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印刷2016/11/24 11:00

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G-Tune,ハイエンドゲームPC「MASTERPIECE」の筐体を一新。その見た目をチェックしてみた

新筐体を採用したMASTERPIECEシリーズ(液晶ディスプレイは別売りです)
G-Tune
 2016年11月24日,マウスコンピューターは,同社のゲーマー向けPCブランド「G-Tune」の新製品となるデスクトップPC「MASTERPIECE i1610」「MASTERPIECE i1710」を発表した。
 ハイエンドゲーマー向け製品シリーズとして知られるMASTERPIECEでG-Tuneは,2010年に導入したPCケースを長らく使い続けていたが,今回,その筐体を一新したというのが大きなトピックだ。新筐体は,強化ガラスパネルで筐体前面を覆うのが,外観上の特徴となっている。

 第1弾ラインナップは,「GeForce GTX 1060」と「Core i7-6700K」を組み合わせた最下位モデルから,「NVIDIA TITAN X」(以下,TITAN X)を2-way SLI構成で採用し,「Core i7-6900K」と組み合わせた最上位モデルまでの4製品。税込のBTO標準構成価格は17万2584円から70万1784円と,かなりの幅がある(表)。

※そのまま掲載すると表が縦に長すぎるため,簡略版を掲載しました。表画像をクリックすると詳細版を表示します
G-Tune

 4Gamerでは,製品発表に先立ち,新型MASTERPIECEについて詳しく説明を受ける機会を得たので,今回はその内容を基に,その特徴を説明していきたい。なお,説明を担当したのは,マウスコンピューター コンシューマ営業統括部 コンシューママーケティング室主任の小林俊一氏である。


PCのトレンドに合わせて,見た目も内部も一新


 まずは新型MASTERPIECEと,従来製品である旧型MASTERPIECEの外観における違いから見ていこう。
 いわゆるフルタワーサイズで,黒地に赤のラインが入る筐体ということもあり,冒頭で示した製品イメージを見て,あまり変わっていない印象を受けたかもしれない。ただ,並べてみると,新筐体は,従来の筐体と比べてかなりの部分が変わっているのが分かる。

新型(左)と従来型(右)のMASTERPIECE筐体を並べたところ。同じなのは色使いくらいと言えるほど,かなり変わった
G-Tune

 従来のMASTERPIECEだと,本体前面上部にインタフェースが並び,その下に2基の5インチベイと1基の3.5インチベイがあるという,オーソドックスなPCケースのデザインを踏襲していた。
 それに対して新型MASTERPIECEは,前面の黒地部分を強化ガラスパネルが覆っていることもあり,ここにインタフェースやオープンドライブベイは一切ない。すべて,本体向かって右側の赤いライン部に移動している。

 実のところ,強化ガラスパネル部は開閉式のドアではない。金属製筐体に接着されている。つまり,新型MASTERPIECEは,前面からアクセスできる5インチベイや3.5インチベイを持たないわけだ。さらに言えば,前面には吸気孔もない。

新型MASTERPIECEの前面を正面から見た状態(左)。ガラスパネルはドアのように見えるかもしれないが,筐体にがっちり固定されている。金属筐体の板金が見えないように,ガラスには塗装処理を施してあり,前面中央部に見えるG-Tuneのロゴマークも,ガラスの背面側を使って描いてあるという
G-Tune G-Tune

 前面右端の赤いライン部には,上側に電源ボタンと動作状態を示すLEDインジケータ,USBポートおよびサウンド入出力端子,そして下側にはスロットイン式のDVDスーパーマルチドライブが並んでいる。
 筐体を床置きした場合,光学ドライブが使いにくい配置になるので,机の上に置くことを前提に設計したのかと思ったが,そういう意図はないとのことなので,光学ドライブの利用頻度とデザインを天秤にかけた結果ということのようだ。

赤いラインの上側(左),電源ボタンとLEDインジケータの下にUSB 3.0(Type-A)×2,マイク入力およびヘッドフォン出力(3極3.5mmミニピン×2),USB 2.0(Type-A)×2という並びになっている。下側にはスロットイン式のDVDスーパーマルチドライブがあるものの(右),「将来的には光学ドライブなしの前面パネルも検討している」(小林氏)とのことだった
G-Tune G-Tune

標準の金属製サイドパネル(左上)と強化ガラス製サイドパネル(右下)。ちなみに,重量はガラス製サイドパネルのほうが軽い
G-Tune
 BTO標準構成の場合,左側面には,上部に排気孔が開いた,ネジで筐体に固定するタイプの金属製のサイドパネルを装備している。ただ,BTOオプションには,ドライバーいらずで開閉できる機構を備えた強化ガラス製の左サイドパネルも用意しており,5800円(税別)の追加料金で選択できるとのことだ。昨今ではLEDイルミネーションを備えたパーツが増えているため,積極的にそれらを見せたいというニーズに向けて強化ガラス製サイドパネルを用意していると,小林氏は説明していた。

 なお,既存のG-Tune製品には,ゲームのキャラクターやG-Tune公式マスコット「G-Tuneちゃん」を描いたクリアサイドパネルがオプションとして用意されていたが,新型MASTERPIECEで,今のところそうしたデザインパネルは用意していないという。ただ,技術的には可能だそうなので,要望次第では実現する可能性があるかもしれない。

標準の金属製サイドパネル(左)を付けた状態と,オプションのガラス製サイドパネルを付けた状態(右)。金属製サイドパネルの上部には排気孔があるものの,ガラス製サイドパネルにはないことに注意
G-Tune

右側面のサイドパネルは金属製のパネルのみ(左)。上部にはヘックスを連ねたような排気孔がある(右)
G-Tune G-Tune

本体背面側から見たカット。電源ユニットがマザーボードの上側で縦置き配置となっている点に注目したい
G-Tune
 以上,デザインを大きく変わっているわけだが,小林氏は,2010年に登場した従来製品からの変更にあたって,「G-Tuneの最上位モデルに相応しい見た目の存在感や,満足感を持たせること」を重視したと述べていた。そのうえで,PCケースを製造するパートナー企業が実現可能なデザインの中から,「MASTERPIECEとして従来モデルの雰囲気も残す」方向性のものを選んだ結果が,今回の新筐体になるそうだ。
 ちなみに,パートナー企業とのディスカッションでは,赤色のラインを金色にするというアイデアも出たが,シリーズとして共通の意匠を持たせるため,赤色のままにしたという。


内部は広々としているが,ドライブベイが少ないのがネック


 外観に続いては,新型MASTERPIECEの内部もチェックしていこう。今回,内部を撮影したのは,2枚のTITAN Xカードを2-way SLI構成で搭載する最上位モデル「MP-i1710PA1-SP」だ。

 左サイドパネルを開けると,すっきりとした内部にちょっと驚かされた。電源ケーブルやストレージ接続用のSerial ATAケーブルをマザーボードを取り付けているパネルの裏側に回して配線する構造は珍しいものではないが,新型MASTERPIECEの場合,筐体内でブロックのようにスペースを取る「ストレージを取り付けるドライブベイ」がないため,内部にエアフローを遮るものがほとんどないのだ。
 これだけ内部に余裕があれば,長さ300mmを超える大型グラフィックスカードを,複数枚でも無理なく搭載できるだろう。

左サイドパネルを開けた状態。一般的なフルタワーPCケースは,フロント側にさまざまなドライブベイを備えているが,新型MASTERPIECEにはそれらがない
G-Tune

 内部の上側には,電源ユニットを設置した「PSU Chamber」があり,中央にATXサイズのマザーボード,背面側中央に排気用の120mm径空冷ファンを1つ設置するという構成となっている。背面ファンは簡易液冷ユニットのラジエータに交換することも可能だ。
 前面がガラス製サイドパネルで覆われているため,吸気孔は,ほぼ全体が開口した底面のみ。広い底面から吸気して,背面の空冷ファンや上部に置かれた電源ユニットのファンで排気する構造というわけである。

上部には電源ユニットを収めたPSU Chamberがあり,PCの主要パーツから電源を離している(左)。MP-i1710PA1-SPが搭載する写真の電源ユニットは,定格出力1200W品。本機以外の3モデルは,定格出力700W対応品を採用するが,BTOオプションで標準装備品以外の電源ユニットも選択できるという。右はマザーボード部分と背面ファンを中心に撮影したもの。背面ファンの部分に簡易液冷ユニットのラジエータを取り付けることも可能だ
G-Tune G-Tune

 ちなみに,MP-i1710PA1-SPは採用するマザーボードにも特徴があると,小林氏は説明していた。消費電力と発熱の大きいTITAN Xを安定して2-way SLI構成で動作させるには,PCI Express x16スロット同士の間にPCI Express x1スロットが1つあるという一般的なマザーボードでは,グラフィックスカード同士の間隔が狭くなってしまうので,放熱効率の点で望ましくない。そこでマウスコンピューターでは,PCI Express x16スロットの間に2スロット分の間隔があるマザーボードを採用しているのだという。
 当然ながら,2枚のグラフィックスカードをつなぐSLI HBブリッジも,長めのものを採用している。

G-Tune
底面の吸気孔には,左側面側から着脱できる大型のフィルターを装備している。底面にファンを追加できそうな穴もいくつかあるのだが,とくにファンの追加をサポートしているわけではないそうだ
G-Tune
2.5インチHDD互換の内部ベイが,マザーボードの右側に2つある。SSDの下にもHDD取り付けに使えそうな加工は施してあるのだが,肝心の取り付け用パネルがない。ここにもう1台のストレージベイが欲しかったというのが正直なところ
 底面やPSU Chamberを,金属製サイドパネルと同じヘックス状のメッシュで覆っている点は,新型MASTERPIECEの内部におけるデザイン面での特徴といえよう。小林氏に,メッシュ部分にヘックス状の模様を採用した理由を尋ねてみたところ,見た目で個性的なだけでなく,開口部を大きく取りながら強度も確保できるという,実用的な利点もあるためという回答が得られた。

 全体として冷却周りを重視した内部デザインだと評価できそうな新型MASTERPIECEだが,では,ドライブベイはどこにあるのだろうか?
 先ほど示した写真でも分かるとおり,マザーボードが取り付けてある側,つまり左サイドパネルを開けてアクセスできる側には,2.5インチHDD互換のドライブベイが2つあるだけである。

 なら3.5インチドライブベイはというと,右サイドパネルを開けた側,マザーボードベースの裏側にあたるところに1基のみ。フルタワーサイズの筐体ということを考えると,極端に少ない。
 標準搭載のHDDが記憶容量3TBと大きめであるとはいえ,残り容量が足りなくなってきたときに,使用中のHDDを別のものに交換するのと,新しいHDDを追加するのとでは,どちらが簡単かは考えるまでもない。フラッグシップモデルであるなら,ストレージの拡張性にも配慮してほしかった。

右側面パネルを外して,マザーボードの裏側部分を確認しているところ。電源ケーブルやストレージ用ケーブルだけでなく,3.5インチHDDやDVDスーパーマルチドライブも裏面側に配置されているのが分かる
G-Tune

 幸い,筐体内部にはかなり余裕があるので,3.5インチHDDの取り付け部品を追加することは難しくないだろう。後付けでもいいので,追加のHDDを取り付ける手段の提供を期待したいところだ。

PSU Chamberは排気孔に通じているので,内部は広々と余裕がある(左)。大型の液冷用ラジエータを設置したり,追加のストレージデバイスを置いたりするのにも使えそうだが,それらを固定するためのネジ穴は確認できなかった。右はストレージおよびマザーボードの裏面。ここにも,ストレージをもう1台くらい置けそうな余裕がある
G-Tune G-Tune


G-Tuneの新世代フラッグシップはユーザーにどう評価されるのか


G-Tune
 以上,新型MASTERPIECEの概要を見てみた。
 6年ぶりに一新されたG-Tuneのフラッグシップとして,見た目のインパクトは十分だろう。ガラス製のフロントパネルは,人によってかなり好みが分かれそうだが,見栄えの派手さという点ではピカイチだ。オプションのガラス製サイドパネルを選び,LEDイルミネーションの付いたパーツを内部に取り付けて,派手に魅せるPCにするというのも面白いかもしれない。
 大型のグラフィックスカードや液冷ユニットを取り付けるのに,十分な内部の余裕も,ハイエンドグラフィックスカードを好んで使う人には魅力的な面もある。

 残念なのは,一にも二にもストレージの拡張性が乏しいところだ。5インチベイを廃止したのは,時代の流れを考えれば妥当といったところだが,内部に十分な余裕があるのに3.5インチHDDを追加できないのは,実にもったいないと思う。
 その意味で,G-Tuneの新たなフラッグシップとなる新型MASTERPIECEは,かなり尖った仕様のマシンということになると思うが,ゲーマーからはどのような評価を受けることになるだろうか。期待を込めて見守りたい。

G-Tune 公式Webサイト


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