マップには空中モンスターが配置されており,もちろん空中戦も可能なので,飛行はこのゲームの基本ということで押さえておきたい。

 

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移動を楽しくする2段ジャンプ

 Perfect Worldの大きな特徴として挙げられるのが2段ジャンプだ。このゲームでは,通常のジャンプだけでも,普通のMMORPGのジャンプとは比較にならないくらい跳び上がるのだが,2段ともなれば軽く建物を飛び越えたりすることも可能だ。
 また,とくに意味はないのだが,Xキーで空中回転(地上でもできるが)ができる。ジャンプすると通常移動より少しだけ速度が上がるので,文字どおり山野を跳び回ることになる。
 もちろん,2段ジャンプでも跳び上がれない場所はあるが,高いところから跳び下りる分には制限がない。移動に対しては驚くほど制限がない。実際,このゲームほど一般フィールドの「走る跳ぶ」が楽しいゲームはほかにないだろう。

 

 

豊富な騎乗動物,そしてペット群
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 フィールドの高速な移動をサポートしてくれるのが騎乗ペットだ。ワープや飛行といった移動手段が用意されているので,騎乗ペットがいなくてもとくにゲームに問題が出るわけではないのだが,地上の移動は確実に速くなり,馬や黒豹などをはじめ白熊,龍,ライオン,恐竜など,見た目にも楽しいものが取り揃えられているので,オシャレ要素としても楽しめる。
 騎乗したままの戦闘はできないが,ペットの忠誠度が高ければ少しくらいの攻撃を受けても騎乗状態は解除されないという仕様になっている。乗り続けていると騎乗ペットのレベルが上がって,移動速度も少し速くなっていくというおまけ付きなので,騎乗ペットを使うときはベストのコンディションを保つように注意したい。

 戦闘に参加できるペットは,妖精だけが使役できる。これはモンスターを捕獲して飼い慣らすもので,妖精の特徴となっているものなのでいたしかたない。戦闘には参加できないが,誰でも持てるマスコット的なペットというものも用意されている。どうしても「ペットと一緒に戦いたい」という人は妖精を選ぶしかないが,「戦力としては期待してないので,とにかく可愛いのを……」という人はベビーペットを活用しよう。

 

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活発に行われている生産活動
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 Perfect Worldは生産機能も豊富だ。とくに変わったシステムというわけではないのだが,普通に狩りをしているだけでも手に入る収集物の大半は生産素材となっており,狩り場のあちこちには採集対象がちりばめられている。生産関連アイテムには,どの系統の生産に使うものかが書いてある。プレイヤーが習得できる生産スキルは一度に一種類なので,関係ないアイテムはさっさと売ってしまおう。
 なお,採集を行うには道具が必要になる。NPCには,行商人から「スコップ」を買うようにいわれるのだが,売られている「採掘道具」はどちらかというと鍬に近いので注意。
 生産で作られたアイテムは,稀に高性能なものもでき,生産レベルが上がれば製作者の銘を入れることもできる。
 とくに生産をしなくてもゲームの進行にはほとんど関係しないのだが,Perfect Worldプレイヤーのかなり多くが生産に従事しているとのこと。素材やアイテムの売買も活発なので,生産好きの人は試してみるのもいいだろう。

 

巫霊
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 巫霊とは,平たくいえば羽根の生えた小妖精のようなペットで,プレイヤーが育て方次第でスキルをカスタマイズできるのが特徴となっている。巫霊は,プレイヤーの周りを飛び回るものの,自動的にスキルを発動するわけではないので,どちらかといえばプレイヤーの職業に関わりなく使えるスキルが増えるようなものと思って概ね差し支えないだろう。

 巫霊はレベル1から取得できるものとなっており,プレイヤーとともに成長していく。とはいっても,一緒に戦っていれば成長するわけではなく,プレイヤーの経験値を注入するか,経験値補助のアイテムを使う必要がある。低レベルからじっくり育てていくか,キャラクターを先に上げて高レベルになってから一気に育てるかはプレイヤー次第だ。

 

 巫霊には,
  白虎
  青龍
  朱雀
  玄武
の4種類があり,それぞれ成長しやすいパラメータが違っている。
 巫霊の入手方法にはいくつかあるが,レベル1でもらえるクエストが用意されているので,とりあえずそれをやってみるのがよいだろう。
 大きめの街にいる「巫霊の使い」のところで五行天音クエストを受けると,上記4種の巫霊のうちのどれかがランダムでもらえる。

 

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 巫霊にはプレイヤーキャラクターと同様に,
  体力
  
  霊力
  俊敏
のパラメータがあり,ポイントを割り振って巫霊をカスタマイズできる。これ以外に,五行(火水木金土)の属性値(天性)を伸ばすことで使用できるスキルの傾向を決めることができる。
 巫霊の育て方は,人により千差万別で,さまざまな個性を作り出すことができる。自分の戦闘スタイルをより個性的にしてみよう。

 

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豊富なシステムと自由度が魅力

 そのほか,二人乗りやお姫様抱っこができる「ペアシステム」やダンジョン攻略の採点モードなどといった独特なシステムも備えており,人気を博している。もちろん,一般的な大規模対人戦といった要素も抜かりはなく,MMORPGでできそうなことはほとんど残らず盛り込まれている感じである。
 ゲームシステムの基本部は,極めてオーソドックスなMMORPGのスタイルでありながら,全体に感じられるのが,自由度の高さを高い次元で追求しているということだ。キャラクター作成然り,移動方法然り,キャラ育成然り(種族と職業部分が固定されているのがやや惜しい感じだが)。
 自由度が高いということは,プレイヤーの個性をより多彩に表現できるということだ。そして制限が少ない分だけストレスも少ない。長期間プレイすることが前提で作られているMMORPGであればこそ,妥協なく自分だけのゲームが楽しめる仮想世界であってほしいもの。Perfect Worldは,そういうものを求める人にとってまさにPerfectに近いゲームといえるだろう。

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