北米時間2018年7月19日,Razerは新型の右手用ワイヤードマウス「
Razer Mamba Elite」(以下,Mamba Elite)の製品情報ページを公開し,同時に世界市場へ向けて発表した。価格は
89.99ドル(税別)。レーザーセンサーを搭載する右手用ワイヤードマウス「
Razer Mamba Tournament Edition」(以下,Mamba TE)の後継製品は,「
Razer DeathAdder Elite」(以下,DeathAdder Elite)と同じ「
Razer 5G Optical Sensor」を搭載することで光学センサー搭載モデルとなったのが大きな特徴だ。
Mamba Elite。従来世代のRazer Mambaシリーズはワイヤードモデルもワイヤード&ワイヤレス両対応モデルもレーザーセンサーを搭載していたので,センサーの変更が最大のトピックと言っていいだろう
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ちなみに,左右メインボタン用のスイッチがRazerとオムロン スイッチアンドデバイスの共同開発による「
Razer Mechanical Mouse Switch」へ変わり,5000万回の押下に耐えるとされている点もDeathAdder Eliteと同じ。なので基本的には「DeathAdder EliteのハードウェアをMamba TEの筐体に詰めてきたもの」という理解でいいかもしれない。
一方,「Razer Chroma」に対応するRazerご自慢のLEDイルミネーション機能は,Mamba TEだと左右のライン部にある各7ゾーンとスクロールホイール,Razerロゴ部の計16ゾーンで異なる色を変更できたのに対し,今回のMamba Eliteでは選択できるゾーンの数が20へ増えている。また,本体左右に貼ってあるラバーシートのグリップもテクスチャの変更により強化してあるそうだ。
公称本体サイズもRazer Mambaシリーズの70(W)
×128(D)
×42.5(H)mmからMamba Eliteでは69.9(W)
×125(D)
×43.3(H)mmと微妙に変わっているので,筐体レベルではマイナーアップデートが入っていると思われる。
本体側面のイメージ。確かにMamba TEと比べるとグリップのテクスチャが細かくなっているようだ
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現在のところ,国内販売に関する情報は入っていないが,事実上のフラグシップモデルであるRazer Mambaの新作が日本市場で出ないというのは考えにくい。続報を待ちたいところだ。
●Razer Mamba Eliteの主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
- 搭載センサー:「Razer 5G Optical Sensor」(※DeathAdder Eliteと同じであればPixArt Imaging製「PMW3389DM-T30U」)
- ボタン構成:左右メイン+左右チルトおよびセンタークリック付きスクロールホイール,ホイール手前×2,左サイド×2
- トラッキング速度:450 IPS
- 最大加速度:50G
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:100〜16000 DPI(※100 DPI刻み)
- ポーリングレート(USBレポートレート):1000 Hz
- オンボードフラッシュメモリ:搭載
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- LEDイルミネーション:1677万色(※Razer Chroma対応。20ゾーン)
- 公称本体サイズ:69.9(W)×125(D)×43.3(H)mm
- 公称本体重量:約96g(※ケーブル含まず。Mamba TEは約97gだった)
- マウスソール素材:未公開
- 公称ケーブル長:約2.1m
- 対応OS:未公開
- 保証期間:未公開