お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2008/01/31 12:20

企画記事

PCゲーム新作ガイド2008「今年の注目作60本を一挙に紹介!」

Text by 奥谷海人

ロールプレイング

 今回の特集で,情報収集に一番手こずったのがロールプレイングである。大ヒット作「The Elder Scrolls IV: Oblivion」の影響により,「Hard to be God」「Grotesque - Heroes Hunted」といったロシア産に多い,ディアブロ風アクションRPGはどうしても古めかしく見えてしまうので,タイトルのピックアップに苦労したのだ。RPGは,会話やクエストなどが多く,開発期間が長くなりがちであり,数年に一度ぐらいの周期でないと大作が生まれない,というのが現状だろう。

 しかし,今年のラインナップを改めて眺めてみると,ほかのジャンルと同様にかなり期待できそうなタイトルが並んでいる。操作やコマンド体系が簡略化されたゲームが圧倒的なのは,コンシューマ機市場への参入を目論んでいるからにほかならないだろう。

 気になるのは,BioWareがElectronic Artsに買収されたことにより,Xbox 360で大人気になっている「Mass Effect」のPC版リリースの可能性も出てきたということだ。さらに,Big Huge GamesもTHQからRPGをリリースすることになっており,今回あげた作品以外に,今後もいくつかのビッグニュースが飛び出してきそうだ。

image

Dragon Age

image
  • 開発元:BioWare
  • 発売元:Electronic Arts
  • 発売予定日:未定

 「Dragon Age」は,2004年5月のElectronic Entertainment Expoで発表されて以来,情報がほとんど出てこなかったBioWareのプロジェクトだ。Electronic Artsに買収されたことで,現場は混乱しているかもしれないが,そう遠くないうちに,EAから正式に発表される可能性が高い。

 Dragon Ageは,BioWareをRPGのトップブランドへと導いたバルダーズ・ゲートやアイスウィンド・デイルシリーズの,“スピリチュアルな後継タイトル”として位置付けられている,パーティーべースのRPGで,種族や階層の違いから生まれる問題などが,オープンエンドな世界で描かれる。プレイヤーの選択によってNPCの評判やストーリーが変化していく,BioWareらしいゲームシステムはさらに磨きがかけられる。だが,その一方で,複雑な要素は大胆に省かれることになりそうだ。

image
image

Fallout 3

image
  • 開発元:Bethesda Entertainment
  • 発売元:Bethesda Entertainment
  • 発売予定日:秋

 2077年に勃発した核戦争により世界は壊滅状態となり,生き延びた少数の人類は長い間シェルターでの生活を余儀なくされる。主人公はシェルター「Vault 101」で暮らしていたのだが,主人公の父親はOverseer(族長)と対立して,シェルターを飛び出してしまう。主人公はその父親の行方を追って,未知の屋外へと踏み出すことになり,冒険が始まる。

 本作の開発元はThe Elder Scrollsシリーズを生み出したBethesda Softworksだ。したがって「Fallout 3」は,Falloutシリーズを知っている古参プレイヤーだけでなく,The Elder Scrollsシリーズのファンからも注目されている。

 自由度の高さは保証つきで,メインストーリーを放り出して世界を放浪するなんてことはお手の物。膨大な火薬を使って気に食わない相手が暮らす街を,粉々にしてしまうことも可能だ。またFallout 3は,The Elder Scrolls IV: Oblivion同様に,PCだけでなくXbox 360とPLAYSTATION 3版も発売されるが,PC版専用のインタフェースと操作方法が用意される予定だ。

image
image

Guild Wars 2

image
  • 開発元:Arena.Net
  • 発売元:NCsoft
  • 発売予定日:年内
  • ※画像は「Guild Wars: Eye of the North」のものです

 NCsoftの北米におけるフラッグシップタイトルになっている人気オンラインRPG「Guild Wars」の続編「Guild Wars 2」が,2008年中に発売されそうだ。前作はプレイヤー同士による戦闘の評判はよかったが,プレイヤー同士が交流する場を上手く提供できていなかった。そこでGuild Wars 2は,多くのプレイヤーが集えるMMORPGスタイルの領域を増やし,World PvPと名付けられた大規模な対人戦がフィーチャーされるようだ。

 World PvPは,世界ごとに大きなマップが用意される。攻城戦がメインとなるが,前線で戦うだけでなく,物資を送ったり補給経路を守ったりするといった役割もあり,さまざまなタイプのプレイヤーが楽しめるように変更される。前作のキャラクターを完全には移行できないが,拡張パック「「Guild Wars: Eye of the North」」の機能を使うと,ユニークアイテムやボーナスの一部を移せるという。

image
image

The Precursors

image
  • 開発元:Deep Shadows
  • 発売元:Play Ten Interactive
  • 発売予定日:第2四半期

 ロシアのデベロッパDeep Shadowsが開発している「The Precursors」は,「The Elder Scrolls IV: Oblivion」と「Far Cry」を足して2で割ったような作品であり,発売元であるPlay Ten Interactiveは,FPSRPGという名前で紹介している。

 人類が宇宙へ飛び出し,ほかの生命体と接触しだした未来世界が描かれており,プレイヤーは複数の組織間で生活するパイロットという役どころだ。パっと見はFPSのようだが,プレイヤーは250種類ほど用意されたミッションを自由に選べ,レベルアップもできるというゲームシステムは,ロールプレイングそのものといえるだろう。

 グラフィックスが美しいだけでなく,バギーの片輪が破裂すると,車が砂丘に突っ込んでしまうといったような物理効果も見事だ。

 また,基本的に本作は一人称視点だが,バギーや宇宙船,2速歩行のロボットといった乗り物が用意されており,それらに乗ったときは三人称視点に切り替わる。

image
image

Rise of the Argonauts

image
  • 開発元:Liquid Entertainment
  • 発売元:Codemasterss
  • 発売予定日:年内

 ギリシャ神話に登場する「アルゴー遠征隊」を描いた「Rise of the Argonauts」は,主人公イアソンとなって冒険するアクションRPGだ。花嫁を殺されてしまったイアソンは,人を蘇生できるという「金羊毛皮」を探す旅に出る,というのが基本的なストーリーだ。道中で船が停泊する島の一つ一つに,2時間程度で終わるミッションが用意されており,それらをクリアすることで,新しいパワーやアイテムを得ていく。

 ネズミやコウモリといった小動物と戦うということはなく,使用しないアイテムは自動的に船に保管される。また,死体を漁ってお金を見つけ出す必要もなく,プレイヤーは余計な作業から開放され,ゲームに集中できるのだ。

image
image

SACRED 2: Fallen Angel

image
  • 開発元:Ascaron Entertainment
  • 発売元:Ascaron Entertainment
  • 発売予定日:9月

 Ascaron Entertainmentが開発している「SACRED 2: Fallen Angel」は,Xbox 360版の発売を決めたことが影響してか,リリースが遅れている。プレイヤーは,Seraphim,Inquisitor,Shadow Warrior,High Elf,Dryad,Temple Guardianという6種類の種族/職業から一つを選び,30時間以上かかるといわれているストーリーを楽しめる。

 基本システムは,ディアブロクローンとして評価された前作を引き継いでおり,近づく敵を叩き斬り,ドロップされるアイテムをひたすら拾いまくるというものだ。各キャラクターには,それぞれ六つの特殊攻撃が用意されている。特殊攻撃は単発でも使えるが,あらかじめ設定しておけば,コンボとして簡単に繰り出せるのだ。メインストーリーから離れて探索することもでき,トラやドラゴンに乗ることも可能だという。

image
image

Space Siege

image
  • 開発元:Gas Powered Games
  • 発売元:SEGA
  • 発売予定日:第1四半期

 「Dungeon Siege」のGas Powered GamesとSEGA of Americaが組んだ「Space Siege」は,アクション性を高めることで,複雑なゲームにのめり込めないプレイヤーを取り込もうという狙いがある作品だ。宇宙が舞台となっているが,ダンジョンの中をひたすら突き進んでいくゲームになっている。

 Space Siegeはシンプルさがウリで,インベントリなどのマイクロマネジメントは,ほぼ排除されている。ボタン一つでアイテムを集められ,それらを街で売る必要もなく,ところどころにある製造機器で武器や装備のアップグレードに使えるという。プレイヤーキャラクターは人間だが,パーツを使って人体改造を施し,能力を上げられる。また,銃や電ノコなどさまざまな機器を取り付けられるロボットを,傭兵として連れて歩くことも可能だ。

image
  • アクション/FPS
  • アクション/タクティカル
  • アクション/その他
  • ストラテジー
  • シミュレーション
  • アドベンチャー
  • ロールプレイング
  • MMORPG
  • ガイドTOP

All rights reserved to the appropriate holders. Otherwise noticed.

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月19日〜04月20日